風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

胸骨その2

2023年08月09日 | 揺り
いつもは金曜日なのだが、整体の施術日が都合で月曜日に繰り上がりました。
もっと響く声を出すための体の準備を教えて頂きました。
背筋と腹斜筋で支えると言葉で言うのは、簡単だが、息を吐ききった時に
緊張を感じるところがその筋肉である。
今までのように力を入れるという表現はしません。
あくまでも支えるのです。
先月の中央会で、詩吟体操のバージョンアップで、胸骨を意識することを
お話しました。

今月は、更に、胸骨の後ろ側の背骨の一番上のあたりにポイントを置くことを
提案しました。
これで前と後ろとで、ペアになった。
後ろを意識することで、鎖骨の下が開き、またさらに胸骨で支えることに
よってエネルギーが充満するのが感じられる。

前と後ろ、右と左、上と下 必ず一対となって作用が高まる。
面白い。そのあたりの面白さを、立った姿勢でどう伝えていくか。

整体の帰りにテレワークコースで、一人カラオケ。
整体で体の調整が出来た後だから、もうすでに体は喜んでいて、面白いくらい
声が出る。この声が出る時は、勝手に揺りが入る。あぁ、快感!

若い時は、出したい時すぐに出てきた声がこんなにも手間のかかる体になったのか。
しかしその頃は、めったやたらに大きな声を出していたから、どんなに時間を
かけても、揺りには至らなかった。むしろ、揺りなんてと思っていたもの。
 
まだ、無理なのに、揺りをどうしても入れたいという会員さんに、安定した
声が出るようになったら、自然と揺れて来るよと、伝える。
それでも、揺りたい。その気持ちはよくわかる。
自分の体をもっとコントロールして次に進めるのだよ、詩吟体操の本当の
意味をもっと深く正しく伝える方法を考える。考える。かんがえる。
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関吟華州会 山口華雋先生

2023年03月26日 | 揺り
T先生に教えて頂いたYouTube、華州会の山口先生の詩吟教室が、最近
教えて頂いた情報の中では、飛びきりです。

すぐに、見ることが出来なかったのは、探し方が下手だったからです。

やっと見つけました。

芦孝会にお越しいただいて、ご講義を頂いた時と変わらぬ若々しい声で、
そうそう、そんなことを教えて頂いたなぁと、嬉しくなりました。

いつ聞いても何度聞いても飽きずにお声を聞き、何度でも納得する内容で、
初心者にも、経験者にもあり難い講義です。

何よりも、関吟流の先生であることが、飛びきりです。

おかげ様です。ありがとうございます。

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譜ナンバー11と14

2022年07月07日 | 揺り

二段上げと二段上げ揺り

とても情緒のある譜である。他流には、あまり見かけない吟法でもあります。

長すぎても短すぎても、雰囲気を壊してしまいますが、思う通りに吟じられたら、

この上なく味方になる譜です。

 

それにさらに揺りが付くのが、14番の二段上げ揺り。

14番は、習熟には11番が出来たからと言ってもその先は、近そうで遠い。

 

教室で習うときは、そのあたりのことをよく説明して、11番、12番、14番の

説明をすることに決めています。

 

 

それにかかわることで、野田芦孝会長が、フォローをしてくださったことをお聞きしました。

ありがたいことです。私自身、テキスト通りに吟じるということをとても大事にしていますから、

そこに、間違って吟じた会員さんがいることには、考えられる理由があり、思い当たることは、

これであろうと推理までして下さったようです。

 

このようなフォローがあること、会長としては当たり前のことなのでしょうが、自分の身に起こり、

知ることが出来たこのは、とても嬉しいことでした。

揺りと言うことから、暖かい心を知るに至り、揺りとは暖かいことも大事という分かったような

わからないような思いにとらわれ居ります。

この思いは、いつかは、言葉となり文字となることでしょう。

 

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六から七へ

2022年07月06日 | 揺り

譜№25 大山 の形を習得中の男性。

とても気持ちよく詠っています。吟詠が、ゆったりとして来ました。

大好きな漢詩をうれしくてたまらない様子で、吟じられます。

この思いに水を差さないで、もっと気持ちよく、関吟の約束事に添った

吟じ方ができることをわかっていただくには、どうしたらよい?

毎回、立ち止まり、毎回同じ結論を出す。

    小細工をしないで、私の感じたままを伝えるしかない。

 

   〈余計な雑音を入れない。〉

楽をしようと思っているわけではないことは十分わかっています。

意識とは別の体が、欲しているのだろうと思う。

 

六の高さがきれいに出て、更にのびやかな声・音が出てくるようになったのになぁ。

濁った音色の六ではずみをつけて、七の音に上がる癖がある。

女性には、見かけません。

六の高さの音色のまま、丹田に意識を下ろして行く(決して力をいれるのではない)

すると、美しい音色のまま七の高さの声がでる。

ほら、できるじゃない。

 

その意識と体との連携を、うっかりすると忘れる。

その濁った音をださないで、とか、弾みを付けようとしないで、とか、毎度言葉を変えてみる。

 

気持ちよく吟じれば吟じるほど、テキストにはない音が出現する。

そして、山を下りていくときにも、五から三半の高さに下りる時も、無駄な音階が入る。

毎回、訂正してすぐに治るのであるが、次の練習では、また同じ繰り返し。

 

ここであきらめてしまうと、その上には、伸びていくことが出来ない。

ただただ、気付きを促す。

手を変え品を変え言うのではなく、同じ言葉で、ただただ繰り返す方が良いのかもしれない。

 

ほんのちょっとしたことを見逃すと、先に言って、大きく道が広がって、元の軌跡に

戻すのが、多大な時間と量力が必要となる。

そうなって、悩まないで済むようにと考える。

しかし、自分が理解して、自分で変えようとしない限り変わらないのである

ということもよくわかる。

転ばぬ先の杖は、上を目指すには、余計なのかもしれない。

それでも、言わずにはいられない。

ここまで来て勿体ない、もっと先にいけるのに。もっと楽しんで詠うためにを考える。

 

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4.呼吸

2022年06月24日 | 揺り

息を吸うことによって、胸に貯めた空気がのどを通って音となる。

息を据えるということは、息を十分に履く力があるということ。

吐くためには、肺が良く広がっているということ。

しぼんだ肺を広げるには、肋骨が上に上がり、それとともに外に広がった肩甲骨が

背骨の方に向かってコンパクトになること。

 

日頃、肋骨打の肩甲骨だのと意識したことがないので、それを動かすなんて、

骨が動くとは思いもよらないと思います。

 

まず、骨を触ってそこにあることを意識して、更に動くことを理解するのです。

詩吟体操簡単な動きですが、習熟するとその効果は、その二つの骨たちを動かして、

良い位置にもっていくことができます。

 

発声練習をする前に、声を豊かに出せるように楽器としての体を調整します。

 

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2.「喉ではない」

2022年06月14日 | 揺り

「揺り」から、連想するのは、私の場合オルティンドーの練習です。

長年詩吟を続けていましたが、まだ、そのころは揺りには興味がなく、

真っ直ぐな飾り気のない詠い方をしていました。

オルティンドーは、声を長く引いて、三種類の声の揺らし方があると、

習っていました。

一番簡単な声の揺りを得意になって詠っていましたら、揺りは、喉ではなく

お腹でゆるものですと、指摘されました。

私の直接の先生は、そのことにまだ、言及していません。

なぜなら、私には、期待して居ないからです。

先生の先輩歌手が、そのように言ってくださって、初めて、先生は、揺りについて

少しだけ説明をしてくれました。

その先がなかったということは、私の、その時の声の出し方では、どんなに

説明しても箸にも棒にもかからない。

それよりも、今出来ることは、豊かな声をまっすぐに出すことが、先ず、しなくては

いけない事と、考えていたのです。

それは、ずいぶん後になってそうだったのだろうと、分かったのですが。

それに気づいたのは、オルティンドーの歌詞をカタカナで書いたノートの端に

「肩で息をしない」と書いてあったのを見つけた時です。

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1.揺りについて

2022年06月13日 | 揺り

長年ブログをやってきて、質問が届いたのは、初めてのことです。

しかも、「揺り」についてです。

これは、大変なことになりました。

大変ですが、「揺り」は、これだ!と言い切ってしまうことのできない

永遠に続く問題ですから、嬉しいことでもあります。

下手を書いてしまうと、ツッコミが来そうです。。

おたおたするかもしれませんが、質問もツッコミもじゃんじゃん来てほしいです。

怖がりながら、早速、カテゴリーに「揺り」を追加しました。

マンネリ化していたブログに新しい風が吹きはじめるでしょうか?

 

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