富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

国宝殿

2016年04月03日 | 国宝殿




あれから4年。
株分けしなければと思いつつしばらく時間が経ち
持ち崩してしまいました。
そこで遅ればせながらざっくりと株分けすることに・・・。

さすがに持ち崩しただけあって下葉はぽろぽろこぼれ落ち
しかも上柄の木はほとんどありません。
ちょっと派手過ぎるせいでしょうか。







といっても地味な中斑になってしまったのも葉持ちはイマイチ。
結局は手入れ不足だったのですね。








いつ枯れてもおかしくなかった覆輪も無事に救出。
こちらはまだ完全覆輪じゃないのか仔は縞で出ています。








もう1株あったのはどうやら完全覆輪のようです。
縞から変わった覆輪の割には紺地が広く
絶えずに育ってくれそうな気がしています。

なにしろ株の中に埋もれてひもじい思いをしながらも残っていた木ですから
これからは伸び伸びと育ってくれることを期待しましょう。
独特の後冴え柄は魅力も十分です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金牡丹

2016年04月03日 | 金牡丹



あれから3ヶ月。
無事に冬を越し新根が出始めました。
出だしは好調。
前の作者との作場環境がうまく合致すれば
蘭も上機嫌のようです。
その機嫌の良い木をつらつら眺めていたら
不思議なことに気が付きました。







金牡丹の仔だから仔も当然金牡丹だろうと思っていたのですが
この仔は生育を始めているはずなのに天葉の柄がなかなか冴えてきません。
ということで黒牡丹なのでした。
しかも縞が少しありますし。







その上から出た仔は紺縞を流していますからちょっと黒牡丹寄りかも。







更にその上から出た仔はアントシアニンというより紅縞芸とでも言えそうな
べったりとした冴えた赤が曙斑に重なって流れ目を引きます。







こっちの仔は墨が多いのか同じ木から出たと思えないほど小型化し
ちんまりとまとまっています。

というふうに一株でいろいろなキャラが垣間見られる楽しい株立ちではあります。
忘年会での余興の交換会とはいえ
こんな面白い株を譲っていただき何やら申し訳ない気持ちですが
せめて罪滅ぼしに精一杯楽しみたいと思っています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする