山口市では、時間が取れなかったので、瑠璃光寺の五重塔を見ることに集中した。
学生時代に、京都や奈良などの古社寺散策に興味を持って、建築物や仏像・絵画、そして、庭園などの鑑賞にのめり込んでしまって、今でも続いており、その一環として、国宝の五重塔を見たいと思ったのである。
長い海外生活においても、古都や歴史遺産、美術館・博物館など文化芸術鑑賞を楽しみに、随分あっちこっちを歩いてきたのだが、人類の残した文化遺産の美しさ素晴らしさは格別で、旅の楽しみであった。
さて、日本には、国宝の五重塔が11棟現存していて、そのうち、私は、山形県鶴岡市にある羽黒山だけは見ていないのだが、今回の瑠璃光寺で、10棟見たことになる。
そのうち、この瑠璃光寺と法隆寺と醍醐寺の五重塔が、日本三名塔で、醍醐寺と羽黒山を入れ替えたのが、日本三大五重塔と呼ばれているとかで、いずれにしろ、この瑠璃光寺の五重塔は、法隆寺の五重塔に比肩する日本最高峰の五重塔なのである。
ウィキペディアから引用すると、
この塔は、国宝。大内文化の最高傑作といわれる。室町時代、嘉吉2年(1442年)頃の建立。屋外にある五重塔としては日本で10番目に古く、高さ 31.2m で屋根は檜皮葺。二層にのみ回縁がついているのが特徴である。建築様式は和様であるが、回縁勾欄の逆蓮頭や円形須弥壇など一部に禅宗様(唐様)が採り入れられている。
と言うことである。
檜皮葺屋根造りは珍しくて、瑠璃光寺の他に、奈良県の室生寺と長谷寺、厳島神社などのようであるが、何となく、雰囲気が優雅で優しい感じがする。
この瑠璃光寺だが、境内は、大きな香山公園となっていて、五重塔は、本堂のある寺院本体とはかなり離れた奥の池畔に影を映していて、独立した美しい記念碑と言った風情である。












離れたところに短い参道があって、中門の奥に本堂がある。
「瑠璃光寺」の山号は保寧山で、本尊は薬師如来。栄華を極めた大内文化を伝承する寺院だと言うのだが、そんな感じではなく、説明書きでも、毛利当主の香山墓所や 薩長連合結成の密議おこなわれた枕流亭 や茶室露山堂やうぐいす張の石畳などと言った方が詳しい。








この瑠璃光寺への途中に、毛利元就の菩提寺だと言う洞春寺がある。
小さな山門があって、本堂が奥にあるので、見過ごすところだったが、道を尋ねた地元の婦人が丁寧に教えてくれた。
本堂は消失して新しいのだが、山門と観音堂は、重文だと言う。



(追記)この瑠璃光寺の五重塔は、夜間照明されると言うことで、その風景を、”RETRIP[リトリップ] - 旅行キュレーションメディア”の写真を引用させてもらう。
学生時代に、京都や奈良などの古社寺散策に興味を持って、建築物や仏像・絵画、そして、庭園などの鑑賞にのめり込んでしまって、今でも続いており、その一環として、国宝の五重塔を見たいと思ったのである。
長い海外生活においても、古都や歴史遺産、美術館・博物館など文化芸術鑑賞を楽しみに、随分あっちこっちを歩いてきたのだが、人類の残した文化遺産の美しさ素晴らしさは格別で、旅の楽しみであった。
さて、日本には、国宝の五重塔が11棟現存していて、そのうち、私は、山形県鶴岡市にある羽黒山だけは見ていないのだが、今回の瑠璃光寺で、10棟見たことになる。
そのうち、この瑠璃光寺と法隆寺と醍醐寺の五重塔が、日本三名塔で、醍醐寺と羽黒山を入れ替えたのが、日本三大五重塔と呼ばれているとかで、いずれにしろ、この瑠璃光寺の五重塔は、法隆寺の五重塔に比肩する日本最高峰の五重塔なのである。
ウィキペディアから引用すると、
この塔は、国宝。大内文化の最高傑作といわれる。室町時代、嘉吉2年(1442年)頃の建立。屋外にある五重塔としては日本で10番目に古く、高さ 31.2m で屋根は檜皮葺。二層にのみ回縁がついているのが特徴である。建築様式は和様であるが、回縁勾欄の逆蓮頭や円形須弥壇など一部に禅宗様(唐様)が採り入れられている。
と言うことである。
檜皮葺屋根造りは珍しくて、瑠璃光寺の他に、奈良県の室生寺と長谷寺、厳島神社などのようであるが、何となく、雰囲気が優雅で優しい感じがする。
この瑠璃光寺だが、境内は、大きな香山公園となっていて、五重塔は、本堂のある寺院本体とはかなり離れた奥の池畔に影を映していて、独立した美しい記念碑と言った風情である。












離れたところに短い参道があって、中門の奥に本堂がある。
「瑠璃光寺」の山号は保寧山で、本尊は薬師如来。栄華を極めた大内文化を伝承する寺院だと言うのだが、そんな感じではなく、説明書きでも、毛利当主の香山墓所や 薩長連合結成の密議おこなわれた枕流亭 や茶室露山堂やうぐいす張の石畳などと言った方が詳しい。








この瑠璃光寺への途中に、毛利元就の菩提寺だと言う洞春寺がある。
小さな山門があって、本堂が奥にあるので、見過ごすところだったが、道を尋ねた地元の婦人が丁寧に教えてくれた。
本堂は消失して新しいのだが、山門と観音堂は、重文だと言う。



(追記)この瑠璃光寺の五重塔は、夜間照明されると言うことで、その風景を、”RETRIP[リトリップ] - 旅行キュレーションメディア”の写真を引用させてもらう。
