タカオスミレ(高尾菫)
<スミレ科スミレ属>
高尾に来て、菫好きならタカオスミレ(高尾菫)に逢わないと、
春の高尾のスミレに会いに行く意味がない。
なんたって、葉の表面の色の紫色と、白つぽい花色に紫色の筋が目立つのがお洒落。
ヒカゲスミレの品種で、高尾山で見つかり名前がついた。
沢添いを好む多年草。
林の縁などに生え、葉の表面が紫色を帯びる。
花後は紫色はほとんど消えて緑色になる。
花はどちらかと言えば、白色で。唇弁や側弁の赤みがかつた紫条が
目立つ。花弁は少し波打ち、唇弁が他の弁より大きい。
萼片の付属体に2~3の切れ込みがある。
葉は細長く、茎には目立つほど毛が多い。
去年は都合で会えなかったので、
今年は是非と思っていたので嬉しかった。
俳句では菫の季語の句は多いのでまた拾ってみよう。
菫草(すみれぐさ)花菫(はなすみれ)三色菫、パンジー
遊蝶花(遊蝶花)などとも使う。
潮騒に刻の過ぎゆく白すみれ 西内 公一
すみれ咲く今走らねば遺失物 北川 邦陽
かくれんぼきっと菫の咲くところ 山口 功