採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ブラックベリーの焼き菓子

2007-08-27 | +お菓子(西洋)
むふふ。ブラックベリーまだあるのですよ。生クリーム系のタルトに引き続き今度は焼き菓子に挑戦だ!
たまたま図書館で借りてきた大森由紀子氏の『フランス 地方のやさしい焼き菓子』(柴田書店)に、サクランボを埋め込んだローマジパン使用のお菓子があったのでそれを参考にしてブラックベリーのケーキを作ることにしました。
マジパンを使うケーキってとてもしっとり仕上がるので好きなのです。以前作ったのは(といっても1度しか作ったことないのですが)のパン・ド・ジェーヌ・ド・アルマニャックというものでした。前回参考にしたのは『人気のケーキ―一流シェフが手ほどきする(別冊家庭画報)』(世界文化社,1996)という本です。このほかケーキの寺子屋というサイトにもパン・ド・ジェーヌのレシピがありました。
研究のため、分量を比較してみることにします。

■■ケーク・プランタジュネット風ブラックベリーケーキ
■材料
 (参考)
『人気のケーキ』のパン・ド・ジェーヌ
(参考)
ケーキの寺子屋のパン・ド・ジェーヌ
『フランス 地方のやさしい焼き菓子』のケーク・プランタジュネット
材料底径13cm、口径15cmの丸マンケ型ひとつ18cmの丸マンケ型ひとつ7cmのタルトレット型8個又は18cmタルト型満タン
ローマジパン
(アーモンド:砂糖=2:1を使用したが本来のレシピは1:1だと思う)
150g150g160g
粉砂糖33g50g
もとのレシピは砂糖なしだが糖分の比率がもっと高いマジパンを使用していると思われる
130g3個(約150g)2個(約100g)
薄力粉13g50g15g
コーンスターチ13g10g
溶かしバター43g60g50g
生地の香り付けグランマルニエ
大さじ1
コアントロー
大さじ1/2
その他オレンジコンフィ1枚型にはアーモンドスライスを貼り付けるブラックベリー適量


■作り方
1)卵とマジパンを指先で練り混ぜる。泡立て器では歯が立たないですが手だと体温もあって馴染みが早かったです。
2)卵液を湯煎にかけながら泡立てる。これを舐めてみてどう考えても甘さが少なかったので、大さじ2ほど砂糖を追加しました。
3)ここに粉類をふるいいれて混ぜる。溶かしバターも入れて混ぜる。
4)型に流し入れてブラックベリーを埋め込む。
 (溢れそうになってあせりましたが表面張力でもちこたえました。一旦流れるととめどなく流れそうですよね)
5)170度くらいのオーブンで25~30分くらいだったかな。
6)表面にコアントローで香り付けしたシロップ(手抜きしてコアントローにお砂糖を混ぜました)を塗る。

できました~。



2007/8/23作 ケーキ


実はブラックベリーを埋め込んだときの台が傾いていたのです。ベリーの覗き方が場所によって異なってしまいました。

前回より浅い型で焼いたので厳密に比較は出来ませんが、前回同様にふんわり・しっとり出来上がったと思います。材料を見るとパン・ド・ジェーヌの方が卵が多めな分、よりふわふわだったような気もします。
どちらもバター少なめなのであまりもたれる感じはないです。ケーキ屋さんのフィナンシェとか、すごくおいしいのだけれど、ほんの小さいもの1つで何だかおなかが一杯になってしまったりしますが、こちらはあっさりと沢山食べられます(もっと問題かな)。
お砂糖が少なかったせいかマジパンの香りを前より強く感じました。ブラックベリーの酸味や香りとあって大人の味わいでした。
aiwhasさん、ごちそうさまでした~。珍しい素材があるとお菓子作りにも張り合いが!

また別のマジパンが冷凍庫にあります(こちらは1:1だと思う)。このタイプのケーキとってもおいしいのでまた作ろう~。
栗の渋皮煮を埋め込んだらどうかな?
あと、アーモンドクリーム代わりにタルトに詰めて、松の実を散らしたりしてもよさそう(あ、タルトに詰めると折角のバター控えめが帳消しに)。
コメント (10)
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浅間・あかつき・まさひめ

2007-08-27 | +フルーツ
いくら待っても涼しくならないし、暑いのはあきらめて桃コンポートを作ろうとスーパーに桃を買いに行きました。何軒かまわったら品種が違うものがあり、つい色々と購入。
 浅間:山梨産 3個で398円だったかな。初めて買う品種。味見してみたくて。
 あかつき:福島産 18個入り 1780円。去年も食べました。割安だし、コンポートにしよう。
 まさひめ:福島産 13個入り 1980円。初めて買う品種。衝動買い。生食用と思ったけれど多いわ。

こんなに買ってどうしましょう。ジャムも作らねば。
でもまずは生を味見。





2007/8/18 上から時計回りに、あかつき、浅間、まさひめ
浅間はつなぎ目のくぼみ具合が一番少ない気がしました。ほとんど球形に近いような。
でも個体差もありますよね。

皮を剥いてみると・・・。


上から、あかつき、浅間、まさひめ
あかつきは全体的に一番赤く、浅間は象牙色の果肉で種のそばもそれほど赤くありません



あかつきは、去年も買った種類です。袋をかけたり外したりするタイミングにもよると思いますが、果皮が赤っぽく、果肉も赤味が強いです。コンポートにするとピンク色に発色してきれいです。

浅間は山梨で多く生産され、愛されている品種のようです。早生の桃らしく、桃のシーズン始めに出回るせいか値段も高めで、普段は滅多に買わないです。3個400円というのはかなり安い値段だと思います。
今年初めて食べてみたのですが、ほかの桃とは味が違う!
気のせいかぶどうのような風味が・・・。
浅間が好きな人は他の桃では物足りないだろうな、と思わせる独特の風味でした。幸い私は桃なら何でも好きなのでよかったわ。浅間loveになると高く付きそうですものね。

まさひめは比較的新しい品種のようです。
今回買ったのは酸味が結構あって、私はとても好みだったのですがダンナサマは「*」こんな口していました。なるほど、酸っぱい品種も開発されたのね、と思って調べると、品種の特徴としては「酸味は全くない」と。たまたま買ったものがそういう味だったようです。
果肉はしっかりしてこの3つの中では一番褐変しにくかったのですが、本来の酸味のない桃だとどうかしら。もし安かったら来年も買ってみたいな。
コメント (2)
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