ハンショウズル(半鐘蔓)
<キンポウゲ科センニンソウ属>
先月、高尾の1号路をゆっくり歩いて蕾を見つけた。
だから、もう花は終わっているだろうと思っていた。
今回は、いろはの森を通って日影沢に降りるコースを行った。
バス停まで歩く途中に崖から、垂れ下がって咲いていた。
高尾のいろはの森は木の勉強になります。
葉は3出複葉で、互生する。
小葉は卵形または楕円形で長さ4~9センチ、粗い鋸歯がある。
花柄は6~12センチあり、
先端に紅紫色の鐘形の花を1個つける。
花は完全に開かず垂れ下がる。
和名は花の形が半鐘に似ていることによる。
これはまだ蕾だったので、もう今年は出会えないかと思った。
まさか、高尾行きのバス停の途中で出あうとはラッキーだった。
おまけの何だろうと思っていたのは、サイハイランの蕾だった。
俳句は季語「登山」で
他に山登り、ケルン(登山帽・登山小屋)など使用する。
髭白きまで山を攀ぢ何を得し 福田 蓼汀
登山靴命二つのごと置かれ 岩淵 喜代子