採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

橙ママレード

2018-02-01 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

お友達から、橙を頂きました。
(天子さん、ありがとうございました!)
やはりママレードやピールを作られる方で、最初は地元のダイダイを買っていたそうなのですが、加工が必須のダイダイはあまり人気がなく、伐採の憂き目に。これは大変!とお庭に植えたのだそうです。

このあたりの産直でも、ダイダイはまず見かけません。
初めての柑橘、とっても楽しみ。

橙ママレード

これが橙。
八朔くらいの色と大きさです。

中国から日本に伝わった柑橘のようですが、中国から西へ、ヨーロッパに伝わったものがビターオレンジなのだそうです。ビターオレンジママレードって有名ですが、ダイダイの仲間だったのか!

橙ママレード

葉っぱは、葉柄付近がこんな風に細くくびれています。

橙ママレード

オックスフォードママレードのレシピ、そしてお手本を添えて下さいました。このレシピは、柑橘を丸ごとゆでて作るという方法です。果実と同量の砂糖(ドキドキ)、そして黒砂糖とウィスキーも入ります。

橙ママレード

お手本がこちら。
黒砂糖など茶色いお砂糖を使っているので、あめ色です。しっかりゼリー状に固まっており、味はビターで大人の味。黒糖のカラメル風味とウィスキーのスモーキーな風味が絶妙です。
で、これをトーストに乗せると、とんでもなく絶品!このママレードは、ヨーグルトよりトーストに断然合います。甘党でないはずのダンナサマもどんどん食べ進んでしまうほど。

橙ママレード

お手本がとっても美味しかったけれど、初挑戦の柑橘を、丸ごとゆでるのは何か心配・・・。
まずは半分くらいのダイダイを、いつもの作り方をして、柑橘の特徴を調べてみます。

さて、八朔を食べるときのように、皮を剥いて、じょうのうから果肉を取り出してみようとしましたが、このありさま。種が多く、じょうのうはかたく、果肉は極めて柔らかいです。なるほど、絞ってポン酢にするのはそのせいか。

橙ママレード

では別の方法で・・。
表面のツルツルしたところをゼスターグレーターで軽くこそげ、縦半割りに。そして芯のところをナイフでカットし、電動シトラススクイーザーで絞ります。

橙ママレード

表皮は乾かしてみました。
今度何かに使おう・・。

表皮を削いだのは、このあと皮をピールにもするので、糖分を染み込みやすくするため。

橙ママレード

絞ったダイダイ。
このあとじょうのうはむしりました(使わなかった)。皮を更に反割りにし、ゆでこぼすのを2回ほどやりました。一晩水に晒しても皮は結構苦め。でもこの苦味が特徴なので、むきになって苦味抜きはしないようにしました。

橙ママレード

市来オレンジママレードを作ったときの写真です)
4分割状態の紡錘形の皮を2方向から刻んで、平行四辺形にします。
この刻んだ部分をママレードに、平行四辺形の部分をピールにします。(こうするとピールの大きさが揃うので気に入ってます)

橙ママレード

絞った果汁は、一部をピールに、残りはママレードに。
ポン酢にするだけあって、とても酸味が強いです。
ここに、果実と同量の砂糖を・・・うう・・ちょっと勇気が・・。

橙ママレード

砂糖はともかく、黒砂糖とウィスキーは入れて、大人風味のママレードを目指してみました。

橙ママレード

でも、お砂糖が足りず、また煮詰め方も足りなかったのか、とろん、とゆるいです・・・。


まだダイダイは半分あります。
今度はまるごと茹で方式を試してみるかなあ・・・。なんか心配・・・。うまくいくかしら。

====

来週は更新お休みです。ちょっとあったかいところへ。初めての土地です。
自分の作る冬野菜料理に飽き飽きしてきたところなので、結構楽しみです。

 

2/14追記

リフレッシュして旅行から帰ってきたのですが、パソコン不調のためもうしばらく更新お休みにします。

タブレットでは書きにくい~。

折角写真沢山とってきたのに。忘れてしまいそう。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かんころ餅2018 | トップ | 肉団子酢豚 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
作られましたね! (天子)
2018-02-02 13:36:13
こんにちは、天子です。

作られましたね。
好みに仕上がりましたか?
お渡ししたのは"参考見本”であって、決して決して「お手本」だなんて、ございませんわよ。

手持ちの色々な欧米のマーマレードレシピでは、オクスフォードタイプも透明なゼリータイプも茹でこぼしません。
日本のレシピは小豆や煮豆のように、どれも煮こぼすと有るけれど、これは苦味や香りをマイルドにして日本人好みの甘さ控えめにする工夫かしら?
欧米のゼリータイプマーマレードなんて、柑橘の2倍の砂糖を使うのですよ。
私でも怖くて作れません。

ところで、捨ててしまったじょうのうは、種子と一緒にガーゼで包んで、果皮と一緒に煮ると、もう少しとろみが付くと思います。

あー、それから スミマセン
お渡しした参考レシピを訂正させて下さい。
精製糖では無く「粗精糖」です。
お察しの通りベージュのやつです。

では、また
返信する
橙、ありがとうございました☆ (●天子さま~Fujika)
2018-02-03 13:56:46
沢山のダイダイ、ありがとうございました!
頂いたママレード、ほんとに美味しかったです。すごいスピードで減っていき、あとほんの少しです。名残惜しい・・・。
果汁はかなり酸っぱいですが、頂いたママレードはさほど酸っぱすぎないですよね。やはりきちんとお砂糖を入れたからかな。まるごと茹でるのも影響しているかしら。
ヨーロッパは水が硬水なのが日本と違うのではないかと想像しています。硬水で煮ると苦みが出にくいとか、硬水でゆでこぼしても苦みは抜けないとか、日本の水とはだいぶ違うんじゃないかなあ。違うかしらん。
返信する
橙のママレード懐かしいです (ヒロシ)
2018-02-08 20:52:19
Fujikaさま
いつも楽しみに拝見しています。
橙のママレードは、7年前にご近所から大量にいただいたものを使い、妻がネットのレシピを参考にして作ってくれました。(レシピのサイトはリンク切れです)
私が入会している直売所では、年末になると正月飾り用の橙が沢山出荷されますが、ママレードの原料としては出ていませんし、加工品である橙のママレードも同様です。
あの時の橙のママレードにもう一度会いたいです。
-以下引用-
>夏ミカンのママレードは妻が以前にも作ってくれたことがありますが、この橙のママレードはより色鮮やかでキリっとした味わいがあり、夏ミカンのものより私好みです。
返信する
ママレード原料として (●ヒロシさま~Fujika)
2018-02-28 13:27:38
お返事が遅くなりすみません。
7年前に沢山ダイダイをもらった、とのことですが、その方のところにはまだ木があるのでしょうか。お友達によると、そのまま食べられないし切ってしまう人が多いとか。
飾り用とはいえ農薬をやっている訳でもないと思いますので、ママレード原料として売り出してはどうでしょう☆(買いに行きたい!)
今度は白いお砂糖で作って色鮮やかなものにしてみようと思っているところです。
返信する

コメントを投稿

+ジャム・ピール(果物系保存食)」カテゴリの最新記事