採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

丸ごとタンカンのスパイスビネガー漬け2010

2010-05-06 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

みなさんこの連休は如何お過ごしでしたか?

私は、今年は特にどこにも遠出せず、ずっと先延ばしにしていたことを、一部片付けました(全部は終わらなかった)。
冬物の洗濯、部屋の片付け、冷凍庫と冷蔵庫の柑橘でママレード作り、など。
これで連休に出かけていたらどうなってしまったんだろう、と思うくらい、冬からの摘み残しが沢山ありました。
引き続き、片付けをもう少しがんばらないと。

楽しいイベントとしては、ダンナサマとアミガサタケ探しに散歩したのと、2回ほど外食に行ったことでしょうか。アミガサタケ探しは5月1日に行ったのですが、そこそこ穫れて、一応満足。連休に入ってからは全く雨もなかったので、これで今シーズンの収穫は終わりではないかと思います。
外食は、一度は和食系の居酒屋さんで夜ごはん。(予想通り)お客さんがとっても少なく、そのせいかいつもよりとっても盛りが多かったような?お腹一杯になりました。フレンチレストランにはランチに行ったのですが、ちょっと奮発して(2000円のランチプラス増額1500円)ホロホロ鳥というものを初めて食べてみました。きめの細かい質感のお肉でオリーブ入り擂り身をくるんであって、自分では作れない御馳走で大満足。デザートのチョコケーキも美味しかった。

2回の外食以外はなるべく買い物に行かずに冷蔵庫と冷凍庫の中身一掃に励みました。昼・夜と二人で食事すると、結構片づくものですね!
でも普段あまり食べない昼ごはんもしっかり食べることになり、なんだか太ったような・・・。

今週末は、冬物洗濯の続きと、ベランダ菜園用の苗やら種を買ってきて植えようかと思います。あと片付けも。むむむ。

例年だと那須への往復がてら、茂木(もてぎ)でいちごを大量に仕入れていちごジャム作りにはげむのです。でも今年は、往復するガソリン代で、いちごがもっといっぱい買えるのでは、とダンナサマに言われ、茂木行きはなし。
あそこのいちごは品質がよそとは違う気がするので、ちょっと残念。


コメントのお返事、いつの間にか遅れております。少々お待ち下さい。

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さて、タンカン関連の記事、まだ続きます。

■2010年タンカン関連製作品(これから記事にしてリンクをつけて行きます)
タンカンママレード
丸ごとタンカンのビネガー漬け
丸ごとタンカンのリキュール
タンカンの輪切りコンフィ
・タンカンジュース
タンカンジュースのカス使用のママレード

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愛読する本『プリザービング』(オーディド・シュウォーツ著 山と渓谷社)に、丸ごとの柑橘を使った保存食が2種類載っています。

こんなに沢山タンカンがあるし、両方制覇しなくては。

まずは「丸ごとオレンジのスパイス漬け」から。
これは、丸ごとのオレンジをまず水で(皮を柔らかくするために)煮て、そのあとビネガーを混ぜたシロップで軽く煮て、瓶詰めし、しばらく寝かせる、というものです。
何しろ初めてのレシピなので、私にしては珍しく本の分量に従って(タンカンの量から適宜換算して)作りました。

■■丸ごとタンカンのスパイス漬け
■材料(実際は確か2キロちょい作り、シロップは、瓶詰めに丁度よさそうな量ということで1.5倍弱くらいにしました)
小ぶりのタンカン  1kg
りんご酢 1リットル
砂糖   750g
レモン果汁  1コ分
クローブ
(スパイスバッグの材料として)
クローブ 小さじ2
シナモンスティック 2本
カルダモン  小さじ1

■作り方
(1)タンカンをよく洗う。
私はさっと熱湯を通しました。
本ではカヌレナイフで皮を筋状に削っていましたが、タンカンの皮はごく薄いのでそれはしませんでした。
(2)タンカンを鍋に入れ、ひたひたの水を入れ煮立たせ、沸騰したらとろ火で20~25分、あるいは皮が柔らかくなるまで煮る。穴杓子でタンカンを取り出しよく水を切る。
ここで、沸騰後は本当に弱火でないと、皮がはじけて敗れてしまうので要注意です。
タンカンの場合皮もごく薄く果肉も柔らかなので、10~15分くらいでよかったのかもしれません。
(3)タンカンを煮た水は1リットル(ビネガーと同量)だけ計って残す。ここにビネガー、砂糖、レモン汁、スパイスバッグ(私はバラバラのまま入れました)を入れて煮立たせ、10分間アクをとりながら煮詰める。火を止めたらタンカンを鍋に入れ、一晩置いておく。
(4)翌日、鍋を火にかけ、沸騰したらごく弱火で20分煮る。火を止めてタンカンを取り出し、少し冷ます。
ここでもごく弱火でないとはじけてしまうので要注意です。
(5)タンカンにクローブを刺し、加熱消毒済みの瓶に入れる。
(6)シロップは、やや濃くなるまで煮詰め、瓶に注ぎ入れる。タンカンが完全にシロップに浸るようにする。これを脱気密封する。
1ヶ月後以降が食べ頃。


加熱の際はぐらぐら沸騰させず弱火にすることが一番のポイントでしょうか。
あと、タンカンの大きさにあった瓶をみつけておくのも結構重要です。
大きさのあわない瓶だと、シロップが余計に必要になってしまいます。

糖分を浸透させるのに何日もかけるコンフィに比べると、二日で終わるし、シンプルな作業かもしれません。
でも、(もはや記憶もおぼろげですが)何だか色々問題が発生した気がするなあ・・・。

一応なんとか出来上がり。

2010/02/28作丸ごとタンカンのスパイス漬け 一体どんな味なのか想像がつかなかったため、小分けにしておきました。つまり、ひとにあげた場合、(おいしくなかったら)大瓶だと迷惑かなーと思って。
2010/02/28作丸ごとタンカンのスパイス漬け

皮が固いのでクローブを刺すのが意外と手間取ります。
ナイフで小さく穴をあけて、そこにクローブを押し込みます。

2010/2/28作
タンカン(屋久島産)、りんご酢、水、果糖、レモン果汁、クローブ、シナモン、カルダモン


さて、作ったはいいけれど、どうやって使うのかしら。

食べ頃は作ってから一ヶ月後以降らしいので、とりあえず寝かせておきました。
本には、「オレンジのスパイス漬けは典型的なイギリスのプリザーブです。・・・コールドハムやターキー、チキン、そのほかの鳥肉と」というサイビングのアイデアが書いてありました。

とりあえず1コ食べてみないと、と珍しく肉料理が食卓がのぼった日、開封してみることにしました。 

2010/04/24タンカン酢漬けをイノシシローストに添えて

数日前に作ったイノシシのローストに添えてみました(この日は冷めたまま、冷製仕立てってことで)。
イノシシはお肉の味が強めなのですが、スパイスの香りと甘酸っぱさがあいまって丁度よい感じです。

上にあるのはわらびさんのお庭のルッコラ・セルバティコです(わらびさんありがとうございます!)。風味が強くて美味しいです。

2010/04/24タンカン酢漬けを豚肉ソテーに添えて

(ああっ、折角の撮影なのにお皿が100円の・・・)

豚肉のソテーに添えても、なかなかよかったです。
タンカンの漬け汁をお肉の焼き上がりに少し加えると味がよく馴染むと思います。


シロップがいやにサラサラで味が染みているのか心配でしたが、かなりしっかり味がついています。ビネガーの酸味がお肉にちょうど合います。
クローブは、本だともっと沢山刺さっていますが、この程度で丁度よいくらいでした。

いやいや、全然期待していなかったけれど、これは結構好みの味です。
(レシピ通りに作るとそれなりにちゃんと出来上がるのですね、やはり)

また来年も作りたいです。

コメント
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