風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

大きな宿題

2007年01月31日 | 風のこたろう裏日記
○○さんの、ブログを恐る恐る訪問してみました。
先日の介護の番組を見てを書いてから、彼女はこの日記を読んでいるかどうかわからないし、私の言葉に影響されるかどうかもわからないけれど、私は彼女に投げかけた言葉を、ちょっと気にしてました。

訪問医さんやネット仲間さんの応援を得て、お父様のショートステイ利用に踏み切ったと書いてありました。
案ずるより産むが安しと彼女は友達にも言われたし、彼女もそう思うと書いていました。
はぁー、良かった。ほんとに良かった。

「お父様の部屋は暖房を切っているので、寒い」と。。。

その言葉に、たくさんの思いがこもっていました。
そして、看護婦さんからの、「これからですよ」の言葉にも、とても重いものを感じました。

ちょっとだけ、手を貸してもらったり、ちょっとだけ外に目を向けるだけで、心が軽くなったり、体が楽になったりするのです。
どんなに強い人でも、休憩は必要です。

休憩は、やめることではなく続けるためのものなのに、罪悪感を感じてしまうまじめさは、ちょっと、横においていろんなことを試してみると、いろんなことが見えてくるのです。

このことは、夫にも言えることで、これから先の長い折り返しの人生を、いかに心豊かに過ごせるか、大きな宿題です。

             ☆

さて、明日は2週にわたってお休みしたSAVE THE CHILDRENの日です。
明日は、久しぶりに子供たちに会えます。

先日お目にかかった日本大使館の方に、私が行くハイリャスのSAVE THE CHILDRENは、正式にはSAVE THE CHILDREN UKだそうです。

最初SAVE THE CHILDREN Japan が建物を建てたのですが、管理が行き届かなくて、次にイギリスが受け継いで運営しているそうです。
私の後任をモンゴル日本センターの方に相談をと持ちかけたときに、ドギーさんが、積極的ではなかったのは、「UK]の管理下にあるからかもしれません。
私の提案の仕方、通訳の仕方、ドギーさんの受け取り方、立場が全てかみ合っていなかったということでしょうか。

間に人が入ることによって、何重もの誤解が生じるのは仕方がないのですが、このところの夫の帰宅時の表情はちょっと暗い。
今度の通訳さんと、いろいろと行き違いがあるようで、それが、私の気楽な立場と違って、仕事ですから、悩みは尽きないようです。
あと少し、頑張れ!としか言って揚げられません。。。
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ふんわり泡たて

2007年01月30日 | UBから
日曜日に料理つくりのお手伝いに二人の女性に来てもらいました。
作ったのは、白菜鍋、ぎせい豆腐、ピーチガトーです。
ケーキつくりをしたくてたまらなかったSさんと、お惣菜を作りたいEさんと、ちょうど良い病み上がりのリハビリでした。



ケーキ型は大き目のサラダボールを代用にしました。
取り出しにくくて、ちょっと困ったのですが、なかなかの出来でした。
味は、もちろんベリーグー。

次はシフォンケーキを作りたいとSさんのリクエスト。
日本では、シフォンは作ったことがなかったので、今日、試作してみました。
こんなとき、インターネットはありがたい。
レシピを取り出して、早速作ってみましたが、最初にしてはかなり良く膨らんで、本番はたぶん大丈夫。

体力が付いたおかげで、15分の泡立てにちっとも疲れなかったのがうれしい。
こちらに来る前は、体力が最低に落ちていたので、泡たて器を持つことさえ避けてきたのに、たずなを持っているだけでも腕力が付いたようだし、長時間たっているのも平気でした。

いろんなところに、乗馬によって体力が付いたことが証明されて、よし良しと一人ほくそ笑んでいる。

さて、明日は、本格的外出をしよう。
外気に、どれだけ、喉や肺が耐えられるか、実験です。
それで、OKなら、ボランティアに行って、待ちぼうけの子供たちに会うことができます。
鼻声と、少しの咳が残っていますが、子供たちは元気だから大丈夫でしょう。
咳が出始めたら、止まらないのも、あめをしゃぶったり水分補給をすれば、木曜日までには、直ると思います。








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ボランティア

2007年01月25日 | チンゲル亭裏日記
今頃、トゥールさんは、私の代わりの授業を終わっているころです。
今日の課題は、ベビーアパトサウルスの折り紙です。
「高井くんのおりがみ教室」http://www.asahi-net.or.jp/~uz4s-mrym/page/origami0.html で折り方を頂きました。
昨日、家に来て折り方を練習して帰りました。
特別難しい折方はないと思ったのですが、、、折り紙に親しんできてないと折る回数が多いと難しいと感じるようでした。
ちょっと課題選びを失敗したかなと今、心配しているところです。
トゥールさんのことだから、きっと、うまく切り抜けるでしょう。

そして2時からは、自分の授業です。
それに対する準備は、質問されない限り触れないことにしています。

モンゴル日本センターで本を借りるのも、モンゴル人は日本語を教えていることが条件です。
これまで3度、代わりに本を借りてあげましたが、彼女のために毎週モンゴルセンターに出かけるのはだんだん億劫になってきていました。

3冊しか借りられないので、私の借りたい本はあきらめるしか有りません。
それに、こんなに、まじめに日本語に取り組んでいるのに、誰かに肩代わりして本を借りてもらわねばならない理不尽さに、腹が立ってきました。

昨日は、トゥールさんに提案しました。
SAVE THE CHILDRENの職員の方に、日本語を教えていると言う証明を書いてもらって、それで、本を借りられるようにお願いしてみたらどうでしょうと。

それが、うまくいけば、彼女は私とスケジュールを合わせながら、本を借りたり返したりする必要がなくなりもっと身軽になります。
首尾よく行きますように。

さて、二度も続けてお休みした教室ですが、来週子供たちはどんな顔して待っていてくれることやら。。。

3月いっぱいで終わりになるこの教室の、望ましい締めと言うのはなんだろうと考えています。
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仕事休んで行った生体

2007年01月25日 | こたろう
今朝の寝起きは良かったのだけれど、お昼寝で爆睡をしてしまって、あわてて起きたのがいけなかった。
強烈な痛みに、がっかり。
昨日の、整体の効果は、あったような気がするのだけれど、、、
たちどころに痛みがなくなるのを期待したのは、甘いよねぇ。

いつもは、自然な寝覚めでおき、布団の中でごそごそして体がちゃんと目覚めてから、起き上がる。
起き上がっても、のらりくらりして暖かいところにどっかり座り込んで、体が中から温まるのを待つ。

そんな風にして、自然に体が動くようになると、腰の痛みがとれて、普通に歩けるようになる。
それが、大体9時ごろ。
仕事の日は、ゆっくりゆっくり身支度をして、十分時間をかけて駅に行く。
そうすると大体1時間遅れの11時10分前くらいに会社に到着。

無事約3時間ほどの仕事を終えて、(おひるやすみ1時間)3時に一通りの仕事が終わる。

体調がよければ、定時の4時まで居て、帰る。
だんだんと、3時に帰りにくい状況になっているが、体が大事と思って早帰りを主張しています。

そろそろ、長いねぇと言われる時間が過ぎている。
そういわれるようになり、自分もまだなのかなぁと言う思いに囚われて、浮気をして、別の先生にかかったのだが。

仕事を休んだことで、良い影響がはっきりとは感じられない。
今が、がんばる肝心なときなのか、決断をするときなのか。
良く分からない。

私の仕事は、肩代わりする人がボスしか居ないわけで、余った時間を隣のチームの仕事を手伝うほど元気ではなく、明日も、自分の担当の仕事が終わったら、さっさと帰ることにしよう。

夫との電話で、帰ったら、母を含めたこれからの生活のイメージつくりをしましょうと約束をしました。
母のこと、そして始めての私の体調の変化を見て、やっと、その必要ありと感じてきたらしい。

今は、母のことを目の前にしているから、私の提案にうんと答えたのだろうけれど、帰宅して喉元を過ぎるとどうなるだろう。

新しい仕事が、2月から始まるので、それに目を奪われてしまう前に、イメージつくりをしなくては。

先のことを考えている私は、良い方向に作用したと考えてよい。かな?
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九州弁の文章?

2007年01月24日 | チンゲル亭裏日記
夫が報告書の末ハ訳さんに頼みました。
ざっと読んで分かりますかの問いに、「ハイ、ハイ」との二つ返事。
(その文章は、たとえ日本人の私が読んでも半分理解すればよいくらいの専門分野の報告書です。)

しばらくして、彼女の言うことには、「あなたの文章は、九州弁だから末ナきません」と。
どこが引っかかったのか、調べてみると「とりわけ」「おいて」などの言葉でした。

「わからない」という言葉を発せられないらしいのは、いままでの通訳さんに共通することですが、いろいろとその人によって、表現が違うものだと、感心するしかない、ようです。(夫よ頑張れ!)

夫が「九州弁」という言い方を否定しなかったら、何度も使って夫の文章が悪いという。
末ヘ、正しくても間違っていてもその通りに末キるのが、通訳の仕事だよということが、まだ、よく分かっていないようです。

それでも「九州弁・・・」というので、とうとう夫が上記のカッコ内のことを告げると、ようやく、安心して黙って辞書を引きはじめた、と。

ただ、この通訳さんは、お客さんが来るとすっと立って行き、手早くお茶を入れる礼儀正しい楚々としたところが有って良い、と。
ゲレル教授が、質問に来て話し込んでから帰るとき、普通モンゴル人の偉い人はしないらしいのですが、「お茶をありがとう」と言って帰って行ったそうです。
それに気をよくした彼女は、今のところ日本語の仕事以外では,なかなか点を稼いでいるようです。

ただ、私が感じるのに、夫が偉ぶらないので、彼女は夫をかなり侮り始めているようです。
控えめ、謙遜の通用しないモンゴルでは、能有る鷹は爪を隠す方式は、物事がスムーズに運ばないのでした。

前の通訳の大学院生もたまたま部屋にいて、上のゲレル教授(ドガラ教授より格上)が部屋で夫と友達のように話しているのを目を丸くしてみていたようです。
「今頃、尊敬のまなざしをして夫のことを観ても遅いのだよ!」と私が叫んでも否定をしなかったところを見ると、図星のようでした。

そういう夫の態度、あるいは年よりも若く見えるところが、ジワリと首を絞めているのではないかと、取り越し苦労をするのは私だけのようです。

そういえば、助教授も自分より夫が年上ということを知ってから、質問が増えたとか。
年下、格下には教わりたくないという思いも強烈のようです。

あと少し!
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先週の課題 その2

2007年01月24日 | SAVE THE CHILDREN





それぞれが、どんな顔をして書いていたのか、想像しながら、一枚一枚眺めています。
私のことを、よく観察してくれているなぁと思います。
自分の顔より、私の顔のほうが良くかけているのは、あまり鏡を見ることがないのかもしれません。
私が描いたサンプルと同じ顔を欠いた子も居ます。そして、自分の名前のところにも、私のサンプルの通りに書いてしまった子供もいて、おかしいなぁと一人で噴出しています。

初めての参加で、私の顔を知らない子供は、自分の好きな絵を、顔はかけないと言う子供は、自分の好きなものを描いてくれました。
大きな紙にはかけないから、4分の一に切ってかきました。
それぞれ、自由に楽しく書いてくれました。

五十音がどのくらい頭に入っているのか、「あ」はやはり難しいと言うことも、意図していなかったのですが、いろいろと分かりました。

明日も、トゥールさんに任せますが、恐竜の折り紙は、どんな風に出来るでしょうか。
楽しみです。
国歌の、歌詞カードは、狼の絵の封筒を描いてくれたガンボルトの封筒に一緒に入れてくれていたものです。
立派な、歌詞カードがモンゴルにはあるのですねぇ。

いつもと違うことをしたときに、知らなかったことや見えなかったことが見えるものと思いました。


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先週の課題

2007年01月24日 | SAVE THE CHILDREN







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先週の授業

2007年01月24日 | SAVE THE CHILDREN
SAVE THE CHILDRENの先週の授業の様子を伝えてもらいました。

A4の用紙に、自分の顔と先生の顔を書いてもらいました。
そして、それぞれの名前を下に記入して、空いたところに、自分の覚えた文字を書く。
時間の余った人は、裏に、できるだけたくさんのひらがなを書く。
と言う課題を出しました。
子供たちは、絵を描くのがとても好きです。
私の絵を書くのは子供にとって、とてもうれしい作業だったことが良く分かります。(^^♪
私の絵の下に、モンゴル語でメッセージを書き、それをトゥール先生に日本語に訳してもらうなどとしゃれたことをする子が居ました。
未だに、恥ずかしげにしていますが、授業が終わるととんでもないいたずらっ子の側面も見せる子供です。(写真の顔を見てやってください。授業中のつつましく恥ずかしげな様子とはうって変わって、驚きました。エルデントヤです。この写真が撮れていてよかった!)

そして、うれしかったのは、手紙を書いてくれた子供が3人居ました。
授業をお休みするので、出席する子供に頼んでくれたのでした。
手紙には、「い、う、え」の文字を教えてくれてありがとう。折り紙を教えてくれて感謝を持って喜んでいます。とそれぞれが書いてくれていました。


とても正確な美しい字を書いているので、トゥールさんにこれは子ども自身が書いたの?と尋ねましたら、「写真にあるような、文字の右下に「”」の印を描くのは、今の小中学生に教えています。高校生は知らない。ですから、子供が自分で書いたと思います」とのことでした。




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おりがみ

2007年01月24日 | SAVE THE CHILDREN
「高井くんの おりがみ教室」 =ベビーアパトサウルス=
     http://www.asahi-net.or.jp/~uz4s-mrym/page/origami0.html

明日の授業に着いて、トゥールさんに家に来てもらって、打ち合わせをしました。
明日は、インターネットで折り紙を検索して、上記のサイトを見つけました。
高井氏のご厚意によって折り方が詳細に説明されていました。
ありがたく利用させていただきます。 

トゥールさんが新聞で折ってみると、『難しいです。』と一言。
今日は、帰ってから風邪引きのニコと留守番だそうですから、たっぷりの時間をニコと新聞もたっぷり渡しましたから、折り紙三昧をして予習しますと言うことでした。

たぶん、生徒も多いので、通常の30分では難しいので、1時間を見込んで教えますといっていました。
明日は、折り紙を先にして、残りの時間を、挨拶の練習に当ててもらいます。




      


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介護の番組をみて

2007年01月23日 | チンゲル亭裏日記
昨日のテレビで、デイケアの施設の2階が、介護者のためのサークル活動の部屋になっているのを見ました。

同じ建物の中で、家族がデイケア・サービスで見てもらい、自分は同じ介護仲間と好きな絵やお花や歌などを楽しむ。
何があってもすぐに駆けつけられる、何より、大事な家族をどこかに置き去りにしている後ろめたさがない。
同じ立場の分かり合える人たちとの安心した時間が過ごせて、愚痴を聞いたり、知恵を貰ったり、介護者にとってもいいことずくめの方法を実施していると言うものでした。

私の、介護時代は、デイケアの施設の介護者教室と言うのがあって、そこでプロの話を参考にさせてもらいましたが、楽しむと言うことはまだまだ、考えられていませんでした。

そのころ、私には、デイケアに母を送り出すことに、テレビに出ていた人や、知人のように罪悪感はちっともありませんでした。
母の、体調がよかったせいも有りますが、具合の悪い人をプロの手にゆだねて、何が悪いの?と言うくらいの思いでした。
母を出迎えの車に乗せると、さっさと自分のボランティアや楽しみに向かっていました。

テレビに出て取材されたり画面に出てくるくらいの方たちだから、男性など特に、自分が一人で頑張る!と、体全体で言い張っていました。
それが、子育てのように、有る決められた期間を経過すれば終わると言うものでないだけに、あなたが、ャLンと折れたら、残された人は誰にゆだねるのですかと問いたい気持ちでした。

ひとたび病人となると、「わがまま」と言う言葉がなくなってしまうくらい頑張りすぎるのは、まじめすぎて、見ていて苦しくなります。

私の介護の身上は、見送った後も健康で、楽しい生活が送れるゆとりを残すことでした。

根性無しだったおかげで、母の介護に早めにサービスの恩恵を受け、見送りました。
今は夫の健康を支え、多少は田舎の義母に寂しい思いにさせていますが、一人で暮らせなかった夫の健康には代えられないものがあると感じてます。

どこまで、気楽に出来ている私だことと、テレビを見ながら思ったことでした。

介護で悩んでいる時は、これしかないと頑張り過ぎるものです。
ちょっと環境を変えると、「目からうろこ」も有るかもしれません。
プロの助言を入れて、少し体だけでも楽になりましょうよ。
ねぇ!日本で介護している○○さん!
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