風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風6月課外活動 II

2013年06月27日 | 詩吟
三番目は、川中島の吟詠指導です。

最初の九月十三夜の吟詠が始まったときから、手元の詩のコピーをしっかり読みながら、詩吟を知っているかのごとく、口ずさんでいたのには、驚き。
真ん中に陣取っていた男性は、過去に経験があるのではないかと思えるくらいでした。
後で、質問をと思っていたら、途中で帰宅時間になってしまって、お聞きできませんでした。
 

さて、初対面の方たちに吟詠指導をするなんて、全く初めての経験です。
どのような反応が返ってくるのかは、その日その日によって違うでしょう。
いろいろと考えてもしょうがないので、私お得意の出たとこ勝負でいくことにしました。




ここで、大きな紙に印刷してくださったのが役にたちます。
漢字を指さしながら、譜の形をなぞりながら、吟じてみますから、繰り返して、と、型どおりに始めましたが、歌いたいと思う気持ちが強かったようで、見本を聞いてから、などという言葉は、通用しません。

全く初めての方でも、最初から私の吟の唱和されました。そして、何度も何度も飽きることなく。愉快、愉快。

この部屋の醸し出す明るい雰囲気は、ここにいらっしゃる方が生来持っていらっしゃるもののようです。体は、ある程度不自由になった分、感覚が研ぎ澄まされていて、初めての音でも聞いてすぐに声に出せるようでした。
恥ずかしがらないことが、とてもよいと思いました。

ある程度声がそろってきたたので、座っている塊ごとに、7~8人で吟じてもらったのですが、それも、楽しげに、これは、最初の3グループまでは、おとなしく聞いていたのですが、最後のグループでは、待ち遠しくなったのか、全員合吟。

すっかりいい気分になったのは、私でしたが、最後の締めとして、では、もう一度皆さんで、大きな声でと、締めくくりました。

次のプログラムは、ハーモニカ。
皆さんが、良く知っていて歌える歌を、歌謡曲から、唱歌まで、選曲されていました。
ハーモニカの伴奏で歌うのは、いいですねぇ。

最後は、ハーモニカの独奏。

これで、一時間10分。あっという間に過ぎました。

目が合うと、にっこりなさる方がいる。そばに,寄っていくと、一生懸命、文字を追っていく人、さらに声を上げる人。
豊かに、時を過ごされている方ばかりであったのが感じられました。

Oさんの、気取らない優しい人柄で、すんなりと輪の中にはいって、一緒に楽しんできました。


職員の方も、なじみのない詩吟に不安があったようでしたが、あんなに大きな声を出すのは初めてとおっしゃって、驚いていました。
そして、おなかがすいたという人もいたそうです。
おかげで、きっと、今日はよく眠ってくれるともおっしゃっていました。



あいにくの雨も、気にならないくらい、十分な満足感でした。

        念願かなってありがとう!




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夢松風6月課外活動 I

2013年06月26日 | 詩吟
夢松風6月は、夢組として、初めての教室の外での活動です。

松風のOさんが、ハーモニカですでに訪問実績のある秋桜という素適な名前の介護施設に行きました。

勝手知ったる手順で、私は、その準備の出来上がる様子を眺めているだけ。
そして、司会をはじめすべて、お任せで、私の詩吟と、吟詠指導をすればよいだけでした。

今日の夢松風のチームは、OさんとKさんと私の三人。

一時間10分の時間配分は、詩吟40分、ハーモニカ30分。
詩吟の流れで、時間はどのようになっても、対応しますと、心強いサメ[ト。




今日の吟詠の副読本のコピーをお渡ししたものをさらに大きく拡大して、皆さんの手元に配ってくださっていました。
そして、吟詠指導をするための「川中島」の詩は、Oさんが、模造紙の大きさに拡大した物を準備してくださっています。

もちろん、プログラムの次のページには、ハーモニカで歌う歌詞もはっきりと濃い文字で、印刷されていました。

皆さんにすでに接した経験から、きめの細かい、配慮が行き届いた準備がなされていました。
ですから、私は、自分の守備範囲を懸命に務めることに専念させてくださいました。

職員の方々も、初対面の私にも、よそよそしさがなく、敬意と好意が感じられ、Oさんの信頼を得てこられた来し方が容易に想像できるのでした。

「九月十三夜」の合吟 「太田道灌」の独吟
それぞれの吟の前には、簡単な字解と意解があり、大田道灌には、「ななえやえ・・・」は、小学校でならいましたとおっしゃる方もあり、反応は良好でした。





とても、のりのりで、歌ったり、詩吟をしたりしていてくださった男性のお一人が、このャXターを描いてくださったそうです。お土産に頂きました。
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東京芦孝会中央会6月

2013年06月24日 | 詩吟
今日の東京芦孝会中央会は、私用で午後もかなり過ぎてから出席。
午前中には、何かしらあったようでしたが、細かいことはお聞きする暇もなく、連絡事項の伝達と、今年の課題吟10題を、さらりとおさらいをして、あとは、取り留めもないことがあったなぁという感じでした。

さまざまな場面で、今の東京芦孝会は、転機にあるなぁと感じることが起こる。
人それぞれではあるけれど、新人さんや後輩さんたちの彩が変わってきていることを、驚きをもって、見つめている。

そして、関吟の上層部の人事も会長が、曽根鷺夕先生から、山口華雋先生にバトンタッチされました。
4年二期の長い間の重責は、女性ということもありいろいろとさぞ大変だったことでしょうと、その活動をつぶさに見た訳ではないけれど、想像しました。
本当にご苦労様でした。

また、理事に参画された先生も、東京転勤時代は、まだ、東京連絡所と言っていたころに
ご一緒させていただきました。

仕事を持ちながら、趣味の世界もおろそかにせずここまで来られたことも、大変な苦労があったことと推察いたします。

その頃は、そんなに偉い方とは知らず、同胞として接していた私の不明を穏やかに受け止めて下さって、懐の深い方であったと、思い出します。

思い返すと、東京芦孝会で活躍の皆様は、本当に真摯な紳士ばかりと、感動いたします。




今回、連合吟の練習で密に練習をしていたNさんが、久しぶりに東京芦孝会中央会にお顔を見せてくれました。

既存の教室の指導者として公に認められ、指導者会にも入ることになり、私にも同じ女性として立場を同じにする方がやっとできたことに、喜びを感じます。

表に出た吟詠に対する考え方は、それぞれですが、基本は関吟で育った方ですから、兄弟姉妹なのです。
飲み会にも、私が参加するならとご一緒してくださいました。
会場の外でちょっとした立ち話をしていたため、遅れて席に着いたときは、周りの方々と話がすっかり盛り上がっていました。
参加すると決めたら、パワフルな方ですから、何の心配もないのです。
好かったなぁ。いろいろと気になっていた方ですが、こんな風に、同じテーブルに並べるようになったことは、勝手に一人で、喜んでいるのでした。

今までは、指導者会の中で、たった一人女性だということで、こだわっていたのは、私だけだとは、思うのですが。
先にも書いたように、紳士たちの中で過ごしてきたのですから。
これからは、あまり突っ張らないでよくなったのではないかと、一人、安堵しているのでした。

きっと殿方たちは、「え? 女性一人ということを何かと気にしていたなんて、ほんとう?知らなかった。」というでしょうねぇ。
そういっていただけることの方が、私としては、今までのあれこれの一人相撲が間違いではなかったと安心なのです。


そうそう、そして、全国詩舞道大会合吟コンクールの江東区代表として都総連チームに東京芦孝会に1~2名をとの要請があったので、、Iさんが彼女と取り組むと名乗りを上げられました。
これは、他流の方との合同の吟詠で、指導者が付きますから、さらに飛躍のチャンスとなります。
コンクール出場は、したくないけれど、仲間内の切磋琢磨ではなく、指導者が付くというのは非常に魅力的です。

独吟と違って、外から自分の吟詠を見つめるチャンスでもあります。


合吟という触媒がはたらいたら、この二人の吟詠にどんなことがおきるのか、脅威です。
それが、東京芦孝会に何をもたらすことになるのか、今から、楽しみでしかたがない。

特にIさんの開眼が、注目に値する事件となることでしょう。わくわく。

さて、この会は、当然のことながら、無地の和服、白草履着用と、明記されています。
一方、男性は、略礼服、白ネクタイ。

これが、私にとっては、謎なのです。受け入れがたい。

詩吟にふさわしい女性の洋装 男性の略礼服と同じ格で女性からも特に男性からも認められるものを模索せねばなりませんねぇ。




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夢青葉6月

2013年06月21日 | 詩吟
5月以来、ビッグイベントの連合吟コンクールとその練習、そして、論語の会の宿泊講座、伴吟デビュー、週末がすべて出かけるという私にとって初めての離れ業でした。

黙って送り出してくれる夫に感謝しつつ、充実感たっぷりの連続でした。
しかし、さすがに疲れた。

そして、疲れをふきとばして、今日の夢青葉。先月の練習がはるかかなたのように感じられる。

同じように、家族の様子が大幅に変わり、今までと違って大忙しの毎日を送ってきたYさんは、先月はダウンしてお休みでした。
たった一回のおやすみで、自分のことをウラシマ状態と言っていた。

それでも、良いから、やめないで、続けようね。私も、いろいろとあったけど、やめないでいたから、今があって、さまざまな感動を頂いているんだから。

彼女、いつも練習をしてから参加してくださっていたの。そして、練習することに自分なりのこだわりを持っている方だから、もしかして、練習ができなかったから、お休みしますなんて言い出すのではないかと、内心では心配していました。
良かった、きてくれて、私が思うほど、「やわ」な人ではなかったね。


Tさんは、さすがに場所の提供をしてくださっているだけに、しっかりと待っていてくださった。
その彼女の背景には、私と違って「超」の付く、ほっと落ち着く暇のない日々だったに違いないのに。
この日が、うれしくてたまらないと体で表現しての出迎え。

この二人が、「先生」と言って、立ててくれるおかげで、自信を持っていられる私です。
詩吟という技の部分では、私が親だけど、その他の部分では、彼女たちが親となって育ててくれているようなものだ。
時におだてられすぎて、天狗になる私です。人の好い彼女たちだから、ここまで、順調にある時は先生、ある時は生徒として伸びてこられたのでした。



家族の事情は、しらないよ、詩吟のことだけでことを進めるからね、しっかりと自立して、だめなことはダメ、良いことは良いといってね。と言いつつ二人しかいないメンバーでは、見えてくるものがある。
そして、気にしている私でありました。

教える側として、友達としての立場が、入り混じる。そして、いろいろな心配を、三人だけの飲む必要のないガールズトークで、解消している。


さて、今日は、4人のゲストをお迎えしての賑やかな練習でした。
外では、グローバルに向けて、出場者はコンクールに染められていっているようだ。

そんな中、他からの情報は入ってこなくても、ゲストの中に出場者がいると、影響は少なからずあるようです。

グローバルの出場吟題を練習しているのだから、当然だし、当日の舞台のことも気になるし。

気持ちを落ち着けてと言っても無理だろうけれど、月に1回、4年目に入った自分の詩吟を発表していらっしゃい。
そして、方言の出る詩吟でも大丈夫、目標として決めた出だしの一節と、最後の一節を最高のもので発表できたら、それで十分と言う。

「わたり」がずいぶん改善されてきたけれど、個性と見るか減点されるか、それは、審査員にかかっている。
「わたり」と判断されれば、惨憺たる点数になるだろうから、それは、気にしない。
あなたらしい詩吟を失わないで、減点の少ない吟をめざして、次への課題にすればよいと。



ゲストさんが4人もいて、それぞれに対応する時間が無くなって、お一人だけに細かい助言をしたのです。

コンクールの吟は聞かせてもらいましたが、コンクール対応ではなく、基本の発声についての話になりました。

練習の初めに夢体操を丁寧に説明したので、そのつながりで、喉に力を入れない、夢体操終了後の今ある自分の理想的姿勢を思い出して、しっかりとへそで支えよう。そして、力を背骨の真ん中に集中してという説明で、あっという間に、扁平で苦しそうだった声が、つやのある丸みを帯びた声になったのには、一同、驚く。

音程が良い人は、早くに譜を覚えるけれど、そこ止まりになってしまっては、もったいない。行間や音の間を埋めるのは、謙虚さだと思う。

謙虚さなんて言ったら、空気の読めない生意気な私が、言うとおかしいねぇ。

時間切れで、三人のゲストさんは、座っているだけで終わってしまって、申し訳なかったのです。
今後はこんなことが増えるでしょうが、それで良ければ、覚悟して参加して頂くしかない。
自分に説明されるよりも、他人に説明しているのを、ぼんやりでも聞いているだけで、学ぶことのできる人は、上達も早いと思うのです。
と、自分の不手際で、参加の方へ公平に、助言ができなかったことを正当化する私でした。


先日、同じ芦孝会仲間でも、グローバル出場者は、互いにライバル。だから、助言はしたくないとの言葉を聞いて驚いたのを思い出した。

その方の言によれば、今日は、大事な夢組メンバーのライバルになるゲストさんに、塩を送ったことになる。
1点でもたくさん得点して、てっぺんを目指している方と、参加するだけで意義があると考える私とは、かなり温度差がありました。

我が夢組メンバーが、順調に育って、優勝狙いにいたったら、その時、私は、どのように考えるのだろう。

先の先の話だから、夢ちゃんたち、構えなくていいよ~。

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花束

2013年06月18日 | こたろう語録




















わーい、花束が届いたよ。
かあさん、さぞうれしいだろうねぇ。


え、なになに、メッセージには、「ご指導ありがとうございました」だって。


さすが、女性だねぇ。やさしい気遣いにあふれてる。


お花をもらったら、ルンルンの母さんのはずだけど、ルンルンがずいぶん遅れてやってきた。

なんでかなぁ。猫の僕には、よくわからないなぁ。

かあさんって、屈折してない?

初めてのことって、驚きが先に来るからねぇ。
「えっ、どうして?」と思ったんだねぇ。もう大丈夫?
素直に、喜びなよ。

後輩を持つと、喜びもおおきいねぇ。

あ、そうか、今喜んでいるのは、物をもらったからじゃなくて、コンクールを一緒に戦った充実感をさらに感じたからだよね。
三人目の人が、先を走っていたかあさんたち二人をさらに結びつけたってことかなぁ。
それで、いまは、三人で周りのたくさんの人たちを巻き込んで走り始めた、その、感動なんだろうか。

興奮から一段落して、ゆっくりと、充実感が戻ってきて、花の香りと、鮮やかな色が、我にもどしたのだねぇ。

あらためて、「こちらこそ、ありがとう」だよね。




かあさーん、もう水切りはいいんじゃない?この葉っぱおいしいよ~。猫草がないから、代りに食べちゃうよ。









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合吟コンクール

2013年06月16日 | 詩吟
今日も、うまいあったかウーロン茶で、ほろ酔い。

最高の気分で、帰宅。
留守番の夫とこたろうへのお土産は、盾。


楽しげに帰ってきた様子を見て、こたろうは珍しく玄関へお出迎えしてくれた。

夫や娘が玄関から入ってくるときは、ドアが開く前から飛んで行って出迎えるのに、私の場合は、よほど良い雰囲気を漂わせていない限り、靴を脱ぐ前にお帰りを言いにくることはない。

この出迎え方を見ただけでも、今日の私の最高の気分がわかろうというもの。


今日のコンクールに向けて3人のメンバーは、力を合わせてきた。
その様子をつぶさに見ていて、後押しをして助言くれた人たちもいました。私たちの、今日の発表がどのようなものになるか、大いに関心を抱き心から応援してくれていました。

その現れとして、別の会場で、重要な詩吟の会が開かれており、当日は、野田 芦孝先生以下幹事の面々は、そちらへ出席をせねばなりませんでした。

彼らの出吟は、プログラムの初めの方にあったので、出吟だけ済ませると、さっそく私たちの会場へと応援に駆け付けてくれたのです。
彼らのそのあとの、プログラムには、そうそうたる顔ぶれの聞いておかねばならない詩吟をする方たちが並んでいたのですが、せっかくのチャンスをなげうって来てくれたのです。

東京芦孝会は、関吟としては、へき地です。
トップに居並ぶ先生方の生の吟を聞くのは、めったにないチャンスだったのに。わたしだったら、先生方の吟の方を選んだかもしれないのに。

本当に、ありがたい。
心から、感謝です。

私たちの出番の2番前に到着したので、私たちは出場者の控えに居ました。
マイクの前に進んだとき、客席の最後列で、プログラムを振って「来たぞー」とエールをくれました。
そして、終わったときも、また、大きく振ったのは、大成功の合図と思いました。

それだけで十分でした。

私たちは、それぞれが、それぞれの役目を果たし、練習中に課題となったことをちゃんとやりおおせました。
そして、それぞれの強い個性を持ちながら、最後の合吟は、ぴたりと一致して乱れませんでした。
関吟にしかないちょっと合わせにくくて難しい吟法もクリアして、関吟ここにありの吟をしたと思います。

そんなところを、練習の経過をつぶさに見て助言してくださっていた方たちは、よくぞ!と褒めてくれました。

この手法(詩道家協会では「合連吟」と呼び、関吟では「連合吟」と呼ぶ)は、良くつらなって、良く合わせるという意味です。

8行の詩を、2行ずつを3人が順番に独吟します。その、つながりは、一人の吟者が吟ずるごとくスムーズであらねばなりません。
そして、最後の2行を3人が声を合わせて、合吟をします。
これも、一人の吟者であるがごとく、しかも、力強く3人の力を表す必要があります。

審査では、その一人であるがごとくが肝要であると、講評でも丁寧に指摘がありました。
一人一人が個性を出しすぎてはいけないようでした。
私たちの吟は、個性がでてしまったようです。
ただ、合吟の2行は、乱れずぴたりと合わせられたと思いますから、連と合の「合」は、誰にも何も言わせないぞとの思いがあります。

連の部分は、それぞれの審査員の考え方で、良しとする方と,悪しとする方とがいらっしゃったように聞きました。

コンクールは、頑張りが結果を呼ぶとは言いますが、負け惜しみで言うと、これに至るまでのプロセスが、とても大事です。
それが、ただの頑張りではなく積み上げて、身に付く練習で、スキルアップにつながっていなくては、ただ、合わせるだけの練習では、もったいないと思うのです。

今日の発表が練習通りのものが出せたという意味では、仲間内から高い評価を得ました。

日頃を知る人たちのこの、評価はうれしいものです。
それが、将来、審査員にも、高い評価を得るためには、どうするか、とても参考になりました。


独吟にはない、経験をコンクールという御旗のもとに、通常の練習とは違った濃いものができたことに、三人三様に、思いを深めたことでした。

      うれしい嬉しい応援ありがとう!





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江戸川詩吟道場参加

2013年06月15日 | 詩吟
明日にコンクールを控えて、最後の練習に江戸川道場に参加しました。

三人の内二人の出席ですが、二人で合吟の部分を合わせることで、かなりの成果はあるということで、特別な用事のある一人は、そちらに専念して頂くことになりました。

いままで、よくがんばったね。今日で、この特訓も最後かと思うと残念。
このままのできだと、おそらく、優勝は固いとの下馬評。
多大な、応援の意味もあって、「出るなら、優勝を狙わなくちゃね」と豪語して、気持ちを引き上げ、アドレナリンを放出して、実力以上のパワーを出そうと、みんなが手を尽くしてくれる。

壇上では、だれしも緊張するものだけれど、極度に、弱い私は、みんなが心配してくれているみたい。

こればかりは、一人で耐えて越えねばならないのだ。



今日の江戸川は、特訓道場ではなく定例の練習日なので、和歌を次へと進みました。
そして、質問のあった六山と七山の違いを、いつも持っている、マグネットを使っていただいて、懇切に道場長の一人が、説明をする。

白板に線を引いて、七、六、五、三’、三と高さを示し、丸い赤と青のマグネットを音符代わりにおいて行って、音の上がり下がりを指し示す。

夢組では、いつも行われている風景。
小さな譜名表表や、言葉だけでは、なかなか飲み込みづらいことでも、大きく書いて、一つ一つ指示して、音の変化を見て、聞くとわかりやすいのでした。

江戸川では、物事の説明を懇切に行っている。
その、手助けに、マグネットがお役にたてて、光栄でした。

質問者が、わかった!と膝を叩く様子は、いつもながら、うれしい光景。

さて、あすは、力を発揮しようね。
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夢松風6月1回目

2013年06月12日 | 詩吟
今日の吟題は、藤井抽O作 「芳野懐古」

譜ナンバー18の「平引き揺り上げ」の習得に、時間がかかりましたが、ほかのところはかなりスムーズに、進みました。

今までに習った基本の形が、どんどんと身についてきていますから、新しい吟にとりかかっても、一節ずつの繰り返しは、ずいぶん回数を減らすことができました。

ただ、細かいところでは、止めが、いまいちあいまいです。

今では、18番のニックネームは、「眉雪(びせつ)調」と言っています。
昔、初めて抽Oの芳野懐古を習ったころは、18番などという呼び名もなかったころで、この吟法を「眉雪調」と教えられました。

芳野三絶と呼ばれる三つの芳野懐古のうち藤井抽Oの芳野懐古の、転句(三行目)の言葉が、『眉雪の』であり、その所の吟法が、いまでは、平引き揺り上げと呼ばれるようになっています。

昔は、今ほど吟法の種類がなく、呼び名であったのですが、「吟詠副読本」ができて、丸で囲まれた数字を朱書きされるようになりました。

今は、その譜名の多さに、譜名表を眺めて確認する作業をせねばならなくなりました。
これは、私の記憶力の問題なのですが。。。

他流と違って、譜名(吟法)が多いため、覚えるのが大変ですが、その吟法を確実に吟じることで、ほぼ、その詩の趣を表すことができると思うのです。

へたに、小手先で、吟を料理しなくても、特に初心者は、正しく吟じればよいのです。

考えながら、「この音は・・・」と考えなくても吟じられるようになったら、詩情をどうするか考えればよいのです。

その時になってからでも、その詩をさらに深く読むのは遅くないと思うのは、きっとわたしだけなんだろうなあ。

淡々と吟じることは、決して単調でも淡調でもないのは、佐藤鷺照先生の吟が良い例ではないかと思うのも、私だけなのだろうか。

学生の頃、「小手先」 「心意気」という言葉を時あるごとに投げかけていた、鈴木先生(
佐藤鷺照先生に教えを受けていた)を思い出す。

それは、もう、きがついたら、46年から47年も前のこと。恐ろしい位の年月が流れて、そのことを今でも続けているって、すごいねぇ。自分ながら、驚いた。

きっと、誰も予想しなかったし、自分自身が一番驚いている。
佐藤鷺照がご存命だったら、何とおっしゃったことだろう。

東京芦孝会⇒東京芦孝会支部⇒東京連絡所⇒創設の相談会と歴史をさかのぼると、その創設の相談会に、行きなさいと指示をくださったのは、佐藤鷺照先生でした。

関西から関東へと嫁いだ私のことを覚えていてくださって、そして、願いを込めて言ってくださったのだと、今になって思う。おかげで、詩吟からいっぱいの感動をもらっている今の、私がここに。


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伴吟デビュー

2013年06月09日 | 徒然に日々のことを
第1回 新座市吟剣詩舞道大会にて、伴吟のデビューをしました。



ひばり会で、練習していた「九段の桜」は、この日のための練習でした。
練習するたびに、息があって、心地よさが広がってくるこのたびの練習でした。 私の吟が大好きといってくださる方との練習は、喜びであり、お互いに感謝し合えるところが、何よりのことでした。

独吟の部もあり、先生も勧めてくださったので、ついでにと言っては申し訳ないのですが、出吟しました。プロナンバー8番、「山亭夏日」錬成会で、吟じたことがあり、季節もあっているので、選んだのです。
やはり、詩が好きで選んだので、何よりも檀にあがったときの安定感が違いました。一度、壇上で独吟を経験しているということも大きな要素でした。
そして、CD伴奏がすこし聞こえにくい位のボリュームだったので、よく聞く作業をするためにいっぱいいっぱいにならなくて済んだのが、良かったような気がします。

どうしても、あがってしまって、結句の息の足りなさが、残念だったのですが、聴いて頂いた方には、気にならなかったとのこと。
終わってしまったことにあれこれ言ってもね、という配慮だったのかな?


さて、今日の私のメインイベントは、プロナンバー15番の九段の桜の伴吟。

マイクの位置が、演者よりも前にあるという予期しない出来事にあったのですが、目の端には動きがどうにか入る位置でチェックしながらの吟でした。
伴奏曲を変えたおかげか、滑らかに、滑り出し、気合の入った舞いをしているのが、伝わってきます。

最後の言葉の、「祭る」のところで、ぴたりと合ったのが、合わせたのではない妙味があり、もう1回、もう1回と重ねた練習のたまものであると、感動。

先生にも、今までにない舞いだったと褒めてもらって、戸惑う彼女。
素直に、満面の笑みでよろこんだらいいのに、と思うのですが、彼女の良さでもあるその性格は、どうしようもないねぇ。
ばんざーいと喜ぶことをさせてあげたいと思いつつ、それは、それで彼女ではなくなるのよねぇ。


小西先生が担ぐ天秤棒は、剣舞。そしてその前籠が舞い手、後ろの籠が吟じ手。
小西先生が、方向を定め剣舞という道具で、前と後ろの絶妙のバランスをとるっていうイメージがわいてくる。

小西先生は、確固たる信念の人、だから、私たちは、不安定に揺れる籠であっても、安心して前後のバランスだけを考えていればよい。

かと思えば、剣舞をよく知らないものが物を言うべきではないけれど、剣舞が素晴らしく冴えているのに、残念な伴吟のコンビネーションの組をみた。詩吟をする立場から言うと、もっと、ふさわしい吟者は、苦労して探さなくてもいるはずと思ってしまうのです。
そんなことは、承知の上と、そのコンビを組んでいるのでしょうが、真意を知りたい。

「伴」の重要さをこのところ、考える機会がたびたびある。

東京芦孝会のなかでも、「伴」の立場をずっと貫いている人たちがいる。
いつもその場所にいてくれて、見慣れているけれど、「伴」に徹していてくださるから、安心して、私は私の場所にいることができる。  ありがたいことだ。


ひばり会とその他の小西先生のお弟子さんたちの写真。
会場が明るいため私のスマホではない携帯のカメラでもここまで撮れました。
私の携帯ですから、すなわち、私にかかわる写真は有りません。
(^^♪あしからず♪^^)


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江戸川詩吟道場

2013年06月08日 | 詩吟
江戸川詩吟道場練習参加。

いよいよ迫ったコンクール(平成25年度 名流吟詠剣詩舞鑑賞会 のプログラムの一つに律詩合吟コンクール)出場が8日後にせまりました。

公式の練習会場で、私たち以外の人にお聞きいただいて、いろいろと指摘をしていただけるのは、最後の機会です。
三人心引き締めて、練習に臨みました。
少しずつ、気持ちが寄り添い、そして、細かいことの確認をし、本人たちには気が付いてないことの指摘を頂き、時間を取って練習をさせていただきました。

ありがとうございました。自分なりの吟をして、納得のいく結果が得られるよう、あと一頑張りです。

師範になってから、皆さんの前で発表しても、何の指摘もないことに不満を募らせていたのですが、「コンクール」 「個人ではなく三人のバランス」というキーワードのもとに、細かい指摘を頂句事が出来て、これでこそ、道場の個性ある教室運営と思ったのでした。

冗談にでも、あなたに何か指摘をしたら、後が浮「なんて言われるようでは、私としては情けないのです。

切磋琢磨」いたしましょう。


さて、プライベートタイムになって、先週末の足利での様子をお伝えして、「合宿」という形で一歩前進したいことを相談しました。

私の今の気持ちは、伝わってようです。さて、次へと進むことができるでしょうか。

新年度が始まり総会も終わったことなので、会として公式にことを進めるのは無理なので、プライベートにことを進める方が良いとわかりました。

もう少し機会を見つけて、相談を続けることといたします。

私の望みがかなうかどうか、乞うご期待



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