風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

コンポステラ星空ライブ

2011年09月28日 | 徒然に日々のことを
ナチュラルカフェコンポステラ星空ライブ第六夜

出演:柳家小春(唄、三味線)
    NRQトリオ
    吉田悠樹(二胡)、牧野琢磨(ギター)、服部将典(コントラバス)


行ってきました。

コラボとは、面白いもので、三味線と着物のどちらかと言うと粋な女性と、二胡はまだしもエレキギターとコントラバスとが、一緒に演奏するなんてことが、私の中では、ありえないものでした。
コンポステラはじめ、オルティンドー関係の人たちのライブに通うようになって、思いもかけないミックスが、興味深く心にしみるのでありました。
これをコラボというのでしょうね。

小春さんは、細くて小さな体に似合った声なのだけれど、決して弱弱しくなくて、きれいに通る声は、詩吟とまた違う音色で、喉から下の働きはどうなっているのだろうと、しきりに気になった。

墨田の花火のときは、屋形船に呼ばれて「両国」を演奏なさったとか。
そして、その唄のちょうど花火が上がったときに、墨田の花火の最初の花火が上がったとの話は、とても面白く。
それを淡々と語る小春さんは、その声の芯の強さというか、一見した印象とは違う日本の女の家に秘めた力強さを感じました。

NRQトリオの吉田さんは相変わらず、おしゃべりが極端に少なく、演奏の練習ばかりで、MCの練習はまずやってないし、準備してないと言う印象を受けるのです。
それはそれで、コンポステラという場所でのライブだから許されているのかな。

もう少し、自分たちの曲の説明をして、観客に聞く気にさせる工夫をすればよいのにと思うのでした。
そんなわけで、何処を目指しているのかわからない彼らでした。

コンャXテラのかもし出す雰囲気のよさは、私のような叔母さんが居ても居心地が良いのですが、観客は若い人が多く、彼女、彼らは小春さんの演奏をどのように聴いたのでしょう。

ちょっと聞いてみたい気がします。

星空の音楽会第七夜は11月15日。
今度は、どんな音ですか?




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9月関吟東京中央会

2011年09月25日 | 詩吟
社団法人関西吟詩文化協会の絶句のテキストが第六十四号を迎えました。
一号に付三つの絶句が入っていますから、合計で192の詩を習うことになるのです。

師範としては、この全てを習い吟じられるはずですが、本当に吟じられるのは、わずかで、まして自信を持って教えられるのは、いくつあるだろうか。

教える前、錬成会の前には、これと決めた吟をおさらいして臨むわけですから、問題ないといえばそうなのですが、積み上げることの大事さを思います。


会場も寄り駅前のコンビニには、以前は広いフロアの喫茶店でした。
まだ、支部に昇格する前は、お稽古帰りには、まっすぐ帰っていましたが、やがて、お茶でサヨナラをするようになりました。
発展途上にあった私たちは、子供だったわけで、その代わり、ほとんどの人がお茶には参加して、甘いものには目の無い私は、楽しみだったわけです。

その会も、成熟してきて、それぞれの関わり方も変わってきて、いろんな考えがミックスされてきて、人数も支部を歌えるほど増えて来ると、幹事さん+アルファで、食事とお酒の会になりました。
お酒が入ると、人と人との距離がぐっと近くなり、踏み込んだ話や、しらふではいえない反対意見が出るようになり、帰りの会はますますディ-プで、面白い物になってきました。

慎ましやかで、こじんまりした会から、幹事といえば会計だけだったのが、いつの間にか、幹事だけでも今は何人になったろうか。

積み重なりと言うものは、すごいものだ。
常に発展し続けてきた東京支部の原動力は、なんだろうか。


歴史を重ね大所帯になって、支部に昇格しても、全てに開かれている方針は今も貫かれています。
学びたいものにとっては、本当にありがたいシステムで、何時何処へでも行って、何でも知りたいことを質問して、教えを請うことができます。
これは、関吟の中でも、かなり画期的なことと思います。

おかげさまで、師範となったいまでも、言いたいことを言い、利きたいことを聞き、答えを頂けるのは、ほんとにうれしい。
昇格をしたからといって、偉そうにしないで、謙虚でいることは難しいのだけれど、こんな風にオープンで居てくれるおかげで、虚勢を張らないでいられるのは、もっとも私にとってありがたいことです。

お尋ねしたことに、快く応えていただいて、ほんとにありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。




10月9日には、発声箇条について、11月26日には、YUBAメソッドによるボイストレーニングの講演と、いま、取り組んでいる発声についての、情報を得ることが出来ます。
どれだけ、理解できるか、古ぼけてきた脳みそに刺激を与えてきます。

さて、土産を持ち帰ることが出来るのだろうか。

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ジャキ=Eエヴァンゴ

2011年09月23日 | 
天才オペラ歌手 ジャッキー・エバンゴ 

驚きの美声と声量です。

ただただ、驚き、感動。
観客と一緒に、声援を送る。


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久しぶりにスカイツリー

2011年09月23日 | 徒然に日々のことを
熱かった夏がやっと終わり、夕刻の川風を受けながらのサイクリングは、気持ちよかったです。

夕焼けに染まって行く空を見ながら、河川敷で楽しんでいる人たちも、あの過ぎていった夏の狂騒曲を、わすれて、のんびりとおだやかでした

ワンちゃんも、息遣いが穏やかで舌を出しているワンもいませんでした。

なんて、いいときなんだろうねぇ。


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15号台風

2011年09月22日 | 徒然に日々のことを
昨日のこと、首都圏を、15号台風が襲いました。
主要駅での、帰宅難民の様子を夫とテレビで、見ていました。

夫は、台風銀座の生まれ育ち。
先の予測をして、さっさと休暇をとり、傍観者をきめこんでいたのです。

私も一緒になってテレビを見ているわけだけれど、夫が、今ここに居なかったらどうしていたろうかと思う。
午前中の静かさに惑わされて、出かけて居たかも知れず、「台風の予報は当たるんだから」との夫の言葉に同調していられなかったことだろう。


これほどの、雨と風でも、カーテンを引き何かに夢中、それこそ詩吟の練習で大きな声を出していたら、ちっとも感じないほどに、守られた環境に居ることを、あらためて知るのでした。

夕刻、夕刊を集合ャXトにとりに行こうとして、始めて、開放廊下にたたきつける雨と風をみて、台風の強さをこの目で確かめ、驚いた次第。

それほどに、自然とは、隔絶された環境に居ることを知り、愕然としたのでした。

コンクリートとサッシの建物が、肌で感じることを阻止していること、季節の変わり目を、温度も風もにおいもない映像から、知った風に装っている自分に、がっかりする。

スーパーマーケット、空調、交通網、情報網で、安近短な生活をしている特に首都圏人は、何かあっても何かが守ってくれる、何か別の方法があると信じて、高速回転をしながら効率至上主義で生活をしている。私も含めて、いろんなものを跳ね飛ばし、とりこぼし、見落としているわけなのよねぇ。

田舎で生まれ育ち、自然そのままの中で仕事をしている夫は、じっと待つ、やりすごすことをよくし、じっと観察し、じっくり対処することに、長けているのでした。

結論を急ぎがちな私には、なかなか理解しがたいことでしたが、年を重ねることによって、少しわかるようになったかなと、感じる台風15号が来た日でした。


今朝、出勤して、夫の予測と行動に、同僚の賞賛の言葉があったとか。
同僚は、帰宅は午前1時だったそうです。
そして、今日もまた、普通どおりに出社されたのですね。ご苦労様です。

あ、そうだわ、首都圏人といっても、庭付き一戸建てに住む人たちは、その限りに有らずなのでしょうねぇ。
うらやましいなぁ。風と雨の強さや、風に吹き飛ぶ葉っぱをこの目で確かめて、自然の脅威を感じたことでしょう。・・・・・・・・・・


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母さん叱る

2011年09月17日 | こたろう語録
とうさんが、叱られてた。

さっき、僕がゴミ箱というものに頭を突っ込んだからだ。
だって、いいにおいがするんだもの。たしかめたくなるよね。

どうやら、とうさんが、食べる煮干のにおいの付いた袋をその箱に捨てたかららしい。


かあさんが、口をすっぱくして言っていることにかんけいがあるらしい。

「この箱は、紙くずだけ。ちょっとでも、食べ物に関係したものは、台所の蓋のあるゴミ箱に入れること」とね。

とうさんは、空っぽだからって、煮干の匂いが残っているのをしらないで、その袋をつい、その箱に捨ててしまった。
鼻の利く僕は、すぐさま、確かめに行った。

そしたら、かあさんの怒りにふれたらしい。
僕ではなくて、とうさんがね。

がみがみかあさんは、好きじゃないから、別室へ避難。

とうさん、かわいそうに。

かあさんは、まだ、言ってる。「・・・・・・がみがみ、・・・・・こたろうには、この10年一度だってゴミ箱漁りをしたことが無かった・・・・・」

ふーん、かあさんにとって、だいじなことなんだ。

僕は、本能に従うだけだからね。

とうさん、がんばって!
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五似ん会

2011年09月10日 | 徒然に日々のことを
一泊で、旅行に行ってきました。
観光よりも,会っておいしいものを食べ、おしゃべりをして、温泉に浸かる。
特別に、これと言った話でもなく、安心と幸せ感の中にどっぷりと浸かった時が過ぎていく。

同じ空気を吸い、同じ目標に向かって突き進んだ者たちが、年を重ね、あの頃の激しさは、身のうちのどこかにあるけれど、今は、そのときのとげとげしさ、激しさは、肥しにしてしまった感がある。

リタイアするよと聞いていたけれど、漫然としている人とは思っていないので、何かあるとは思っていた。
7月にリタイアして、8月には、桃に関わる仕事を立ち上げたと言う。
驚きはしないけれど、早業は、彼女の独壇場だ。

リタイアした仕事は、自然の流れに沿って続けてきて、うまい具合に娘さんに受け渡しすることが出来た。
今度の仕事は、好きな分野の仕事だから、まだ、海のものとも山のものとも知れない状態でも、きらきらして、幸せ感たっぷり。

思いがけず、ご主人がはまってしまって、最大の協力者、片腕となりそうだということ。
第二の人生を、来し方を分け合って、よくわかりあったパートナーと進めることは、最大の武器になりそう。何よりも、彼女が喜んでいた。

こんな話を聞かせてもらい、やっぱりなぁと、おもう。
キャプテンとして、重責をものともせず、やり遂げた彼女ならではだなぁ。


それぞれから、一杯良い話を聞き、元気をもらい、温泉に心も体もほぐされて、良い二日間だったなぁ。
私も、ちょっぴりは、みんなに元気を分けてあげた。よね・・・・・?



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夢青葉 9月の練習

2011年09月04日 | 詩吟
遅速の台風が、四国中国を暴れまわり、親戚や友達の様子が心配なこの2,3日。
岡山出身の3人は、あちこちに連絡をとり、被害の無いことを確認して一安心。


お稽古のはじめに、被害を受けた人がいるというのに、詩吟なんてやっていられるって幸せだねぇ!とTさんが言った。感謝の思いで、練習をはじめる。

今日は、昇段のお稽古もあるので、体操を省略しようとすると、是非にとリクエスト。
やはり、体をほぐして胸を広げる体操は、必須の模様。
あらかじめ体をほぐして練習に臨むのは、まだ、出来にくいみたいで、私の手助けの元に体を動かすのが、ほんとに心地よいみたい。

先月の吟(「常盤雪行」)のおさらいは、なかなか仕上がらず、今日は、新しい吟を始めるのは、断念。
まじめなメンバーだから、納得しないうちは進みたくないのである。こんなとき、「今日は、新しい吟はやめようよ」と、3人は一致団結する。
これも、3人同時スタートの利点として、今日は、すべておさらいデー。

昇段試験に選んだ吟題は、それぞれが、よく練習しているようで、ほとんど直すところが無く、昇段に向かって、前向きなのが頼もしい。

初段は難なく合格と思われるので、あまり心配はしていません。
そして、その吟で、12月の練成会にも臨むつもりらしい、今は。

新しい吟法に、苦手意識を持たないようにしたいのだが、さて、そのほうほうは。これからの課題。
それから、みんな、急に、声に太さが増してきたのを、驚きを持って眺め、耳を傾ける。

不思議なような、あたりまえのような、ふっと異次元にはいって行った様な気分になる。

エッヘンと今までだったら、威張って見せるところだが、私も先生として、ちょっぴりは成長したみたい。(カナ?)




今日は、Yさんの弟さんの渥美窯作陶展を冷やかしに行くので、練習の後のおしゃべりは、無しにして、Yさんと新宿へと向かう。

ふるさとの備前焼に似た土で、松の木を燃料に焼かれていて、素朴な味わいの作品だった。

まるで、青いさんご礁に囲まれた与論島がそこにあるような、皿が気に入った。
それは、残念ながら、弟さんの作品ではなかった。
記念品に、釉薬のかけていないぐい飲みを頂きました。
酒がおいしいですよといわれたのですが、たしなみませんと言ったら、水でも良いですよと。

釉薬にどっぷりと浸かってない花瓶は水を入れておくとよいと聞いたことが有るので、これもそうですかとたずねたら、然りとの返事。
Yさんは、家に帰ったら水を入れますと言い、私は、ぐい飲みは飾らないで、水を飲みますね、と返答した。

Yさんとは、いつも練習会場でお別れなので、電車の中でたっぷり1時間ほどおしゃべりが出来ました。
驚くほど、似た考え方をしているのを二人で、面白がった。
好きな陶器を手に入れ、おしゃべりをして、満足の一日。




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