風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

お世話になりました

2006年12月31日 | UBから
 あけましておめでとうございます

昨年は、「風のこたろう」にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
今年も、よろしくお願いいたします。


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牧民ゾルゴの家族

2006年12月30日 | モンゴル風景






夏の間に取り溜めた木の実を、煮ておいしいジュースが出来ていました。
まるで、炭酸の入っているような味でした。
これを、もっと発酵させるとワインのようになるのだろうか。

明日の31日は、ゾルゴの家でもシンジリーンのパーティーがあるのです。
アトーニイマハや、ウズム、などは明日のご馳走の一部なのでしょうか。
「明日は、アルヒ(ウオッカ)を飲む、少しだけ飲む」といいながら、もうすでに足元のおぼつかないゾルゴは、思いっきりおかみさんにぶたれていた。(笑)

しっかりもののお上さんの率いるゾルゴ一家に、幸運がありますように。
来年は、60年に一度の金のイノシシの年です。
生まれる子供には、生まれつきの幸運が付いているそうですが、モンゴルの人々の上にも富と繁栄がもたらされますように。



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テレルジ乗馬

2006年12月30日 | UBから
今年最後の乗馬に行ってきました。
風もなく暖かい日でした。
それでも、帽子からはみ出ていた耳たぶが、しもやけになって赤く膨らみました。
そして、吐く息がトックリセーターの襟にかかって凍りつき、耳の横の髪も馬の毛の写真のように、毛先が白くなりました。

こんな寒い外で、運動をするなど日本に居ては考えられないことです。私の寒がりは馬とともに楽しむことで、鳴りを潜めているようです。
さて、日本に帰ったら、その寒がりは、どんな形で出てくるのでしょう。









 
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マンチョクさん

2006年12月29日 | チンゲル亭裏日記

地質学部の大学院生のマンチョクさんは、来年日本留学を目指して、4月に試験を控えているそうです。

先日の新年を迎える会(シンジリーン)で久しぶりに会いました。
相変わらず控えめで、笑顔のかわいい女性です。
帰りに暇なときに遊びにいらっしゃいというと、明日行きたいといいました。こんなにはっきり言うのは、初めてで、驚きました。

日本語の勉強を再開したがっているので、その相談だろうと思いました。
2月に、初めて家に来たときはほとんどしゃべれなかったのですが、日本語を使って意思を伝えようとしていることが分かり、私のモンゴル語の単語会話よりはずいぶん進んでいました。

誰か先生は居るのと尋ねたら、先生はあなたですという返事。
よく聞いてみると、モンゴル日本センターが去年ラジオ放送をしていたときのテキストとCDで独学でここまで進んできたとのことでした。

英語はかなり話せるので、日本での勉強は英語になるでしょうが、日常会話は日本語が出来たほうがよいのですから、一生懸命です。

授業やセミナーなどで忙しい毎日で、4月頃から家に来て日本語をしゃべる時間が持てなくなっていたのです。
それでも、ずっと、私と話をしたいと思っていてくれたようで、通じにくい二人の会話ですが、その思いはちゃんと伝わってきて、うれしかったのです。
慎み深く遠慮がちですが、学問への探究心はとても強いものがあります。
先生たちの間では、その控えめなところは、評価されなくて、もっと前に出なさいといつも言われていましたが、半年以上も前会ったきりの彼女とちっとも変わっていませんでした。

大陸的でドライな人たちの中に居て、少々疲れ気味だったのが、ちょっと息を吹き返した感があります。

   別れたあとがさわやかで
   過ぎた時間が
   少しも惜しくない人が
   一番いい

(誰の詩でしたっけ。ついこの間読んだばかりなのに、しょうがないなぁ。)

年明けの3週間の休みの間の練習予定を決めて、帰って行きました。
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通訳問題

2006年12月29日 | チンゲル亭裏日記

これで、最後の通訳さんと思っていた大学院生は、今日で、辞めてもらうことになったそうです。

まじめだったのは、始めのうちで、遅刻、欠勤、自分の好きな仕事しかしない、そして、”Sorry"の一言で終わらせる。
教授の部屋で仕事をしていることで、嵩にきて学生に偉そうにする。
一時は、通訳中に教授と夫を差し置いて、平気で電話に出たりメールをしたりしていたけれど、注意したら、後でかけますと言って電話を切ったり、メールをしなくなったと喜んでいたのです。
Sorryというだけまだまし、と言っていた夫もいろいろあったらしく、とうとう堪忍袋の緒が切れたようです。
それで、今月の給料と1週間分を余分に渡して、解雇ということになりました。(契約は、1週間前に告げるということになっているので)

古風な習慣を身に付けつつましく控えめな女性も数多く居て、ほんとに見習わねばと思わせる女性にも会いました。
反対に、ドライで大陸的で、目の前のことしか考えず将来の展望など何もない、今がよければよいという人にもたくさん出会って、失望することも何度かありました。

具体的に、次のあてがあるわけではないのですが、もう、限界のような話しぶりでした。
そのような様子は、教授も見知っているはずですが、ごく普通のことと受け止めているようで、あまり指導をしない様子。
仕事をなんと思っているんだ。

ゆっくり、年末を過ごして、新年から心機一転、考えるそうです。
最後を、気持ちよく過ごせる通訳さんやーい。
今は、観光シーズンではないので、優秀な人も遊んでいる可能性があります。
よい人を見つけましょう。
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クリスマスの鼓太郎

2006年12月29日 | 日本から


こたろうー かわいいよ~。

珍しく、ヒイラギのはっばをむしゃむしゃするんだって?
おいいしいの?
お姉ちゃんが、喉に引っかかるのじゃないかと心配してるよ。大丈夫?


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シンジリーン パーティー

2006年12月27日 | UBから
シンジリーン(新年)のパーティーがあちこちで開かれ、女性は、思いっきりおしゃれをして、参加します。

夫が最初に来た年は、ご年配の方が思い切り胸の開いたドレスを着ていたのに目を見張ったそうです。
今年のパーティーは、教授の夫人は、デールやシルクのスーツという服装で、ドレスを着ているのは若い人たちでした。










パーティーのクイズは、日本の都道府県当てのようなもの、写真でどこの国かを当てるもの、パソコンの映像を壁に映して、全員が壁の前に集まって答えます。(写真あり)
それは、真剣に。
このような知的遊びは、まだ、大人のもののようです。

寸劇も、長老教授自ら主演?して席が温まる暇がないほど動き回っています。

男性は、スーツ姿で大学に居るときと変わらない服装ですが、女性たちは、思い思いに着飾り、美容院に行き、果てはメイクまで専門家に頼んでいる人も居ます。
それぞれ、自分に良く似合うドレスを着て自分なりに楽しんでいるところがとても良い。
そして、驚くことは、その後姿が高齢の教授婦人たちにいたるまで美しいということでした。

私もそれを見て、背筋を伸ばしたことでした。

子供のように、笑い興じる様子は、明るく何の屈託もないのです。

モンゴルの子供たちが、このような知的ゲームにあたりまえに遊ぶようになる日はいつのことでしょう。
そうなったら、長老たちは、その遊ぶを子供たちに譲って、椅子にどかりと座って鷹揚に高みの見物となるのでしょうか。
それとも、一緒になった興じるのでしょうか。

ここにいる底抜けに明るい長老教授たちは、こんな楽しいことを手放すことはしないでしょう。


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テレルジ乗馬

2006年12月24日 | モンゴル風景






一ヶ月ぶりの乗馬、暖かいのでとても乗りやすかった。
少しだけ、馬のコントロールが出来た気がする。
あぶみのちょうどよい長さがやっと分かった気がする。

久しぶりにもかかわらず、アルタンソブダーが、戸外のボール遊びはなんでもないのに、ゲルに入ると照れてそばに寄り付かなかったのが、ぴったりとくっついてはなれない。そして茶色の犬が、不思議なほどなついて、Aさんしか体をなでさせなかったのが、妙に優しげな目つきになって、撫で放題でした。
なぜ急に?
そして、隣のゲルのモンゴル犬が子供を産んでいました。
生後3週間だそうで、ソブダーの格好のおもちゃでした。
カメラにも、笑顔を見せてくれて、いい写真が取れました。


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ビーズ手撃オて思った。。。

2006年12月22日 | チンゲル亭裏日記

昔したことのあるビーズ手撃ヘ、ワイアでした。一個一個所定の場所にきちんと収めながら作り上げていきます。
ビーズが緩んでいたからと言って、押せども引けどもワイアというものは、どうにもなりません。
元の場所までワイアをほどいてやり直します。
そのうち、細いワイアがねじれて切れてしまったりするのです。

テグスを使うとするするとビーズがよく滑りますし弾力があるので、ある程度順番どおりにビーズを通して自由に遊ばせて置いて、引き締めの作業にかかります。
形を整えながら、要所要所を締めていくのです。
引き締める前の自由なビーズは、うっかりするとせっかく通したのに、すべて滑り落ちて一から拾いなおさねばならない羽目になることもありますが。

今回、大きさのそろわないビーズで似たようなものができたのも、ワイアでなくてテグスの弾力に助けられたおかげです。

作りながら、子育ての極意と同じようだなぁ、私もこのように自由に遊ばせながら、肝心のところできゅっと引き締める知恵があったらよかったなぁと思います。

子供は無限の力を持って生まれてくると言います。
ワイアで、「ねばならぬ!」と引き締められたら、さぞ窮屈なことだったでしょう。

テグスを見習って、身を透明にして主張せず、弾力をもって処することが出来るようになりましょう。。。。。道はとおいけど(^_^;)

そしてもう一つ、冬の夜長をすごすためのグッヅをいろいろと持ってきていましたが、それらを使い始めたのが、やっと三冬目の今年。
今まで、長い長い夜をどうしてすごしていたのか、思い出せないというより何もしていなかった(^_^;)

一つ一つ作って完成する喜び、そしてプレゼントする喜び。
同じ空の下で、介護の終了したばかりの友人が一足先に始めていました。
4年もたつのにまだ始められないで居るのに、彼女は早い!と思ったことでした。
それが、どこか深いところで、私のスイッチを入れてくれたように思います。気が付いたら、ビーズをしていたのですから。
自然に始めたので、気持ちに無理が無くて喜びも大きかったのかも知れません。

作る喜び、完成する喜び、うれしい顔を見る喜び、単純にうれしいをうれしいと思える喜び、喜んでいる私を見て喜んでいる人が居る。

浮上するための浮力をいつの間にか手に入れて、水面に顔を出して初めて沈んでいた部分を発見したという感覚です。
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はて、どうする?

2006年12月21日 | SAVE THE CHILDREN
今日は、新人の子供が増えるかもしれないので、その人数が多いときは、先週と同じツリーを作って、先週参加した子供たちに教えてもらう方式をとることにしましょう。
そして、その前に、赤い折り紙の星を作った残りで、もう一つの星が出来るかどうか考えてもらおうと思いました。

今日は、まったくの新人さんが一人、しばらくぶりの子供が3人。
6人対4人。
これでは、ツリーの折り方を応用した祝い鶴(今日の折り紙の予定)は、ちょっと難しいと判断して、「もう一度ツリーを折ります。」といったら、みんな喜んでいました。

まず、星の工夫、考えている間に、4人の子供たちに、緑色の折り紙の裏の白いほうに好きな色で丸く塗りましょうと指示しました。
ツリーが出来て先端を折り返すと星型になるのですが、色を塗っていると星が映えるからです。

先週来た子供たちは、一生懸命考えます。
ヒントは、残りの形から、三角形を二つ切り取り、正三角形に重ねてみる。
意外にも、二つの直角三角形を貼り付けないでも、星型を作った子が一人()トプシントル。
それを見て、やはり、つなげないままで作った子が一人居ました(サインザヤ)。
トプシントルは、切り取った長四角から小さい紙を切り取って、二つのパーツが離れないように糊で裏打ちをしていました。へぇーーー、やるじゃない。

その説明に時間を取りすぎて、ツリーの折り方を説明する時間がなくなりそうでしたが、やはり、トプシントルとサインザヤは上手に、パートナーにツリーの折り方を教え終わりました。

最後の仕上げに、時間が足りなくなって、今日はじめて作った4人には、申し訳なかったのですが、二度目の6人のうち5人は、大いに満足でした。
エルデントヤは、折り紙が苦手で、なかなか出来上がらないのですが、いつも熱心に折り続けます。
先週は、真ん中の色は茶色を選んだのですが、今日は、オレンジ色を選びました。
先週は好きな色を選びなさいと言ったのです。何が出来るか知らないままです。
さすがに今日は、そこに塗る色が星の色になることが、6人とも分かっていたからです。(^^♪






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