小学生のための高速作文作成法

作文指導でひとつの試みをしてみました。もちろんマインドマップを活用します。
名付けて『高速作文作成法』です。

①授業の予習→読解
文章読解はマインドマップで予習をしてもらい、授業ではすでに意見を言える状態で参加。討論するテーマを十分練って与えれば、非常に活発な発言が相次いだ。(ただし、クラス替えをしたばかりなので、まだまだ人間関係が深まってないため、安心して自分の本音を出しているとは言えません。)

②タイムプレッシャー5分で一気に作文構想
「カレーライス」という教材のまとめで、登場人物への手紙を書くという設定で意見作文を書かせました。
まずはマインドマップ(高速マッピング)で構想を立てます。ここで5分間というタイムプレッシャーをかけました。短く時間を区切ることで、ゴール意識を持たせました。またダラダラやらずに短期集中という考えもありました。

③手を止めないように支援
自分の思考を止めないようにするために猛スピードでガンガン書かせました。言葉をどんどんつなぎ(アソシエーションの意識)、書く手が止まりそうになっている子にはブランチだけでも良いから書くように支援しました。つまりゲシュタルト(空白を埋めたくなる脳の働き)をフル活用させたわけです。

④10分間で作文を書く
5分間の超高速マッピング作業をしているので、子ども達は脳活性状態になっています。この勢いをそのまま作文へ持っていくために、10分間で書き上げるというタイムプレッシャーを設定しました。これによって、7割方の子が自分自身に満足できる作文を書いていけました。

今回担任している子ども達は、現段階で文章を書くという点で昨年の6年生の100分の1くらいしか経験がありません。昨年の6年生は5年生時の1年間で「作文新聞」をクラス年間10000号も書き抜くという徹底的な鍛え方をしましたから。
現6年生はまだまだ鍛えられていない部分が多いので、今回の作文指導を始め、新鮮な鍛錬方法で指導をしていけば、きっと伸び方が大きいだろうと思っています。
右肩上がりで伸びていきますよ!
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