ナワシログミ(苗代茱萸)
<グミ科グミ属>
名前からして懐かしいよくあるグミだ。
特に美味しいと言うほどでもないが食べるとほのかに甘い。
常緑低木で、葉は互生し長楕円形で革質。
ふちは波打ち、裏面は褐色と銀色の鱗片がある。
果実は長さ約1,5センチの長楕円形でこれから成熟し食べられる。
(1粒、食べてみた。ほの甘い。
もう少し熟せばもっと甘くなるかもしれません)
高尾山の頂上ちかくにあるので、見つけてみてください。
上は10月~11月に、枝に数個の花をつける。
萼片は長く外側に褐色と銀灰色の鱗片が密生する。
おまけはオトシブミ
栗、クヌギやハンノキなど木の葉を巻いた中にゾウムシ(オトシブミ亜科の全部と
チョッキリ亜科の一部)が卵を数個産み付けています。
今、小川洋子の「密やかな結晶」を読んでいる。
有名な作品は「博士の愛した数式」だが、「ことり」も静かなお話です。
「密かな結晶」は心が痛くなるお話です。
自分に元気がある時に読んだ方がいいかもしれません。
でも、どれも静かで美しく切なすぎるお話なのでよかったら読んでみてね。
俳句は季語「落し文」で
落し文掌にして旅愁きざしけり 米沢 吾亦紅