今年のスモークサーモンは、鮭を倉庫まで受け取りに行くところからスタートしました。
例年は宅配業者に頼んでいるのですが、年末の繁忙期で、しかも重さが25kgと規格ギリギリ(アウト)という重さのため、配送依頼を受け付けてくれるか微妙なところなのです。
なので自力で受け取った方が確実。
ダンナサマが協力してくれることになって、二人で行ってくることにしました。
向かうは品川駅付近の海の方にある埋め立て地、品川埠頭。
天王洲アイルの、運河を挟んで東側、お台場の、海(?)を挟んで西側。
といっても全くイメージが湧きません。
カーナビにお任せして、昼くらいにつくように出発しました。
ランチは、埠頭にあるコンビニで何か買いましょうかね。
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行ったのは、12月25日。 高速を降りて、少し都内を走ったのですが、驚いたことにまだイチョウの木に葉っぱがついています! 日当たりなのか風向きなのかで、木にもよるのですが、ぱっと見て、こんなにイチョウの黄葉が楽しめるのです。 うちの方(南茨城)では、ずいぶん前に完全に落葉しています。 東京ってあったかいんですね。
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「ま、まだ緑の葉っぱのイチョウが!?」 と驚きましたが、これはイチョウではありませんでした。 なんの木にしても、年末時点でまだ黄葉しきらないなんて!!! (うちの周辺では、すべての落葉樹の落葉が終わってます)
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これは、品川埠頭側から天王洲アイル方向を見たところかな。 品川埠頭での写真は撮りそびれてしまいましたが、別世界のような光景でした。 埋め立て地なのでまっ平らで、片側3車線の立派な道路が縦横に走っています。 敷地のあちこちにあると思われるのは、コンテナの集積場。普通のもの(オフィスビルとかコンビニとか)や歩行者は全然目につきません。 道路には、大きな海上コンテナを引っ張っている大型トレーラーがぎっしり! 渋滞!?と思いきや、路上で待機しているようで、片側3車線のうち、2車線が待機エリアになっているようでした。 一般社会とは別ルールが適用されているようです。 普通車でうろちょろしているのは我々くらいかも、と思うような心細さです。
一般道だと、他車のフロントウィンドウやヘッドライトが自分の目に入り、他の車となんとなく目線があう感じがあると思います。 でも、トレーラー相手だと、フロントウィンドウははるか上にあり、自分が小さくなったみたい。 くじらの群れに紛れ込んだ小魚の気分でした。
大量のコンテナには世界中からの荷物が入っていて、それがどこかに送り届けられているのですよね。 どこから来て、何が入っていて、どこに送られるんだろう? 思いを巡らせてみたくても、ドライバーさんの姿は遥か上方。窓から見えるトレーラーの大きなタイヤを見ながら感慨にふけっていました。
荷物を受け取ったのは、東京定温という冷蔵倉庫会社。 ビルごとまるごと冷凍庫で、そこに大型冷凍トラックのうしろをくっつけて、直に積み込みが出来るようになっていました。
こちらがその冷凍倉庫の積み下ろしエリア。
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フォークリフトが更に奥の倉庫からものを取り出して、ここで受け取り業者に分配します。 このエリアも冷凍庫で、作業する方はみんなフカフカに厚着しています。
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これはよその方の荷物。 チリ産スモークサーモンですって。 もう出来ちゃってていいなあ。うちらは生鮭、これから加工だわ。
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さて、あの巨大な倉庫から我々が受け取ったのはこの1個。 フォークリフトを使って運んでもらうのは恐縮するくらいの量でしたが、25キロはかなり重たいです。 倉庫からMy台車まで、そして台車から車の荷室に持ち上げるだけでも、二人がかりでないときびしいです。 ダンナサマと一緒に行ってよかったです。
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Sockeye Salmon(紅鮭)とあります。 段ボールの横にカエデ模様がありましたが、今回はカナダ産。 手配して下さった矢口さんによると、カナダのフレーザーリバーの天然紅鮭で、4年に一度くらいしか入荷しないものだそうです。 いつもはチリ産なので、違うタイプのサーモンで作るの、楽しみ☆
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ダンナサマとサーモン。 紅鮭は遡上の際には婚姻色で体が真っ赤になるのですが、海にいるうちはこんな感じの色のようです。 チリ産のものはもっと巨大なサーモンだったこともありましたが、今回はほどよいサイズです。 小さ目は、捌く数は多くなりますが、スモークの作業はしやすくて助かります。 25キロで、11匹入りだったかな?(お母さんへ:何匹入ってましたっけ?)
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発泡スチロールの箱2箱に移し替えて、更に断熱シート、ふとん、毛布などでくるんで、徐々に解凍します。 この状態にして、我々はこの日は帰宅しました。
母と叔母で捌くのは28日(3日後)。 前日溶け具合をチェックして、まだ結構固かったので、くるんでいたふとん類を剥がしたそうです。 で、28日には丁度よい固さに解凍されていたとのこと。
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長くなったので、スモークサーモン作りはまた別記事にて。
■参考情報
トラックの種類
カナダのフレーザー川(およびその上流のアダムス川)は紅鮭の遡上の観光ポイントのようです
カナダ観光局(?)
ブリティッシュコロンビア州観光局ブログ
バンクーバー新報