熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

安野光雅画伯の「繪本平家物語」を手に入れる

2020年06月21日 | 生活随想・趣味
   安野 光雅画伯の「繪本 平家物語」は、 1996/2/26 の出版であるから、既に、書店の新本にはない。
   今、杉本秀太郎の「平家物語」をじっくり読んでいて、その本の挿画である安野光雅画伯の本を、観たいと思った。

   古本なので、私の本探しは、まず、アマゾンを開いて、マーケットプレイスの出店を調べる。
   「良い」というコンディションの本だと、一番安いので、3800円くらいである。
   インターネットで検索したら、ヤフオクで写真入りで、何冊か、出店されていた。
   アマゾンより、条件が良くて、少し安いのだが、入札なので、良く分からないし、トラブルを起こしたくないので、止めにした。
   メルカリは、アマゾンよりも、少し安くて、まずまず。

   もう一つは、「日本の古本屋」で検索することである。
   ここでは、何冊か出店されていて、まずまずの条件の本が、送料込みで、3300円。
   税別の定価で、9515円であるから、多少問題があっても良かろうと思って、クレジットカード払いで、オーダーを入れた。
   金沢市のオヨヨ書林から、すぐに郵送されて来て、箱や絹地の背表紙などには、年代相応の多少のヤケや色あせはあっても、完全に新古書で、嬉しくなった。

   覚一本を底本とした「平家物語」を画伯が描いた79場面の絵画に、物語を順に追って143章の説明を加えた大型の豪華本で、平成版平家物語絵巻とも言うべき素晴らしい作品である。
   参考に、下記は、鵯越と壇ノ浦の絵図である。
   
   

   私は、よほど欲しいときでないと、古書は買わないのだが、
   以前に、昭和17年発行のギュスタヴ・ドレエの「ダンテ神曲画集」を買ったことがあるが、これは、戦争を潜ってきた古書であるから、茶色にヤケついた古色蒼然とした古書だった。
   以前には、神田神保町へ行かなければならなかったのだが、今は、デジタル時代で、どんな本でも、ロングテイル、ネットで探せるので助かる。
コメント
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