熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

屋根修理を装う詐欺業者の跋扈

2020年06月11日 | 
   昨日、風が強かった。
   ドアチャイムがなったので、丁度外に居たので、門扉まで出たら、とび職の作業着を着た若い男2人が立っていた。
   言っていることが良く分からないのだが、どうも、近所で屋根作業をしているという。
   その挨拶に来たのかと思うと、どうもそうではなく、その作業所から、我が家の屋根を見ると、板金が浮いているようでガタガタしていて、このような風の強い日には危険なので、修理した方が良いと言っているようである。(隣でなければ、我が家の屋根が見えるはずがない)。
   しつっこく強要するので、前の時には、ガイナで完全塗装したのでそんな筈はないといったら何も言わずに帰ったし、今回は、うちは出入りの業者にしか頼まないと言ったら、渋々帰って行った。
   大体、普通なら、何々会社の誰それですと挨拶するなり、名刺を差し出すのだが、前置きなしに、あり得ないようなことを口から出任せにしゃべり始めるので、おかしいと分かるのだが、注意深い人間でも、用意していないことや意図していないことに遭遇すると、その場の雰囲気で、何となく乗せられてしまって騙されてしまうことがある。
   振り込め詐欺などこの典型であろうが、こんな屋根修理の手合いが、住宅街を跋扈するのも、人間の弱さを餌食にしているのであろう。

   マニュアルがあるのか、こんな同じ台詞を言ってやってくる手合いが、これまでも、6ヶ月おきくらいにやってきており、近所でも話を聞いているので、住民の不安を煽って、つけ込んで作業して法外な料金を取る詐欺師業者であることがすぐに分かったので、泳がせればいくらでも化けの皮を剥げたのだが、追い打ちをかけずに、そのまま帰した。
   以前、家内が対応したときには、ドアホーン越しに断ったので問題はなかったが、娘が聞いたときには心配になって出入りの業者に来て貰って詐欺であることが分かって事なきを得たのだが、近所には、老人宅が多いので、引っかかる人も居るのかも知れない。
   昔は、シロアリや、下水、床下の湿気等々、一戸建ての家だと、良く分からない作業員がやってきて、不安を煽り続けていて引っかかる人も多かったようだが、特に、老婦人の一人暮らしだと被害に遭うこともあるのだが、こう言った失敗は、後で聞くまで分からないのである。

   ガスは東京ガス、電気は東電と言った棲み分けができて、かなり、安心だが、下水道のトラブルなどは、緊急修理が必要なので待ったなしなので、冷蔵庫の扉には水のトラブルサポートなどと書いたゴム版がいくらも貼り付けてあるが、心配なので出入りの建設会社に頼むことにしている。
   ところが、先日、和室の電気がつかなくなったので、娘婿が、インターネットで業者を手配してやってきたのだが、機材も手持ちで作業だけなのに、電圧検査をする必要があるとか何とか言って2万円請求したので、高いと思ったが仕方なく、支払った。
   その会社のHPに、電気の付け替えは5000円と料金表に書いてあり、おかしいと思って電話で抗議したら、注文を受けたのは名古屋のエージェントで、テラセンを払わなければならないので、この料金だという。
   こんな場合には、「公序良俗に反すると思うので、ブログに書いて、この商システムの問題を社名入りで周知させたい」と言うことにしており、そう言うと、エージェントには工事終了の時点で通知しており、手数料は取られてしまうが、いくらなら良いのだと聞いてきた。
   横浜から来ているので、真ん中を取って1万円にしたら、すぐに、書留郵便で1万円送り返してきた。
   そもそも、この程度の仕事を、何も分からずにパソコンで発注する無神経が問題なのは言うまでもない。
   いずれにしても、一寸したトラブル修復や修理などの簡単な筈の処理がやっかいで困ることが多い。

   電気工事と言えるかどうか分からないが、私のこのパソコンには、テレビ機能がついていて4K放送も見られる。
   ところが、私の書斎には、テレビの受信プラグがついていない。
   光はNTTからソフトバンクに変えてしまっているので、ソフトバンクに電話すると、例の調子で電話をたらい回しされて、回線一つ増やすのに手続きが必要であり、28500円掛かるという。
   高いか安いか分からないので、出入りの業者の職人が来て調べてくれたら、こっちの方は、もっと分からなくて、工事代金は3万円だという。

   しかし、こんな工事程度で、何万円も払うのはおかしいと思って、自分で、分波器とアンテナケーブルを調達して、居間のテレビコンセントから電波を二つに分波して、一方からケーブルを伸ばして書斎の分配器につないで、パソコンを起動すると、綺麗にテレビが映ったのである。
   分波して電波が弱くなるとブースターを付ける必要があるのだが、電波は十分であり、分波器やケーブルなどのコストは、たったの5000円。

   7年前に、この鎌倉に移ってきて、初めて、この地区にNTTのフレッツ光を通して貰った時には、嬉しかったが、テレビの放送内容には殆ど進化も発展もないが、ハードは、日進月歩である。
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