風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

久し振りの訪問

2023年01月28日 | 詩吟
何年ぶりだろうか、いつも迷って駅からまっすぐに到着しない教場の先生に
用件があって、教場訪問となりました。
このため、昨日は、カラオケフリータイムと言うサービスを始めて使って、
声の続く限り練習をしました。

とても丁重な先生なので、恥ずかしくないようにと思いました。

私の吟詠だけでなく、会員さんたちの吟詠に少なからずちょっとしたヒントも
差し上げられたかなと言う喜びも感じました。
そのためには、昨日の練習が効を奏して滑らかな声で、サンプルを示せたと、
自画自賛。
説明はいいから、やってみてくださいと言われたことに答えることが出来た?

最後の吟詠は、折角準備してきたので、所望して詠いました。

久し振りのビジター訪問は、楽しくも、大緊張のうちに、そして、充実して
やはり楽しい時間でした。
自分の教場では経験できない緊張をし、その分楽しく過ごせたのは、
この教室のおおらかな中にも厳しさのある先生のおかげかと思いました。
ありがとうございました。

久し振りの帰りのお楽しみは、十分にしゃべりかつのみ食べました。
またいつか、お邪魔したいものです。

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O先生の吟詠  1月26日中央会昇段者吟詠

2023年01月26日 | 詩吟
先日の中央会は、「令和四年度 後期 昇段免許状授与式」がありました。
該当者は吟詠発表を致します。

その中で、O先生も該当者でしたから、この日の吟詠を楽しみにしていました。
学生吟で鳴らした元気いっぱいの吟詠から、少し大人になったと感じました。
「廬瀑」私たち二人の間では、「廬山の瀑布を望む」をこのように未だに学生風に言い回します。
「廬瀑」を選んだということは、そういうことなのね。そして「廬瀑」と表現
するということも、そういうことね。と、2人の間での暗黙の了解事項で
その吟詠を聴いたのでありました。

ただ、感動ものだったのは、関吟の正当な譜がそこにありました。
型どおりは、堅苦しく押しつけがましくなりがちなのだけれど、
それが、清水が涼やかに流れ込むような感じで、身内に入ってきました。
賑やかな発声が鳴りを潜め、涼やかと表現したくなる様な発声は、どのように
作ってきたのだろう。不思議な感覚でした。


「あ、これさえあれば大丈夫」
これ程正しく伝わって来た関吟流の正当な「譜」を聞いたことがない。
なんだ、これは、このまっすぐさは!
他の人の譜が間違っているというのではない。きっと、彼女の吟詠は
雑音のない削ぎ落した声だったのかなぁ...
それで、そう思ったのかなぁ...

どう表現しても伝わりそうもなくて、書きあぐねてしまいました。
それでも、やっぱり、こんなことがあったことを書き留めておかねば。

譜の確かさと学生時代身につけた学問とリーダーシップとその他の才能を
いかんなく発揮して、花は開きはじめたか?
人生経験の足りないところは、幹事の年上さんがカバーをして、互いに補い
合って教場の成長と発展に頑張ってくださいませ。

引き継いだまま、何の手助けも受けることなく、自他共に成長されたこと
心から、喜び、尊敬申し上げます。

芦孝会の平らな運営は、これからもますます、O先生の才能が花開くだろうと
大いに期待を持ちました。

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ペンキ屋さんのくだり

2023年01月24日 | 詩吟
めったにないことだけれど、娘に教えてもらった本を読んでいる。
「本を読んで泣いたのは初めて」と言ったそれは、ここだなぁと、思う。
ペンキ屋さんのくだり。
普通には泣く個所ではないんだけど、、とも言っていたなぁ。
やっぱりここだ。

次の電話の時「ペンキやさんのとこ?」と尋ねてみよう。

あんなに気持ちが動いたのに、感動した場所を見事に忘れている。
ポストイットを張り付けてあるのに、それってどこ?と思うこともある。
たった1ページの中で見つけられないって、どういうこと?
詠んだときの感動の嵐で、その事を表現した言葉が吹き飛ばされた?
私の言葉に置き換えられて、活字は意味をなさなくなった?

それはそれとするしかない。
でも、忘れているのも、それはそれ。
体に沁みこんでしまって言葉が変質したんだねぇ。

詠ってしまった詩は、口から出たとたんに他のものになってしまうのよ。

それとも、老いていくことは、置いてくることことなのかねぇ。

一生懸命になればなるほど、置いていってるきがするなぁ。。。

ある本好きの人に言われた。
読んだのを忘れられるなんて、本が1冊あるだけで良くて、それを何度でも
読めばいいのだから、なんていいんだろう!うらやましい! 

年のせいにしようとして、誉められたんじゃぁね。


返却まで1週間。静かに泣いたことも忘れるだろうか。
今は、この涙を忘れてしまうなんて、それはそれはもったいないことだと思う。

その思いを留めようと、本を買う?
でもね、もう、あまりものを増やさないことにしたのよね。
Amazonにはもう1冊しか残ってないらしい。
いままでこうやって、強迫観念で本を買ってきたよね。どうする?
         
         
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新年会 吟友草加

2023年01月19日 | 詩吟
吟友草加の新年会をお稽古日とは別の日にカラオケ屋さんで、行いました。
数年前の、前身である「はじめの一歩」の時は、帰りに立ち寄ってお酒を
少々という時間が毎回ありました。
幹事を務めて頂いているIさんが、いろんな興味深いお話を三人の先輩から
聞いて、お稽古の仲間、芦孝会のことなど、雑学を深めるとても良い機会でした。
この楽しい時間は、私一人ではとても醸し出すことはできなくて、吟友草加の
誕生につながらなかったなぁと、しみじみと思いました。

その三人の先輩の方々、その節は本当にありがとうございました。
吟友草加になるまえから、コロナ禍に遭遇し、お越しいただくことが
叶わなくなりました。

それでも、続けていると良いことも起こるもので、新人さん一人をご紹介
頂き、夢松風からの延長線上にあるビジターさんも参加下さるようになり、
教室としての体裁が整い、果ては、たのしい新年会を開くことが出来ました。

吟友草加会員のお二人ともカラオケ上手で、ことのほか楽しみました。
長セリフの歌を好んで詠うIさんには、そのうち何かの出番をお願いしたい。
私も、最近やっとカラオケに慣れてきて、抵抗なく曲の予約もして、
予定の歌を歌いました。
ビジターさんも、カラオケは、結構いけているので、あら?こんな曲?と
思ったり、同じ趣味と思ったりしながらの楽しみました。

俳句の得意なIさんの、入選の句に譜付けをして、詠い、喜んでいただきました。

    唇にはなびらのせて 君を呼び

花の降りしきるある日のエピソードは、壮絶なものでしたが、この句だけを
読むと、何ともロマンチックな一句です。

一部始終を知る私は、色っぽくロマンチックには、詠わないで、(詠えない)
コロナ禍に遭遇した恐さも入るので、命にも触れるので、強い調子になりました。

そのあたりのことを知らないこの句を読んだだけの人からは、酷評でした。
それは、さもありなんと予想したことでした。
ご本人からは、とりあえず自作の句を詩吟にしてくれたということで単純に
喜んでいただきました。

詩の内容を良く知って、歌にすることは、とてつもないことだと、今更に
思うことでした。
言葉を正しく発声して伝わることが、一番。


これからの、私の和歌俳句の吟詠の道中は、さぞ、いばらの道だろうなぁと
あんなにあからさまに否定されたのでは、私の立つ背がないではないか。
もっと上手にちゃんと歌えよと、期待を膨らませてくれることは、残念なこと
ではないじゃないか。
まだ期待してくれているってことなのだから。
以前、あれほど和歌を拒否していた私が、楽しくて仕方がなくなっています。
険しくても、登りたい山を見つけたということだ。
詩吟を始めたころも、そうだったかなぁ。

「〇〇の詩吟はもういっぺん聞きたいと思うが、お前のはききとうない」と
見事なまでに言い切られて、それでもめげなかった19才の私。

その時の私に「あのとき、どうして落胆しなかったの?えらかったねぇ!」
と言って頭をなでてあげたいと思う。

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頼んでおいた

2023年01月17日 | 詩吟
 君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた

ー朝ドラ「舞上がれ」ヒロインの遥に幼馴染の貴司から届いたはがきにー

素敵と思ったとたん詠いたいと思った。
すぐに譜付けをして、メモをする。

今日は、夢松風の今年初めてのお稽古日。
初心表明の代わりに、家持の「新たしき」を準備していたのですが、
こちらの短歌の方がずっとわが身に近いと思う。
練習も無しに、いきなりではねぇと思いつつ、事前練習の時間をあてて、
心を込めることにする。

未完成の短歌吟詠にもかかわらず意外に大きな拍手を頂いて、思いが
通じたのかな?と、思う。

あまり興味の無かった方が、短歌に興味を示された様子が見えました。



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妄想が暴走している

2023年01月14日 | 詩吟
コンクール入賞のご報告をいち早く頂きました。おめでとう!
日頃の努力が結実し、良い結果のお知らせが続くようになったTさん。
そして常連のTさん。
さっそくのお知らせ、嬉しかったです。

顔写真入りの素早い告知の出来る公式ブログができるといいなと、思います。

それには、フットワークの良い情報収集の取得が必要です。
SNSを日常的に利用している方の間では、瞬時に情報を得ているでしょうが、
まだ、その環境にない人が多いのです。

月に1回発行のKANGIN TOKYO NEWSと関吟東京芦孝会のHP http://rokokai.sakura.ne.jp/は、
今有効に動いていますが、さらに公式のブログができるといいなと思います。

新聞とHPとブログとで、情報量が多くなったいまは、新しいツールが
必要となっています。
そのうち会員全員がSNSを使えるようになるかもしれませんが、そうなると、
幹事会ももっと機動的になるのではないでしょうか。

詩吟と言うアナログで、手作業の道を進みながら、早くから、運営には
パソコンの情報やり取りを取り入れているわが会は、そろそろ、
次の新手を入れていくときかと思います。

そして、それにかかわる新しい人材の発掘を若い世代の中に見つけられると
いいなと思います。実際、それと思しき人が私にでさえ、見えています。

そこから、我が会の青年部の成立なんて、妄想が暴走しています。
これは、私だけの思いで、どなたともお話さえしたことのない、「妄想」の
域を出ないものです。まぁ言ってみれば、「初夢」みたいなものです。。。

我が会の兎年は、どのような飛躍があるでしょうか。

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令和5年お正月

2023年01月14日 | 詩吟
     田村仁美カレンダー=四季のよろこび=
          1月と2月
     今年も、一年間お楽しみいただけます。
     
     
           「喜び集う」梅・水仙 ルリビタキ

      今年もルリビタキの背中が藍を見せています。
        勝手に田村仁美の藍と呼んでいます。
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こうもり様体操

2023年01月14日 | 体を整える
左右の股関節の可動域が広がっていくのを日々感じています。
それに伴ってか、足のむくみが無くなってきました。

今日は、膝の上と下が正しくつながるように、オリジナルこうもり様体操を
ご指導いただきました。
手を添えて、膝の上と下の部分が、正しくつながっていると感じられる位置を
実感し、そのまま上げていた膝を下ろして行きます。
同時に、上に揚げた両手も引きあうように伸ばしていくと、自然に
背中のアーチが出来ます。
先生が敷き布団との間に手を入れて、ゆるゆると出し入れが出来ています。

背中のアーチがなかなかできなかったのが、難なくできるようになっている。
がんばって頑張って、それでも手が入らなかった時期が長かった。

股関節が滑らかになると、気が付くと足首も良く回るようになっています。
繋がっているなぁと、また思う。

施術後駅への道すがら、膝の上と下のつながりを保持している間は、膝の
痛みは起こりません。
そして、足の運びもすいすいと進みます。

少しずつずれてくると、痛みが起こってきて、いや、そうではなく痛みが
起きてき始めて、ずれてきたことがわかる。
立ち止まって、さっきの施術で実感したつながりを思い出す。
なかなか難しい。
あんなにきれいに痛みがなくなったのになぁ。
今夜も就寝前は、まじめに体操をして、その形を体に叩き込むぞ。
痛みのない歩行は、幸せだもの。
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吟友草加 初練習

2023年01月12日 | 詩吟
このところ5~6人がコンスタントに主席して吟友草加のお稽古が行われます。
練習の前に幹事さんのセンスで、こと始めの初心を語っていただきました。
それぞれ、前向きの言葉を聞くことが出来何よりの初練習でした。

和気あいあいと練習が始まり、終わりまでその雰囲気が続いたのは、
幹事さんの気の持ちようがずいぶんと前向きになったことによると、推理しました。

前回から一つ理解が進んで、私の言葉がやっとわかるようになった来たなぁと
感じていました。
頭では理解していても、体が今一つ理解が出来てなかったようです。

「やっと、わかってきたよ」と、大きな声で言っていました。

それを証明するような良く響く大きな声で、いつの間にと思うほど、
正確な譜を詠っています。

和歌がわからない時期をめでたく卒業です。

他の会員さんに何度も繰り返してもらった、「靖国」と「花」の言葉の表情
については、こんな風にと説明する言葉と、それを繰り返し詠うのを
そばできいていて、とても良く理解が出来たとのことです。

転句の前の言葉 転句そのもの 転句の譜の再現について、クライマックスに
差し掛かる大事な個所の表現は、正確に、カタカナ読みではなく漢字読みを
して下さいね。
この詩の主題となる大事な言葉はいつもより心を込めて発音して下さいね。

その説明と繰り返しのやり取りは、ご本人よりもそばで聞いている方が
より理解が届いたようです。
練習は、自分の時より学びが多いというのは、よくあること。

あーぁ、いいなぁ。こんな練習私にも誰かしてくれないかなぁ...

           
              新田駅ホームより17時11分富士山
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白梅

2023年01月06日 | こたろう

     

        梅ふくいく あしおとのひそやかに
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