採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

朝鮮飴のターキッシュディライト

2019-01-08 | +お菓子(各国)

熊本旅行のとき、ダンナサマが朝鮮飴をみつけてしまいました。
「これ、昔食べたんだよね。懐かしい~☆」
そしてひと袋カゴへ。

ああ。買っちゃうのね。

20年くらい前、買ったのだか試食したのだかで食べた私のおぼろげな記憶では、
「このお菓子は買わないようにしよう」でした。
確か、なんか、イマイチだった記憶があるのよね・・・。

でもダンナサマは懐かしくて買いたいみたいだし、私も自分の記憶にさほど自信がないので、「やめときなよ」とも言えず。

 

朝鮮飴

こちらが朝鮮飴。別のメーカーで、生八つ橋のように薄べったい角型のものもありますが、今回は一番量が少ないこちらを選んでみました。

ダンナサマの職場に持って行ってもらおうかとも思いましたが、職場のおみやげにすると、持って行った人の口には入らないおそれもあります。
せっかくなのでダンナサマに味見してもらわないといけないので、家で開けました。

ぱくっと食べてみると
「甘~い・・・・。甘すぎだ~~」
お餅などの風味は得になく、ひたすら甘いです。
懐かい気分でひいき目に見ることができるはずのダンナサマも、甘さにびっくり。
「こんな味だっけ・・・・。もっと美味しかった気がするんだけどなあ。そうだ、四角くて平たい方なら美味しいのかも」

確かにそうかもしれませんが、でも大差ないんじゃないかな。


Wikipediaで調べてみると、朝鮮飴は、とても由緒あるお菓子のようです。
安土桃山時代、肥後の国の領主、加藤清正が、朝鮮出兵の際に兵糧として持って行ったお菓子が原型だとか。
(原材料はもち米、水あめ、砂糖)
砂糖や水あめのようなベトベトしていたり、粉状だったりするものを、こうやって餅状にすることで、持ち運びしやすく、ぱくっとつまみやすい形状にするのは、当時は便利だったでしょうね。遠征する際には、この甘さもありがたいエネルギー源だったでしょう。

でも飽食の現在は・・・・。
ここまで甘い、というか、甘いだけのお菓子は、いろいろな点でちょっと・・・。


食感が、ぐに、っとしてターキッシュディライトのベース部分に似ています。
ターキッシュディライトは、ナッツの香ばしさと食感で、かなり甘くても美味しく頂けます。
そこで、朝鮮飴を、無理やりターキッシュディライトに変身させてみることにしました。
 

朝鮮飴

朝鮮飴を半分にカット。
そして、その断面の半分の位置に、クルミの半割程度のものを載せます。
そしてこれを折りたたみ、モチモチした生地を無理やりむぎゅっとのばして綴じます。

 

朝鮮飴

餅生地部分は、力をかければ結構よく伸びて、こんな感じの柏餅っぽい形状に。
中にはクルミがあって、外側の朝鮮飴はごく薄くなっています。

これを食べてみると、おお、ターキッシュディライト!
朝鮮飴の甘さが、ナッツの香ばしさや渋みで中和されて、食べやすい味になりました。
ポリポリ感もとってもよいです。
一つ食べたあと、もう一つ、口にいれたくなる感じ。
(カルダモンパウダーを少しふっても面白いかも。)


朝鮮飴のままでは一向に減らないので、こうやって加工してちょっとずつ食べていこうと思います。



ダンナサマへ:朝鮮飴はもう当分買わないようにしましょうね。  
       あ、あと、鶏卵素麺も、確か買わない方がいいお菓子ですよ。

コメント (4)
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