誘われて地域学習センターの歌声ひろばに参加。
童謡や昭和歌謡を貸し出される歌集を見ながら、ピアノの伴奏で次々に、
歌って約2時間。
似たような年代の99パーセントが女性の顔ぶれにぴったりの選曲でした。
そして、声楽の専門家と想像される美しい先生から、一曲終わるごとに、
「ありがとうございます」何かを付け加えてコメントされるたびに「ありがとうございます」がついてくる。
「上手」とか「いい声」ではなく「ありがとうございます」のことばに不思議
な気分になっていきました。
そして、ピアノの伴奏で歌うという贅沢も味わいました。
地声で詠うことを続けていて、いつしか、歌謡曲や唱歌などの柔らかい発声を
忘れてしまっていた私は、苦手意識に包まれていました。
ところが、今日は、比較的高い音程であるのに、裏声モドキも出せて、中音の
声の変換点も何のその乗り越えて詠っているのに、おどろきながら、どんどん
いい気分、いい声になっていきました。
歌詞を見ながら、ほとんど間違えずに歌えた19曲!
この処、和歌、俳句、静かな漢詩を吟じる練習をし、柔らかくてしっかりと
支えられている音色を練習していた成果をそれとわからずに手にしていたのか
なあ?
不思議。不思議。
誘われると断れない友人が隣に居て、「楽しいねぇ」というと、嬉しそうな
笑顔が返ってきました。