日本橋高島屋で、今、「生誕80周年記念 マリリン・モンロー綺麗のヒミツ」展が開かれている。
比較的すいていて楽にモンローの思い出に浸ることが出来る。
デジタルアート作品集「マリリン・バイ・ムーンライト」に掲載された秘蔵作品を展示と言うふれ込みだが、私には、モンローが実際に映画で着用した衣装や愛用の遺品、それに、映画のシーンを再現した50センチほどの精巧な10体以上もあったコスチューム・ドール等の方に興味があった。
入り口を入ると、地下鉄の吹き出口に立ったモンローが白いワンピースの裾を押さえる有名な「7年目の浮気」の一シーンの写真が大きく掲載されていて、その隣に、デザイナー・ウイリアム・トラヴィラ本人が精巧に複製したその衣装が展示されている。
衣装を付けた実物大の顔のないモンローのマネキンが10体くらいあったが、意外に小さくて、華奢な体つきをしていたのだなあと言ったのが第一印象であった。
マリリン・モンローの「7年目の浮気」や「紳士は金髪がお好き」などのDVDを放映しているスクリーンの前に、モンローが実際に映画で着用した衣装が3点展示されていた。
最初は、1959年、ローレンス・オリヴィエと共演した「王子と踊り子」で着たアイボリー色のコカコーラのボトルのようなシルク・シフォンのドレスで、英人ビアトリス・ドーソンの作、実に優雅で美しい。
次は、この口絵の下の、イブ・モンタンと共演した「恋をしましょう」で着たピンクのシルク・シフォンを何枚も重ねたドレスで、ピンクのグラジュエーションが美しい。
億万長者のモンタンとの始めてのキス・シーンで着ていたボディラインがくっきりと透けて見えるセクシーなドレスとか。前のスクリーンを見ていたが、大写しのキスシーンばかりで、そんなことは分からない。
もう一つは、口絵の真ん中の写真で、「お熱いのがお好き」で着用したゴールドとシルバーのスパンコールを刺繍した優雅なカクテルドレス。
そのほか、実際にはカットされて放映されなかった衣装等数点展示されていたが、そんなに豪華な衣装はなくて、日本の大河ドラマの衣装のほうが遥かに金が掛かっている様な気がした。
いずれにしろ、あのマリリン・モンローが着用して演技をすれば光り輝くように命を持った衣装だが、主が居なくなってしまってただの布の集積となってしまった衣装は実に空しい。
展示品で素晴しかったのは、口絵の一番上の「紳士は金髪がお好き」で身に着けた24.4カラットのカナリー・イエローの素晴しいペンダント「バローダの月」で、インドからヨーロッパに移りマリア・テレジア、そして、マリー・アントワネットにも使われたと言う。
豪華なネックレスから、携帯クシ、ピルケース等々色々あったが、プリンセス引田天功が集めた遺品も展示されていた。
I was never used to being happy.
That wasn't something I was ever counting on.
(私には、幸せなど縁がなかった。あてになどするようなものではなかったのです。)
A sex symbol becomes a thing.
And I hate to be a thing.
(セックス・シンボルは、モノ。モノになるのだけは嫌でした。)
Realty is only thing I really held onto.
Within realty, your fantasy can work.
That includes acting.
(リアリティだけが、私が守り通したもの。リアリティの中で、皆さんにファンタジーを描いて頂けるのです。それは、演技も含みます。)
最初の夫君ジョー・デマジオに連れられて日本に来たマリリン・モンロー。
ケネディに殺されたと噂されたマリリン・モンロー。
私は、映画でしかマリリン・モンローを知らないが、銀幕の女王も1948年から1961年までの僅かな映画人生で、駆け抜けるように世を去ってもう44年。
比較的すいていて楽にモンローの思い出に浸ることが出来る。
デジタルアート作品集「マリリン・バイ・ムーンライト」に掲載された秘蔵作品を展示と言うふれ込みだが、私には、モンローが実際に映画で着用した衣装や愛用の遺品、それに、映画のシーンを再現した50センチほどの精巧な10体以上もあったコスチューム・ドール等の方に興味があった。
入り口を入ると、地下鉄の吹き出口に立ったモンローが白いワンピースの裾を押さえる有名な「7年目の浮気」の一シーンの写真が大きく掲載されていて、その隣に、デザイナー・ウイリアム・トラヴィラ本人が精巧に複製したその衣装が展示されている。
衣装を付けた実物大の顔のないモンローのマネキンが10体くらいあったが、意外に小さくて、華奢な体つきをしていたのだなあと言ったのが第一印象であった。
マリリン・モンローの「7年目の浮気」や「紳士は金髪がお好き」などのDVDを放映しているスクリーンの前に、モンローが実際に映画で着用した衣装が3点展示されていた。
最初は、1959年、ローレンス・オリヴィエと共演した「王子と踊り子」で着たアイボリー色のコカコーラのボトルのようなシルク・シフォンのドレスで、英人ビアトリス・ドーソンの作、実に優雅で美しい。
次は、この口絵の下の、イブ・モンタンと共演した「恋をしましょう」で着たピンクのシルク・シフォンを何枚も重ねたドレスで、ピンクのグラジュエーションが美しい。
億万長者のモンタンとの始めてのキス・シーンで着ていたボディラインがくっきりと透けて見えるセクシーなドレスとか。前のスクリーンを見ていたが、大写しのキスシーンばかりで、そんなことは分からない。
もう一つは、口絵の真ん中の写真で、「お熱いのがお好き」で着用したゴールドとシルバーのスパンコールを刺繍した優雅なカクテルドレス。
そのほか、実際にはカットされて放映されなかった衣装等数点展示されていたが、そんなに豪華な衣装はなくて、日本の大河ドラマの衣装のほうが遥かに金が掛かっている様な気がした。
いずれにしろ、あのマリリン・モンローが着用して演技をすれば光り輝くように命を持った衣装だが、主が居なくなってしまってただの布の集積となってしまった衣装は実に空しい。
展示品で素晴しかったのは、口絵の一番上の「紳士は金髪がお好き」で身に着けた24.4カラットのカナリー・イエローの素晴しいペンダント「バローダの月」で、インドからヨーロッパに移りマリア・テレジア、そして、マリー・アントワネットにも使われたと言う。
豪華なネックレスから、携帯クシ、ピルケース等々色々あったが、プリンセス引田天功が集めた遺品も展示されていた。
I was never used to being happy.
That wasn't something I was ever counting on.
(私には、幸せなど縁がなかった。あてになどするようなものではなかったのです。)
A sex symbol becomes a thing.
And I hate to be a thing.
(セックス・シンボルは、モノ。モノになるのだけは嫌でした。)
Realty is only thing I really held onto.
Within realty, your fantasy can work.
That includes acting.
(リアリティだけが、私が守り通したもの。リアリティの中で、皆さんにファンタジーを描いて頂けるのです。それは、演技も含みます。)
最初の夫君ジョー・デマジオに連れられて日本に来たマリリン・モンロー。
ケネディに殺されたと噂されたマリリン・モンロー。
私は、映画でしかマリリン・モンローを知らないが、銀幕の女王も1948年から1961年までの僅かな映画人生で、駆け抜けるように世を去ってもう44年。