ヒメコウゾ(姫楮)
<クワ科コウゾ属>
はじめ、コウゾとどう違うのかと思った。
私の図鑑ではコウゾで出ているので、ずっとコウゾかと
思っていたが、別名でヒメコウゾと書いてあり、
此の頃は、ヒメコウゾと呼ぶ方が一般的らしい。
カジノキとの雑種のコウゾが渡来してからヒメコウゾと呼ばれるようになった。
雌雄異花で雌花序が上部の葉腋につき、下の白い花が雄花序で枝の基部につく。(ちょっとピンボケです。)
奥の方に少し雄花が見えます。
葉は互生しふちに鋸歯があり、先がとがった楕円形、もしくは
深く2~3裂あるいは5裂する。表面は少しざらつく。
上はヒメコウゾの実
6月頃、熟して橙色になり食べられる。
俳句は季語の「五月闇」(さつきやみ)(仲夏)で
五月闇疲れては声大きくす 古賀 まり子