ヒメフウロ(姫風露)
<フウロソウ科フウロソウ属>
実は・・悩んでいたのだ。
これは我が家の庭に勝手に生えている草なので、図鑑にあるように
(石灰岩地に生える2年草。)とは違うものじゃないかと
帰化植物辞典で調べても・・やっぱりヒメフウロとあり
かっこで(在来種あり)の但し書きがあった。
全体に特有のにおいがあり、この匂いが塩を焼いた匂いに似ているので、
塩焼草の別名がある。と書いてあった。
先ほど、摘んできて匂いを嗅いでみた。
確かにほのかなかおりがあるが・・潮の香りとは、違う匂いだと思った。
決して嫌な臭いでは無いのだが、海の香にはほど遠い。
だから・・実はこれが本当にヒメフウロかどうかは全く自信がないのだが、
写真で見る限り・・他には見つからなかったし、手元の画像も無くなってきたので、
どなたか、間違っていたら指摘して戴きたいと思いあえて掲載に至った。
葉は質が薄く、深く3全裂し、小葉はさらに羽状に深裂する。
これは、蕊が5個花びらの上にきれいに残っている。
我が家の裏庭(東京)でこんなふうにひつそり咲いています。
下はアメリカフウロ(亜米利加風露)
アメリカフウロ(亜米利加風露)
<フウロソウ科フウロソウ属>
北アメリカ原産の越年生帰化植物。
花期は5~6月。道端などでもよく見られる。
他にオランダフウロ(阿蘭陀風露)というのがある。
セツブンソウを見に栃木に行く道の途中で出あったことがある。
花はとても小さい。セツブンソウが咲く頃、もう咲いていたのだ。
しかし、果実が異様に長いのが特徴で、花は愛らしいが、
刺を見たら吃驚する。写真に撮らなかったのを今悔いている。
葉っぱの形も普通のフウロと違いキランソウのように地べたを這って
根を広げる。
俳句は季語風露草(ふうろそう)で
よべの海霧丘にのこれり風露草 澤田 緑生