新型コロナウイルス騒ぎで、殆ど外出を控えていていたのだが、久しぶりに、鵠沼海岸沿いのレストランへ会食に出かけた。
鵠沼海岸は、江ノ島から片瀬西浜、鵠沼、辻堂と続く藤沢側の砂浜で、おそらく、明日からの週末には人で賑わいそうだが、今日は、江ノ島から稲村ヶ崎にかけての砂浜も、サーファーとセイリング仲間でまずまずの賑わいだが、常の人出ではなく、かなり、閑散としていた。
鎌倉から江ノ島へ通じる海岸道路134号線は、日頃では渋滞が大変で、同じ道路を、車より自転車で走った方が早く着くと言われるほどで、シーズンには、交通の難所なのだが、今日は、スイスイと言う状態で、新型コロナウイルス騒ぎの後遺症であろうか。
今日、行ったレストランは、三笠会館 鵠沼店、
「湘南フレンチ」と称する立派なレストランである。
以前には、近くに、アマルフィイと言うイタリアンがあったのだが、移転してしまったので、近くだとしても海岸まで出ないと、一寸したレストランはないのである。
久しぶりのフルコースの会食で、あっちこっちを飛び回っていた若き頃を思い出していた。
実業を離れて私的な生活が主体となると、歳の所為もあるのだが、正式なフレンチやイタリアンと言ったレストランでの会食は、一気に減ってしまう。
玄関先ロビーで、非接触型赤外線体温計 で、体温を測定されて入るのだが、すでに、テーブル席は、相当余裕を持って配置されていて、3密の心配はない。
マスクを収めるビニール袋が配布されて、当然、客は、マスクを取って席に着く。
本来なら、もっと、テーブル席も多くて客の入りも良いのであろうが、この日は、2人から6人、6つくらいのテーブル席が埋まっていた。
観光客ではなく、地元藤沢とか鎌倉の客だと思うが、やはり、何らかの改まった会食客のようであった。
もう、30年くらいも前のことになるのだが、仕事や個人旅行等の機会を利用して、自分自身の趣味もあって、アムステルダムとロンドンに駐在して居た頃には、パリの三つ星からミシュランの星付きレストランを片っ端から行脚していたので、ヨーロッパの高級レストランの雰囲気は、かなり、よく知っている。
尤も、ミシュランの星付きレストランと言っても、大都会の高級レストランばかりではなくて、アムステルダムには、飾り窓が見える川縁りの小さなレストランもあったし、ベルギーの鄙びた田舎の外れの旅籠にあって1泊したり、自分でも、車を走らせて随分駆け回ってヨーロッパの隠れた風景を楽しみながら行脚したこともあるので、勉強になって有益ではあった。
しかし、調査など単発の出張が結構多くて、スペインやルクセンブルグ、ベルリンなど、自分一人でレストランに入ることもあったので、そんなときは、何となく、気後れがして寂しかった。
そんな贅沢ができたのも、ヨーロッパのレストランの料金がリーゾナブルで、かなり安くて、それに、海外駐在員としての生活に余裕があったから自腹が切れたと言う幸せもあった。
以前に書いたことがあるのだが、バブルの頃、イギリス人の客を赤坂の料亭に迎えて食事をした時、その夫妻がマツタケを半分に切った吸い物を幾らするのかと聞いたら1万円だと答えられ、
当時の換算で50ポンドなので、彼らは、「ロンドンでは、最高のフランス料理を十分食べられる。」と言って複雑な顔をしていた。
バブルが異常だったのか、或いは、丹波の特別なマツタケを厳選したということか、赤坂の超一流の料亭の暖簾代なのか、
とにかく、日本の高級料亭や高級レストランの料金は法外であって、ヨーロッパでは、パリの三つ星レストランでも、予約は大変ではあったが、ワインの選択さえ注意すれば、私のような安ビジネスマンでも、十分、食事ができたのである。
今回は、端折るが、イタリアなど、ヨーロッパのスロー・フードの素晴らしさも懐かしい思い出で、とにかく、美しい風物もそうだが、ヨーロッパの文化の香りも、質の高い日本の文化や伝統と同じで、滋味深い味わいがあって忘れがたい。
鵠沼海岸は、江ノ島から片瀬西浜、鵠沼、辻堂と続く藤沢側の砂浜で、おそらく、明日からの週末には人で賑わいそうだが、今日は、江ノ島から稲村ヶ崎にかけての砂浜も、サーファーとセイリング仲間でまずまずの賑わいだが、常の人出ではなく、かなり、閑散としていた。
鎌倉から江ノ島へ通じる海岸道路134号線は、日頃では渋滞が大変で、同じ道路を、車より自転車で走った方が早く着くと言われるほどで、シーズンには、交通の難所なのだが、今日は、スイスイと言う状態で、新型コロナウイルス騒ぎの後遺症であろうか。
今日、行ったレストランは、三笠会館 鵠沼店、
「湘南フレンチ」と称する立派なレストランである。
以前には、近くに、アマルフィイと言うイタリアンがあったのだが、移転してしまったので、近くだとしても海岸まで出ないと、一寸したレストランはないのである。
久しぶりのフルコースの会食で、あっちこっちを飛び回っていた若き頃を思い出していた。
実業を離れて私的な生活が主体となると、歳の所為もあるのだが、正式なフレンチやイタリアンと言ったレストランでの会食は、一気に減ってしまう。
玄関先ロビーで、非接触型赤外線体温計 で、体温を測定されて入るのだが、すでに、テーブル席は、相当余裕を持って配置されていて、3密の心配はない。
マスクを収めるビニール袋が配布されて、当然、客は、マスクを取って席に着く。
本来なら、もっと、テーブル席も多くて客の入りも良いのであろうが、この日は、2人から6人、6つくらいのテーブル席が埋まっていた。
観光客ではなく、地元藤沢とか鎌倉の客だと思うが、やはり、何らかの改まった会食客のようであった。
もう、30年くらいも前のことになるのだが、仕事や個人旅行等の機会を利用して、自分自身の趣味もあって、アムステルダムとロンドンに駐在して居た頃には、パリの三つ星からミシュランの星付きレストランを片っ端から行脚していたので、ヨーロッパの高級レストランの雰囲気は、かなり、よく知っている。
尤も、ミシュランの星付きレストランと言っても、大都会の高級レストランばかりではなくて、アムステルダムには、飾り窓が見える川縁りの小さなレストランもあったし、ベルギーの鄙びた田舎の外れの旅籠にあって1泊したり、自分でも、車を走らせて随分駆け回ってヨーロッパの隠れた風景を楽しみながら行脚したこともあるので、勉強になって有益ではあった。
しかし、調査など単発の出張が結構多くて、スペインやルクセンブルグ、ベルリンなど、自分一人でレストランに入ることもあったので、そんなときは、何となく、気後れがして寂しかった。
そんな贅沢ができたのも、ヨーロッパのレストランの料金がリーゾナブルで、かなり安くて、それに、海外駐在員としての生活に余裕があったから自腹が切れたと言う幸せもあった。
以前に書いたことがあるのだが、バブルの頃、イギリス人の客を赤坂の料亭に迎えて食事をした時、その夫妻がマツタケを半分に切った吸い物を幾らするのかと聞いたら1万円だと答えられ、
当時の換算で50ポンドなので、彼らは、「ロンドンでは、最高のフランス料理を十分食べられる。」と言って複雑な顔をしていた。
バブルが異常だったのか、或いは、丹波の特別なマツタケを厳選したということか、赤坂の超一流の料亭の暖簾代なのか、
とにかく、日本の高級料亭や高級レストランの料金は法外であって、ヨーロッパでは、パリの三つ星レストランでも、予約は大変ではあったが、ワインの選択さえ注意すれば、私のような安ビジネスマンでも、十分、食事ができたのである。
今回は、端折るが、イタリアなど、ヨーロッパのスロー・フードの素晴らしさも懐かしい思い出で、とにかく、美しい風物もそうだが、ヨーロッパの文化の香りも、質の高い日本の文化や伝統と同じで、滋味深い味わいがあって忘れがたい。