風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

第49回彩花展

2015年08月29日 | こたろう
池袋東武百貨店にて、開催中の彩花展に、友人を誘って出かけました。
久しぶりに娘も出展しているので、娘と娘の先生からのお招きです。


















トップの写真は、娘の作品、続いて、いつも可愛がってくださっている先生の作品、若き家元の作品二段目  一つ置いて、20年心を込めてご指導頂いている先生の作品。 
最後の三作品は、特に目を惹いた作品です。


このほかに、鮮やかな花、大きな花、いろいろな加工が施された花、大がかりな花、など、いろいろ展示されていました。

忙殺されて自分の時間のままならない生活をしていた娘が、このような、大きな会にゆとりをもって出展出来たことが何よりうれしい。

先生の20年の教えが、発揮されていて、先生もことのほかお喜びでした。
良いものを見せてくれて、ありがとうございました。

娘との会話から、お稽古についての様々な話題が、今では、私に気づきを与えてくれるまでになりました。
娘と、このような会話ができるなんて、幸せなことだと思う。
お互いに助言しあえているのです。

今の娘には、いつまでたっても母は、母だから、自分の言葉が助言になったり、気づきを与えているとは、思いもよらないのでしょう。

もう少し、先生のそばで、学び続けていたら、今の私を追い越すだろうなぁ。
その時が楽しみ。先生、いつまでもお元気でいてください。



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新越谷 論語素読の会

2015年08月24日 | 論語と
今日は、長恨歌二回目。
4段までの復習ののち、尺八の伴奏付きで、3段と4段を吟じさせていただきました。
5段からの解説の後、5段も吟詠して、漢詩と吟詠の2時間でした。

来月は、いよいよ、長恨歌最後の日。

8段と9段を朗読の方と三者で、コラボします。
尺八の伴奏もついて、お聞きいただく方に、どのような反応がありや、なしや。

さて、「七月七日長生殿・・・天にありては、願わくは 比翼の鳥となり 地にありては 願わくは 連理の枝と為らんと・・・」
思いを込めて、吟じることができるだろうか。

頑張りすぎて、声が固くなったりしないだろうか。
伸びやかに、しなやかには、私の永遠の宿題。特にそれが望まれる長恨歌なのだからねぇ。
もう一人の吟者と尺八は問題ないのだけれど、、、

須藤先生のもとに、集まった方たちに対して、漢文を理解するうえで、手助けになりたいと、吟詠のお手伝いが、足を引っ張ることにならねば良いがと、思います。


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東京芦孝会中央会 8月

2015年08月23日 | 詩吟
10月の公認会認定記念秋季錬成大会のプログラムができました。

事務能力、作業能力の結集で、あっという間に煩雑な作業が終わりました。
その中で、相変わらず、それらの能力のスキルアップをしない私を、こういうことがあるたびに思い知らされるのですが、だからといって、ダメとか遅いとか、まだ?という言葉を一切浴びること無く、同じように作業をしたかのごとく、接してくださる大人の集団であります。
そして、間違いをいつの間にかなおしてくださっていたり。
こんな、仲間だから、永らえているのだなぁ。。。はぁーーー。


そして、今日は、新しいテキストが届きました。

新しいテキストは、従来のテキストと、副読本を一緒にした形で、更に内容も充実し、11線譜の表示もついていて、至れり尽くせりのテキストです。

その新しいテキストの説明を頂いた後は、掲載の20の詩を次々に吟じていきました。
20吟も連続して吟じると、さすがに手ごたえあり。
男性の音の高さが多いので、楽々に吟じられるのは、良い喉ならしになりました。

なるべく漢字のほうを見て、吟じたいと思いつつ、気が付けば、11線譜のほうに、目が釘づけになっている。

それには、一つ訳が、譜名表に、追加音階として、譜の表現方法が少し変わり、そして、いずれはそのような新しい表現をせねばならない日が来るのです。
その表現方法は、初心者には、ちょっと難しいので、譜の表し方には、注意をして、それなりの指導法が求められるのです。

かつての、関吟の吟法に愛着があって、新しい表現法には、抵抗があります。指導者でなければ、昔の習わしのまま、吟じたいとわがままを言えるのですが、練習の場で、こちらが好きでこちらが嫌いといっていられない日が、やがてきます。

かつての愛着のある吟法が、間違っていると指摘されるようになるのなら、とても悲しい。

逆に、あたらしい吟法のほうが、性に会っているという人も出てくることでしょう。

また、追加された部分を、完璧に吟じたいけれど、まだ発展途上の場合、きっちりと指導できないかもしれない恨みが残ります。

ただ、自分が完璧にできなくても、工夫をすることで、会員さんに学んでもらうことはできます。コーチのように。

会員さんに対して、親切なコーチでありたい。

いずれは、自分の能力不足で、模範を示せない、コーチもできない日が来ることだろう。

その時は、朋に頼れるか。。。




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夢青葉8月

2015年08月20日 | 詩吟
少し、暑さも和らいだとはいえ、エアコンなしでは、過ごせません。

何を勘違いしたのか、友人宅であることで、緊張のタガが外れていたらしく、1時間も前に到着しました。
驚く友人をしり目に、お弁当を開き食べ終えて初めて、練習開始までに、ずいぶんと時間があることに気づいて、やっと、友人が驚いていたことに、意識が、、、

お稽古前に、やりたいこともあったでしょうに、少しも慌てること無く、お相手をしてくださる彼女に、遅ればせながら、敬服。

さて、今日は、最初から全員そろっています。
お伝えすること、相談することがたくさんあるので、終わりの時間を気にしなくて良いのが本当に助かります。

せっかくの、好条件を生かして、必要なレジメ、伴奏CDなど場所をお借りして、置いておくことを提案して、快く了承を得ました。

専ら、練成会の吟の練習となりました。
何かのための練習を、好まないといいつつ、月に一度の練習では、そうせざるを得ません。
理想論を言い放っても仕方がないのです。

三人とも、なんだか意識が自然とステップアップして来ています。
準師範への昇格を控えている彼女は、自分の詩吟を模索し始めました。
練成会では、新しい挑戦をすることになりました。
そして、年長の二人は、独吟に抵抗を示さなくなりました。
学びピアの合同練習会が、思いがけず立派なホールであったことが、良い影響として残ったのでしょうか。
それとも、来たるべくしてここに至ったのでしょうか。

連吟や合吟をしていると、今まで以上に、楽しさが伝わってきて、こんな楽しい練習は、冥利に尽きると思ったことでした。

歌と言うものの効用を、そして唱和することの喜びを感じます。


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菜根譚 はじめの一歩

2015年08月20日 | 論語と
暑いさなか、高校野球の決勝戦の最中、菜根譚の講義が始まりました。

思いのほか、出席がいつもの通りと、先生は喜びました。


菜根譚 その十九 前集
『世に処しては、必ずしも功を徼(もと)めざれ。
過ち無きは便ち是れ功。
徳に感ずることを求めざれ。
怨み無きは便ち是れ徳。』


先生の解説
過失なく一生を終えたならば、それは立派な功である。
対人関係に於いて、強いて徳を施して感謝されるように努めることはない。
人から、怨みを受けずにすめば、それこそ、人に感謝されることなのだ。


「立派な功績を挙げようと努めることはない」
「なるほど、それでいいのね、」と、思いつつ、もしかして私は怠惰に流れているのではないかとの、懼れとの間を、メトロノームのように、行きつ、もどりつ。。。



はじめの一歩
「絶句」 杜甫作  の練習の二回目。

此の処二度ほど、少し声が大きいとの指摘が隣の教室の方から事務所を通して届きました。
先生との素読の段階では、問題ないのですが、詩吟の声が、隣への影響を及ぼしてきました。
昨年の一年間は、何事もなかったのですが、今年になって、急に問題浮上してきたのは、みなさんの声が出るようになって、全員合吟の時は、特に、良いエネルギーを発してきました。お隣への影響が強くなったのです。
詩吟の好きな人にとっては、壁越しに届く声は、女性でも低めの音で出しているので、耳に触る音では決してなくて、心穏やかになるはずと思うのですが、とにかく声が聞こえてくる、詩吟と言うものが嫌いな方にとっては、騒音なのですねぇ。

内部的には、みなさんの声が出てきたのだからと、喜んで良いことなのですが、クレームとしてあがってこないうちに善処せねばなりません。
そのために、今日は、今まで使ったことのなかった、一番端っこの部屋を、事務の方と相談の上、お借りしました。
さて、どんな反応が返ってくるのやら。

もし、場所を変えねばならないとしたら、例えば、「先生のお近くの新越谷に会場変更になったとしたら」どうですかと、先生がおたずねしたら、「遠くなるなら、行けません。」との返事が帰ってきました。
その答えは、特に、詩吟に熱心な方だったので、3月までの、ワンクールが終わるまでは、このままで、事務の方の援護射撃を頂きながら、続けることになります。

さて、4月からのことは、しっかりと考えねばなりません。


お稽古のほうは、スムーズに進んでいます。
先輩がたの、模範吟詠を今日は、尺八伴奏で、いつもより多くの先輩の吟をお聞きいただきました。
そして、それぞれの紹介をし、お名前についての説明をいたしました。
野田 芦孝先生率いる「東京芦孝会」のメンバーは、参段を頂くと「芦」の字を頂くこと。
そして、それぞれに付いた漢字は、先生の選んでくださったもの、自分でさがしてきたもの、親がつけてくれた名前のもの、などと、それぞれが自由に選択できること。

特に芦孝会は、先生が命名するものとは、決まっていないのです。

その自由な考えのおかげで、私は、初めに佐藤鷺照先生にいただいた「照」の付いた名前のままで、芦孝会に所属していられるのです。

雑談になりましたが、詩吟を好きになって、詩吟のことや芦孝会のことも少しずつ知っていただきたく、お話させていただきました。


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孫たちの夏休み

2015年08月07日 | こたろう語録
孫たちが、やってきた。
じぃじとばぁばは、リクエストに応えて、あちらへこちらへと、お出かけである。

ぼくは、あいにく、一緒に出鰍ッるつもりはないので、お留守番。

涼しいところを探して、好き勝手にできるから、お留守番はなんてこと無い。

別に大丈夫なのに、みんなで、「おるすばんありがとうね」と、精一杯愛想を振りまいてくれるので、いい気分かな?

ご褒美の鰹節も、三人がそれぞれでくれるものだから、いつもより三倍いい思いをしているよ。

それに猫タワーのおかげで、誰よりも上から見下ろすことができるのは、快感なのである。






































お決まりのコース、鉄道博物館 生物園 映画 宿題の御習字の練習は、アイパッドで、お手本をとりだして、新聞紙に水で書く。グッドアイディア!
お店で頂いてはがきに、お手紙を書く。ママの留守なのに、夕食完食!じぃじの仕事用の色鉛筆を、貸してもらって、ぬり絵。

甥っこは、じぃじとばぁばには、同じところに連れて行ってもらうと決めているので、新しい場所に行くためのリサーチがなくて、楽ちんだよね。

小学生になって、宿題が増えて、ママは考えて、お習字にすることになったみたい。
朝顔は、持って来てちゃんと水やりをしているし、姪っ子は毎日の、生活記録のシール貼りは、忘れずにやっている。
末っ子ちゃんは、三人目らしく、愛らしく、何をやっても許されて、盛大に褒められている。

ぼくも、ちびっ子たちの生態がわかってきたので、ニアミスをしないよう、暑さを避けて、静かにしている。

ちびっ子たちも、無駄に、「こたろうちゃん」と呼びに来なくなったし、たまに出ていくと、「かつおぶしかなぁ~」といって、おやつを僕にあげたがる。

やりやすくなったもんだねぇ。



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足立論語の会

2015年08月06日 | 論語と
7月、足立区民大学塾主催の「初めての論語、わかる論語、楽しむ論語」が3回シリーズで開催され、受講を終えて、更に学びたい方たちが、9人も今日の、第一木曜日の、足立論語の会に参加なさいました。

あっというまに、教室の定員を超えそうな勢いで、受講者が増えました。
須藤先生への、人気、信頼感は、いや増しております。

教科書の素読は、会を重ねて、少しずつ私の中にも、定着しつつあり、先生の言葉に、だんだんと彩がつけられて、私にとって意味のあるものとして、収まってきています。

学ぶということは、こういうことなのね。言葉のられつや丸暗記ではないということが、実感してきます。

帰りには、久し振りにお茶をしました。
久し振りの間に、いろいろと話題がたまっていて、あれやこれやと、会話が弾みました。

この2週間、夏風邪状態で、頭痛に喉痛に、悩まされていて、体操と、足湯と、温度に注意しながら、冷房を入れたりして、薬を飲まないで、回復に努めていました。
ちょうどしつこい咳から解放されたばかりでしたから、おしゃべりも弾み、ドリンクバーのおかげで、お変わりを自由にして、水分補給も余念がありません。

熱中症の連呼のおかげで、水分はたっぷりとって、おかげで、いつもは、ぱりぱりと音のしそうなお肌もちょっとは潤っています。
面白いものです。





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夢松風8月

2015年08月05日 | 詩吟
8月は、今日の一回のみのおけいこです。
松風、3年目の夏です。

いつもお元気なメンバーが、遅れてこられたのは、体調が悪かったそうです。
今まで、このようなことがなかっただけに、気がかりで心配です。
この夏の暑さは尋常ではない、テレビは連日、「熱中症」の心配を連呼し、注意点を伝えてくる。

その方の状況が、其れかどうかはわかりませんが、どうか無理をせず、お大事になさってください。

 
今日は、絶句を練習する日です。
基本的には、1回目の練習を絶句に、2回目を律詩にあててお稽古をすると決めて、二度目。
来春の昇段試験に向けて、新人さんは、絶句に、先輩二人には、律詩を念頭において、練習をいたします。

昇段試験のための練習はしないと言いつつ、精進していくうえには、昇段試験が通過点としてあります。

理想論を言ってばかりはいられませんが、時間に追いかけられるお稽古には、ならない方が良いなぁと、思います。

今日は、基本吟のうちの「峨眉山月」を習いました。初めて出てきた吟法が二つ。
46番と、22番。

五線譜とマグネットで、分解し、音をたどります。

新しいテキストには、この五線譜(十線?)も、盛り込まれているそうです。
新しいテキストを見て、どのような展開になるか、興味が増しています。










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忘れパスタ

2015年08月01日 | 徒然に日々のことを

作家の柚木麻子さん命名の「忘れパスタ」とは、『友達とのおしゃべりや読書、パソコン仕事の隙間につるりとすすり終えてしまうそれらは、口当たりが良くて安心できる味だけれど、夜になるころには食べた記憶さえあいまいになっている。そんなインパクトの薄い美味しさが私の舌に一番合う。』と書いている。

           略

ここで誤解がないように述べておきたいのは、忘れパスタとは決してまずいパスタでも安っぽいパスタでもないということだ。びっくりしない味わいで、量がちょうど良くて口当たりがいいから、印象に残らないだけなのである。


           中略

実は、人を不安にさせないよう考え抜かれているものとは、なにげなく見えて、いずれも温かくて品があり優秀で知性に溢れているからこそなのだ。

        27年8月1日(土)日経新聞≪プロムナード≫より


   ・・・・・・・・切り取って、手帳に挟む・・・・・・・・

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