熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・梅ジャムを作った

2020年06月15日 | わが庭の歳時記
    先日来、例年にならって、梅酒と梅ジュースを作ったのだが、まだ、沢山、梅の実が残っていて、ぽろぽろ、庭に落ちるので、木に残っている綺麗な梅の実を取って、やったことのない梅ジャムを作ろうと思った。
   梅を取るのに、皆はどうしているのか分からないが、梅の木の下に、ビニールシートか何かを敷いて叩き落とすのはどうかと思ったが、上手く行かないので、大抵、特定の新枝にかたまって実を付けているので、高枝切りばさみで、その枝を切り取って、収穫した。
   「桜切る馬鹿埋め切らぬ馬鹿」と言うこともあるので、丁度、枝の剪定にもなって、一石二鳥でもある。

   さて、昔なら、料理本を用意して、梅ジャムの作り方を紐解かねばならないのだが、そこは、デジタル時代で、「梅ジャムの作り方」をインターネットを叩いて検索すれば、動画付きで懇切丁寧なレシペがいくらでも出てくる。
   それぞれに、レシペが異なっていて、どれにすれば良いのか迷うところだが、要するに、何事も鉄則がないのであろうから、自分でやりやすいようにすることだと、これまでの経験から知っているので、我流でやるしかない。

   青梅を水洗いし、なり口のヘタを竹串で丁寧にとり除いて、しばらく、水に浸しておいて、
   鍋に梅を入れて、梅が沈む程度に水を注ぎ、中火にかける。泡立ち始めたら湯を捨てて、また、新しい水を入れて繰り返す。
   この後、梅を味見して、苦すぎなければOKだが、苦すぎるときには、下ゆでした鍋のまま、そこに水を注ぎ入れて水を循環させながらさらし、苦味を和らげるとよいと書いてあったので、
   何回か、水を入れ替えて、その水が、苦さが落ちた段階で止めた。
   次は、梅の種を除くのだが、下ゆでした梅を2〜3個手に持って、ぎゅっと握ると種だけが手に残るので、それを取り除いて、残りは、特に裏ごししたりせず、果肉感を残したままにした。
   梅の果肉や皮を包丁で小さく切り刻むというやり方もあるのだが、梅は十分に煮えた状態になっているので、手で握り潰した段階で、その必要がなくなっている。
   砂糖・上白糖だが、梅の果肉の60~70%と言うことなので、果肉を計って(700㌘)、砂糖(500㌘)を用意する。
   鍋を中火にかけて、砂糖と果肉を混ぜ合わせながら、ゆっくりとのかき回して、沸いたら弱火にして浮き上がってきたアクを掬い取る。
   次第に果肉に透明度が出てきて、とろみがついたらできあがりと言うことで、そのまま、瓶に詰め込んだ。

   出来上がったところで、何時もの朝食のスコーンのジャムに使ったのだが、悪くはない。
   何時も利用している市販のブルーベリーやストロベリージャムのように甘くはなくて、一寸、苦みが残っている感じであったが、大人の味と言うことで、まあまあと言うところである。

   作っているときには、レシペをうろ覚えでやっているので、何分だとか何時間だとか、あるいは、何回だとかどのようにやり直すとか細かい仕様を忘れてしまっていたので、感だけでやった感じで、レシペ無視も良いところだが、一つだけ、砂糖の量については、70~90%と書いたレシペもあったので、もう少し、砂糖を多く入れた方が良かったかも知れない。
   もう一つ、完熟した梅の実を使えば、甘さも増していたのであろうが、青梅から完熟まで雑多な梅1キロだったので、その影響もあったのかも知れないと思っている。

   さて、クラブアップルが、綺麗な実を付けている。
   まだ、木が小さいので、収穫は限られているのだが、これも、将来、ジャムには・・・と思っている。
   
コメント
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