八朔は、皮が肉厚で、とてもよいピールになりそうです。
■■八朔ピール
■今回の作り方
(1)5~6等分に剥いた皮を一度湯通しし、水に晒して冷やす。
(ほどよい苦味を残すため、下ゆで・晒しは1度でよいのではないかと最近試行中)
(2)紡錘形(レモン型)の皮の4箇所を切って、菱形(平行四辺形)に近づける。
(切りとった方は、ママレードに加えます)
こうすると、最終的に出来上がったピールの形が揃うのでお勧めです。
(3)皮がすっかり浸る、たっぷりの量の薄い砂糖液に皮を入れ、柔らかくなるまで煮る。
今回の八朔は固めだったため、圧力鍋で5分ほど煮ました。
(4)柔らかくなったら、砂糖を適宜増やしてシロップをどんどん濃くしていく。
酸味も欲しいので、私はレモン汁も加えています。
(5)数日間、他の仕事のついでに煮返すような感じで、シロップが蜂蜜のように透明でとろりとなるまで煮詰める。(丸二日間、ノータッチで放置することもよくあります)
なお、本式のコンフィは、皮とシロップを分けてシロップのみ(砂糖を足して)煮詰め、その熱いシロップを皮に注ぎ戻しそのまま冷ます、というのを繰り返すのだと思いますが、皮がシロップに浸かったまま、そこに砂糖を足して弱火で温める、など、その時の気分に応じて色々やってしまっています。
砂糖は、最近は果糖が主で、水飴をスプーン2杯ほど加えています。
(6)適当な頃合いで干す。
(7)表面がよく乾いたら、一度ビニール袋にしまう。しばらく寒い場所(または冷蔵庫)におき、湿っぽくなったら再度干す。
どうしても表面ばかり乾きがちなので、全体を平均して乾かすために、こうやって途中でビニールに入れるとよいと思います。