採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ヤマドリタケモドキとムラサキヤマドリタケ(2010秋初採集)

2010-09-27 | +きのこ
ついこの前まで、エアコンをつけていたのに、あっというまに涼しく(寒く!)なりましたね。昨晩など、電気毛布を出そうかと思った程でした・・・。
(寝相が悪いのでいつまでもふとんが冷たいのです)

道ばたには彼岸花が咲いているし、も落ちて(売って)いるし、いつの間にかすっかり秋です。
栗を見ると、心が騒ぎます。
今年も渋皮煮を作ろうか、どうしようか。
いつもはあちこち巡回して拾った柴栗で作るのですが、ライバルが非常に多く、空っぽのイガを見るたびに悔しい思いをします。

そうだわ、今年は、売っている大きな栗で作る練習をしてみるかな?

栗拾い戦線からの撤退・・・ではなく「転進」よ。
(ものは言いようってことだな)
でも、落ちていたら拾わずにはいられない気がする。

(渋皮煮で検索して来て下さる方が多いようなので、後ほどレシピページを上(最新)の方にあげておきます)

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9月8日、それからその翌週(9/14~16)と、結構まとまった雨が降りました。
日照りの夏を堪え忍び、ようやくの雨!

そして雨と言えば待望の、きのこ。

春に自力でアミガサタケを見付けたダンナサマは、どうやら私のキノコ熱が感染した模様。先週の金曜、私は元気が出なくてぐったりしていたのですが、ダンナサマから「きのこが出ていそうだよ、探しに行ってみては」との電話までかかってきました。

そして土曜日、私一人には任せておけないと思ったのか、「きのこきのこ。きっと出ているよ!」と、(普段パソコンの前で石のようになっているダンナサマにしては珍しく)自分から誘い出してくれました。


まずはMyウツロイイグチスポットに行ってみると、あれれー、全然気配がありません。
よし、次はヤマドリタケモドキスポットだ。

お、何かモコモコ生えてる!(食べられないやつみたいだけど)

2010/09/26きのこ

遠目から見ても分かるくらい、大量のきのこが発生しています。どれもやや、年寄り気味。
薄暗い林の中、魔女達の宴の後、という風情です。

2010/09/26きのこ

ぽこぽこ生えているこれは、タマゴタケ?(食べられないキノコはイマイチ名前が覚えられない)

ヤマドリタケモドキもあるのですが、どれも古くなって溶けていたりカビにやられていたり。

でもどこかにきっと若いものもの・・・。

2010/09/26きのこ

お、みつけました。
やった!
ちょっと小さい気もしますが、秋シーズン初収穫を祝って、摘んでしまおう。

2010/09/26きのこ

ここにも。

きのこが沢山生えているいい場所は、蚊もたくさん。久々に何ヶ所も食われました。

2010/09/25きのこ

9/25の収穫。

結構沢山穫れました。
この日の収穫で勢いづいて、翌日もダンナサマを連れて(連れられて?)きのこ狩り。

2010/09/26きのこ

前日とはちょっと違う場所に行ったら、こちらにはムラサキヤマドリタケが生えています。
私のナワバリ内ではムラサキヤマドリタケは稀少品種なので、有頂天です。

9/26は、前日にも増して大収穫でした。ほくほく。

2010/09/26きのこ

ムラサキヤマドリタケの軸は、切ると中が真っ白で緻密です(右上がその断面)。
熱湯でさっと茹で、ワサビ醤油で頂くと、まるで貝のお刺身のようなのです。
美味!

2010/10/036きのこ茶碗蒸し

キノコを茹でた場合、ゆで汁に美味しいダシが出ていますので、同時に茶碗蒸しも作るのをお勧めします。

ゆで汁は一旦漉して使います。
ダシの素や鶏肉などなしの、純粋きのこダシだけでも充分美味しいです。
今回は中にきのこのカサのところと銀杏を入れ、表面に小型のきのこを飾りました。

2010/09/26きのこ

ヤマドリタケモドキの軸は、通常は縦半分にスライスしますが、極太の軸は、輪切りにしてソテーすると、まるでホタテのような食感になります。



インドア派のダンナサマも、きのこ狩りの魅力が分かってきたようで、嬉しい限りです。大きくなりすぎたきのこを見て、「あぁ~、勿体ない~。Fujikaちゃんやっぱり金曜に来た方がよかったのでは。」と言うところなど、きのこ熱上昇中ですよね。

でも虫に対する耐性がまだありません。
1個摘んだものにナメクジがついていて、「ひゃっ」と言って取り落としてからは、「ほらほら、あそこに生えているよ」と指さすだけで、あまり自分では摘んでくれません。
よわむしっ!

今回は採集器具(カッターナイフ)が1個しかなかったのもあるけれど、次回からは自力で摘んで、そして簡単な掃除も同時にするように、教育しなくては。
ダメきのこ(カビにやられてるもの)の見極めも、あと1、2回経験すれば出来るようになりそうです。

ダンナサマへ。また一緒にきのこ摘み、行きましょうね~。

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☆9/25,26のキノコの生え方覚え書き
普段出る、比較的風通しのいい場所にはあまり生えておらず、樹林内に沢山のきのこが生えていた。
樹林内は夏の暑さで地温は充分上がっており、かつ日照りの間でも土壌中に湿度が保たれていたためかもしれない。
巨大になって溶けていたヤマドリタケモドキがいくつもあった。9/16の雨の後、比較的すぐに発生していたのかもしれない。

夏の間、強度の乾燥にさらされていたであろう場所は、どのきのこも発生が少ない。しばらく菌糸が休眠状態だったのではなかろうか。今週もまた何度か雨が降る予報なので、これで息を吹き返し、また沢山出てくるかもしれない。
今週中~今週末も、またきのこ狩りのチャンスかも。
ウツロイイグチはヤマドリタケモドキに比べて気温が低めでも発生するので、水分が補給されれば10月でも出るのではないかな・・・(希望)。

コメント (17)
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