風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

アメリカなんだけど

2012年01月14日 | モンゴル風景


ドラマの場面 携帯をかけているときの会話
 男 「何だか、さっきより受信状態がよいね、どこにいるの?」
 女 「うん、ちょっと高いところ。」

と言って、出てきた次の絵が上の写真。
車の屋根の上で、電話をかけているのが、女の方。
男は、都会の暖かいオフィスに居る。
彼は、休暇を承知で、彼女の知恵を借りたくて、電話をしたのだ。
車の移動中、田舎なので、電波が途切れがちで、とうとう・・・と言う状況。
ついでに、車の外に出てボンネットに腰鰍ッているのは、運転していた彼女の弟。


つぼにはまって、録画だったのを幸いに、一時停止して、写真まで撮ってしまった。

なんだろう、この場面はアメリカなんだけど、モンゴルで体験したことがそこに出ていた。
そして、その絵柄を、つぼにはまるほど心が動いたことにも、また、ある喜びを感じる。

 
モンゴルで、郊外へ遊びに出かけるとき、携帯通じないからねとだけ言って出かける。
それで、郊外に出かけると言うことがわかるのである。

ある日、絶対に届かないくらい遠いところに行ったのに、突然ャPットの携帯が音を出し始めて、驚いたことがある。

たまたま、昼食を終えて他の人は、草原に敷いたシートにて座っていて、私は、馬に乗ってその丘の一番高いところから、ウランバートルの方向の景色を眺めはじめていたときのこと。

地方に出ると携帯は通じないと言うのは、距離が離れるからではなく、丘や山に電波がさえぎられるからだってことも、身をもってわかったときのことでした。


ドラマのその状況が、ずいぶん都会的な映像ではあるけれど、嘗て、モンゴルの草原で体験したのと同じような場面が、目の前に現れて、つぼにはまったと言う次第。





この海外ドラマは、弁護士物で、毎週楽しみに見ているのです。
彼女は、冷静で聡明で、情が深いのだけれど情に流されない人なのです。
そして声高に、「たいへん!」と言わない人。


だから、こんなことをして電話をしていても、さらりと、「ちょっと高いところ」と答えるあたりが、素敵なのである。

ちょっと前のアクションドラマだったら、男優が口にするせりふのパターンだったんだけどな。

いまや、ハンサムな女性が主人公になるドラマの方が、受けている。

そしてついでに、思い出すのは、たまに見る韓流ドラマの男優があまりにも上手に泣くのを、いつも感心する。

そして、そう思っていると、平清盛に、上手に泣いた男優がいた。
日本の男優は、韓国の男優に負けちゃうよと思っていたから、大丈夫みたいだね。
日本の男優も上手に泣ける人がどんどん出てきそうだ。


追記
 私は、主人公のように、聡明沈着で、美人で、スタイルがよく、ハイヒールが似合って、それなのに、女を売り物にしないハンサムな女性にあこがれる。
いくつになっても、あこがれる人が居るって事は、幸いなり。
落ち込み抜け出し確認項目がまた増えた




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チンギスハーン展望台

2011年08月26日 | モンゴル風景
友人のブログ「馬頭琴と猫と音楽の日々」から、チンギスハーンの展望台がすっかり出来上がった様子をみました。(8月9日の旅最終日の日記をご覧ください)
ウランバートル周辺への旅は、最高に楽しかったようだ。その友達は、馬頭琴を弾き、オルティンドーを歌います。三枝彩子主催の「うたもん」というオルティンドー教室で一緒に習っている私の姉さん弟子です。
遊びで習っている私と違って、彼女は、歌と馬頭琴とオルティンドーのライブ活動をしていて、こよなくモンゴルを愛してやまない方です。



   -私の過去のモンゴル滞在中の日記からー
2006年2月の’UB POST’の記事で、建設が決まったことを知り、その建設場所の辺りに早速ドライブしたのでした。その頃は、まだ、夫の友人に借りた車を所持していて、休日は二人でドライブを楽しんでいましたから。(2006.02.18の日記)


その1年後にまず展望台の上に載せられるはずのハーン像から建設が始まった様子をトレッキングに行く道すがら遠めに眺めました。
私たちがいるあいだはできないんだなぁと、眺めていたのでした。(2007.03.03の日記)



現在のチンギスハーン展望台は、ABロードの海外旅行記事からどうぞ。


昨日、浅野忠信主演の「MONGOL」のDVDをやっと見ました。
http://www.mongol-movie.jp/

http://www.cinematoday.jp/page/A0001703

とてもよい出来でした。短い滞在時期のあいだに知りえたモンゴルとモンゴルの人たちの様子が何の疑問をさしはさむ余地も無く描かれてありました。長い準備期間を経て、モンゴル語で作られた映画に引き込まれました。(浅野さんのファンになりそうです。)

その余韻の中にいるときに、ブログでハーン展望台のことを見たので、過去の日記を探す気になりました。(検索機能とは、便利なものです。)

「モンゴル フン=モンゴル人」という単語が沢山出てきて、耳の中で、頭の中で、響き渡っても、胸のざわめきが起こらなかった。
良い兆候だ。





来年は、旅に誘われたら、行きたい振りだけでなく、実際にいけるかもしれないなぁ。
膝の痛みを克服しつつあるから、馬にも乗れるだろう。
あと少し、がんばろう。
油断は禁物。






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コマーシャルから

2011年08月19日 | モンゴル風景
東京エレクトロンのコマーシャル
モンゴルの素敵な映像を見ました。

http://www.tel.co.jp/beyond/tvcm/


広いモンゴルのことだから、其の場所を景色を見ただけでは特定できるわけはありません。広い草原は、何時間車で走っても、素人目にはまったく同じ風景画続くことがあります。
旅で出かけた先の様子によく似ているといっても、まったく違う場所である可能性のほうが高いのです。その草原のゲルの様子が、懐かしく思いました。

そして、草原のゲルには太陽光発電のパネルとパラボラアンテナという景色は、私が行っていた頃にも、見かけた風景でした。ただ、私が見たのは、映像のようなコンパクトなパラボラではなくて、ゲルの高さほどもあるような〈でかい!〉物が設置されていましたけれどね。(メイキング画像の方にありました。そちらもごらんください。)

馬や羊を育てる一級の腕を持った牧民の主のゲルなのでしょう。そして、そういう資産家の牧民さんは、ウランバートル市内に立派な住まいも持っていて、その子供たちは、教育を受けるため市内の学校に通い、さらには私費留学も可能な資産を持っていると聞きました。。
小さなゲルに、高価なパソコン等電化製品があるのも、不思議ではない光景なのです。

其のとき出会った牧民さんの深いしわと優しいまなざしとを思い出しました。


       2007年4月の帰国間近、最後の旅行先で。
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ホスタイ三日目

2007年04月03日 | モンゴル風景
三日目は、昨日の暖かさがうそのようにまた風が吹き、ほほを指す冷たさ。
午後には、出発するので、ストーブに燃やすものは薪しか用意されていません。
お湯だけはャbトにたっぷりくれるので、お茶をいれ、ゲルの中で夫は本を読み、私は折り紙。

やがて、ゲルのドアから、子供が水を汲んで帰るのが見えた。
3人の子供たちに声をかけ、折り紙と飴をあげてちょっとだけ遊んでもらった。







ほっぺを真っ赤にして水のャ潟^ンクを3人で力を合わせて運ぶ子供たち。
元気に遊び、ねずみの折り紙をとっても喜んだ。
そんな子供たちを見ていたら、寒いから、もっとスト<uを燃やしてと、いえなくなった。
薪入れのブリキ缶とャ潟oケツの石炭入れは、補充してもらうことをやめて、お昼ご飯を食べに行くレンガの建物の暖かさを、待つことにする。


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赤鹿を馬に乗って

2007年04月02日 | モンゴル風景
二日目午後からは、トレッキング。
夫は、ゲルでしたいことがあると、馬は一人で牧民さんに案内してもらいました。

赤鹿(ボック ソゴート)を見たいかとたずねるので、「はい」と答える。
もちろんというモンゴル語は知らないので、思いっきり体と笑顔で表現する(笑)

険しい岩山を、水平に移動するには、馬体を山側に唐キために思いっきり山側に体重をかけて乗っています。
牧民さんのまねをして、思いっきり体を右側に唐オて見る。
なるほど、馬の足取りが軽くなる。
牧民さんに遅れをとらないように、全神経を集中して、牧民さんのするとおりにまねてみる。
ふと、鹿の群れが目に入る。
どうして、私は鹿を見ているのだろうと思ったら、そういえば彼が静かに指差したんだわ。
二度目も、三度目も、彼は決して「ほらほら、あれ、あそこ」なんていう大げさなジェスチャーはしなかった。
赤鹿が目に入るほうが先で、どうしてかなぁとおもうと、そういえば指差したんだったという気の付き方で、彼が、テレパシーのような特殊能力を持っているのだと思いました。
そして、それを消して赤鹿を追い、それを使って私に赤鹿を見せる。
だから、昨日見たオットルの牧民さんもあんなにたくさんの馬をたった二人で、見守ることが出来たのだと思う。

残念ながら、カメラを持っていきませんでした。
持っていてもとても撮る余裕はありませんでした。
険しい岩山を、牧民さんの後を付いていくだけでやっとでしたから。

最初の鹿は50頭くらいいました。あっという間に、私たちに気が付いて、さっと移動してしまいます。
山すそを回って、逆からその群れを追いました。
というのは、二度目に同じ頭数の赤鹿を気が付いたら見ていたので、同じ群れと思ったのです。

それで、もう帰るのかと思ったら、三つ目の15頭ほどの群れもまた、見せてくれました。
どこをどういったのか、彼の馬のお尻を眺めていたような(笑)。。。
その群れを見たとき、私の馬が急に雪を食べたくて頭を下に下ろしました。
危うくたずなを強く引っ張られ体が前に唐黷トしまって、声を上げてしまいました。
せっかく、もっと近くで見せてやろうという彼の思いは実現しませんでした。

写真は、赤鹿を見て興奮し、その後平らなところで私にすれば猛スピードで走らせられたので、浮ェりながらも大満足の様子で、夫の待つキャンプに帰り着いたところです。
時は、午後5時過ぎ。
空には、月が出ていました。





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ホスタイ二日目

2007年04月02日 | モンゴル風景
ウランバートルよりも風が強く寒かった昨日は、ツーリスト ゲルのストーブに薪だけでなく、石炭をどっさり燃やしてくれました。
ゲルが温まるまでは、さすがの主人も足が冷えて往生しました。
私は、今まで遣うことの無かったホカロンを靴下に入れました。

一転して、二日目の今日は風もなく暖かい日です。
二人で、散策と決め込み、水と飴を持って出発。




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ホスタイ国立公園

2007年04月01日 | モンゴル風景
ホスタイ国立公園内で、保護されている野生馬のタヒを、レンジャーの付き添いで、見に行きました。




タヒの群れの警戒心の強さに驚きました。
群れのボスは、常に私たちに正対していつでも攻撃できるような姿勢で、一頭が見張っています。
レンジャーの導きで、かなり近くまで行くことができました。


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ホスタイに

2007年04月01日 | モンゴル風景




オットル(共同管理とでも言ったらいいのでしょうか)を見守る牧民さんが、自分の乗っていた「馬に乗るか?」といってくれたので、即座に「乗る」と答え馬上の人に。
とても乗り心地の良い鞍と素直な馬とで、自在でした。
帰りは、帽子を飛ばしてしまったので、拾って帽子を手に持ってまた駆け出しました。

牧民さんのテレパシー(翌日別の牧民さんで知ることになる)で、馬は穏やかに動いてくれたのだと思う。


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頂いた乗馬写真

2007年03月24日 | モンゴル風景
先週17日の乗馬のときの写真をいただきました。



Nさんが、私たちを先に行かせて、絶景の場面を撮ってくれました。
ありがとう!

馬が、整列して水を飲みに来ているところも、馬の顔が良くみえるように撮れていて、ほんとに良い写真をいただきました。

下手な乗り手に我慢して、よく走ってくれた今日の馬です。
最後を予感しつつ、気を引き締めていたのを馬は良くわかってくれていたようです。
最後に花を持たせてくれました。
とても、素直な良く走るゴイな馬でした


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乗馬クラブ本年度最後かな?

2007年03月17日 | モンゴル風景







今年度最後と思われる乗馬クラブ。
ということは、もう、当分馬とはお別れということか。
と、いいながら、来週も乗っていたりして。。。

最後の、思い出に、Fさんはトーラ川の氷上を車で走ってくれました。
地図の読めない私は、氷上をスリルたっぷりで走っていることを気が付いてなく、いつもより平らな道を言っているのだと思っていました。

時々タイヤがきしむ音がしたり、氷の下で、水琴窟のような音がしたり、氷が割れて盛り上がっているところなどがあって、言われると、ここは、川の上と気づくのでした。(^_^;)

今日の馬は特別よく走り、直線コースをぐいぐいと進みます。
走り出しても、微妙にタイミングが合わなくなって、並足に戻るのですが、また気を取り直して、息を整えて、走れと合図をすると、また、すぐに素直に走ってくれました。
一度並足に戻ると、てこでも走らなくなる馬が(私の腕が悪くて、走らせることができなくなるというのが本当)今日は、ことのほか元気で、何度も何度もリズムを失っては、また持ち直して、息が切れるほど、走りました。

馬で不思議なのは、走っていて、苦しい息になるのですが、すぐに息が整って、また走り出せることです。
あれだけ息が切れたら、もう二度と走れそうも無いのですが、並足をしているうちにすぐに呼吸が整うのです。

あれだけの距離、自分の足ではとても走れない長い時間走れるのです。
どうしてかなぁ。

空と空気の美しさを満喫しました。
そして、春を感じたのは、土はだが見えてきて、黒い土に太陽の熱を含んで、筋のように水が流れ、きらきら輝いていることです。

川の氷も解けて、水のみ場もできていました。



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