熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

セキュリティ ショウ & フォーラム 2005 を楽しむ

2005年03月03日 | 政治・経済・社会
   3月2日から4日までの3日間、東京ビッグサイトで日経主催の「セキュリティ ショウ 2005」とセキュリティフォーラムが開催されている。初日に出かけて、河上和雄氏、佐藤英彦氏、寺島実郎氏の基調座談会を聴講し、その後半日展示場のショウを見学した。
   時節柄、IT関連のセキュリティに可なり比重が掛かっていたが、年々新しい技術革新が生まれていて、展示場の見学も結構楽しい。しかし、ITデバイドと言うか、この方面の進歩が急で、使う人間の活用力が追い着かないのではないかと心配になる。
   国際化に伴う治安の悪化とその防衛について、フォーラムで取り上げられていたが、何十年か前にフィラデルフィアに留学した時、寮の自分の部屋に入るのに玄関から4回も鍵を使用しなければならないのにショックを受けたのを思い出した。勿論、あの頃はニューヨークの夜歩きなどもってのほかであったが。あのサウジアラビアのりアドでも、最初は、玄関を開け放して寝ても全く問題がなかったが、建設ブームで外国人労働者が多くなると、極刑の恐怖にも拘らず急に治安が悪化してしまった。
   日本も、早晩少なくともドイツ程度には国際化の波が押し寄せ外人居住者が増加し、文化的摩擦や治安の悪化が進むであろう。急速なIT化の進行と異文化との遭遇で、今までの生活感覚で日本的にノンビリなど生活できなってくる。危険が一杯で益々住みにくくなるのであろうか。
   しかし、一番心配なのは、日本と日本人の防衛の問題。アメリカ任せで、自分の国を自分で守れない国が日本。そんな国が、世界のどこかにあるのだろうか、これが一番のセキュリティ問題だと思っているのだが如何であろうか。
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