膀胱に包んで熟成させたクラテッロ(生ハム)を、試食してみようかと思います。
(本来は大きい塊がクラテッロ、小さい方がフィオッコという名前ですが、どちらもクラテッロと呼んでしまいます)
今回開封(?)するのは小さい方(フィオッコ)。
Duckbill師匠の手ほどきをあらかじめ読んでおきました。
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こちらが小さい方のクラテッロ。 パテの表面のカビは、先日こそげておきました。 まずは紐を外します。
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紐が除去できました。 パテは、あらあら剥がした程度で、後から膀胱ごと剥がせばいいかな、と、洗うまではしませんでした。
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膀胱を剥がしかけ。 お肉と膀胱の密着度はすごくて、ほんとにぴったりくっついており、カビも全く侵入していません。
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膀胱を全部はがし、水洗いして、パストリーゼを吹きかけました。
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キッチンペーパーにくるみ、ビニール袋へ。 ここに白ワイン少々を注ぎます。 キッチンペーパーがびっしょり濡れて、更に液体がちょっと余る程度。 白ワインは、ダンナサマに頼んだら、いつもの安いアルパカを買ってました。 (もうちょっと高くてもいいよ、と言ったのだけど、ダンナサマは白ワインには全然こだわりがないみたい・・・)
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こちらが剥がした膀胱。 パテもこびりついていたし、これは廃棄してしまいました。
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2日ほどワインで湿らせたクラテッロ。脂肪の側。 結構ワインを吸うのかな?と思っていましたが、袋の中のワインの量は、さほど減ったという感じはありませんでした。
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こちらはお肉の側。 こちら側は、少しだけ柔らかくなったかもしれません。
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すっぱり半割。簡単に包丁で切ることができました。 とてもいい色です。 固さも、こんなに小さいし固くなっちゃってるかも、と心配しましたが、丁度良い生ハムの固さです。
味は、発酵ぽい風味は弱めの、比較的フレッシュな生ハムの味。 この後なじんでくるのかもしれませんが、白ワインの風味が結構沁みていて、風味に影響します。 もうちょっと上等な白ワイン(もしくはマルサラ酒とか)でもよかったかも。 やや塩辛さを感じましたが、ワインのつまみや、サンドイッチにするには問題ないかなと思います。
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半割にして、断面をスライサーでスライスしていきます。
年末、28日のお客さんに食べて頂きました。
お正月、実家にもおみやげでスライスしておいてきました。
保管の際は、塊を真空パックにしておくとDuckbillさんが書いていらっしゃいましたが、忘れていました。
今晩帰ったらパックしなきゃ。