褒められる子どもたち

新学年がスタートして4日。

6年生に対する校内の評価はうなぎ登りです。

入学式準備から始まり、1年生の世話、委員会活動でのリーダーシップ、そして何よりも高い評価をしているのが、『表情が良くなった』『あいさつの声が変わった』という点です。


私は昨日、子どもたちに大変厳しい指導を入れました。マイナスの行動を制御するための無茶な手段をつかいました。そして、子どもたちからの反発を楽しみに待っていましたが、私の予想に反して、子どもたちは私の指導を真っ直ぐに受け止めてくれたようです。

今日は身体測定で隙間の時間が生まれてしまったこともあり、これはチャンスと『昨日の指導についてどう思うか?』を作文に書いてもらいました。
読めば本当に真剣に、子どもたちが伸びようとしていることが伝わってきます。


『私たちは学校の看板なのだから、しっかりしなくてはいけないと思います。』

『小学校最後の1年間で、みんなとの思い出をたくさん作りたい。』

『問題が起こったら、それは6年生全員の問題だと思う。その責任をみんなで取らなくてはいけないと思う。』

『人間は失敗から学ぶ生き物だから、先生、口げんかくらいは許して下さい。』

『みんなで注意していけば、きっと良い学年になると思う。』



この6年生は、非常に高い能力を持っています。これまで私が教えてきた10回の6年生の中でも上位のレベルにあります。

可能性の塊です。


この可能性の扉の開け方があります。

子どもたち自身が持っている、目には見えない『素直な心のカギ』を使えたら、簡単に扉が開きます。


そのためには、大人が、自分の子どもだけではなく、全員ですべての子どもを励ましていくんだと、心の壁を破ることが近道です。

過去の記憶をできる限り消すことによって、本来持っている輝ける生命を引き出していくことができます。これを「U理論」と言うそうです。

新しい明日に向かって進むことにしましょう。

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