ナワシロイチゴ(苗代苺)
<バラ科キイチゴ属>
気になっていながら、すっかり行くのを忘れていた。
残っていただけでも嬉しかった。
近場は開発が進んで、ここにもすぐに及ぶだろう。
いつも、楽しみにしていた場所で、この閉鎖状のピンクの花が大好きだ。
時期は過ぎていたけれど、間に合ってよかった。
もう、殆ど花が散ってこれから実になる所だ。
雄しべが枯れ始めている。
茎は長く伸びて所々で根を出す。
葉は互生し、3出複葉だが、時に5小葉のものがある。
葉裏は白い。
花弁の先から雌しべの柱頭が覗いて、花弁のが落ち、雄しべの葯が開く。
萼は開閉するが花弁は開かない。
果実は6月の苗代の頃に赤く熟し食べられる。
7月ナワシロイチゴの実
俳句は苗代苺(なわしろいちご)で、
苗代苺水車は軋みはじめけり 岡田 史女