熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

銀塩カメラからデジカメに完全に変わってしまった

2005年03月16日 | 生活随想・趣味
   私の場合、子供の頃からの趣味なので、カメラ歴は長い。その間、ニコンとキヤノンの一眼レフ・カメラのお世話になり、随分、海外への供をさせ、駄作ばかりだが膨大な量のネガを残すことになった。整理をしなければと思いながら、そのままになってしまっているが、懐かしくて堪らない位貴重な写真も多い。少しづつ、スキャナーでデジタル化してDVDに残そうと思っているのだが、まだ、スキャナーの性能が悪くて時間がかかり過ぎるので思う様に進まない。
   2年ほど前に、ニコンのCOOLPIX5700を買って、デジカメを使い始めた。このカメラの難点は、バッテリー容量が少なすぎることであったが、小型で性能も良く便利なので重宝した。落として壊してしまったので、現在は、SONYのDSC-F828とCANONのIXY500を使い分けている。デジタル一眼レフに切り替えようと思ったが、これ等で十分役立っているのと、使わなくなったLEICAや何台かのニコンやキヤノンの一眼レフを見ていると気が削がれてしまうのである。
   デジタルの良い所は、直ぐに、自分のパソコンにデータを取り込み、ソフトを使って修正加工して、その場で、思い通りのプリントを仕上げることが出来ることである。それに、そのまま、幾らでもパソコンに取り込んで、好きな時に、CDやDVDにコピーして保存できる。兎に角、今までDPEショップに任せていて不満が多かったことが、殆ど自分で処理できるのである。
   結局、このデジタル革命が、カメラ業界を潰してしまって、カメラは、パソコンの周辺機器になってしまった。丁度、ラジオやテレビが、トランジスター革命で、トランジスターが、真空管に取って代わったのと良く似ている。私の場合も、最近では、銀塩カメラは、殆ど使わなくなってしまって、昨秋のアメリカ旅行の時も、コンパクトフラッシュのデータをトリッパーのポータブルHDDに転送・保存しながら、デジカメで通した。
   デジカメに代わって、私にとって好都合だったのは、花をマクロで接写するので、被写界深度の深いデジカメの場合は、それほどレンズを絞らなくても適当な写真が撮れる事である。IT革命の恩恵を受けてカメラ技術がどんどん進むことは良いことだが、誰でも傑作が写せるようになってしまったら、面白くなくなるのであろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする