KJ法で最高学年のイメージを作る

写真は日光へ実踏しているH井先生が送ってきたものです。東京は暑くてみんな半袖なのに、奥日光は雪がこんなに積もっているんですよ~。同じ関東地方なのに、こんなにも違うのですね。



さて、学級での取り組みです。

有名な「KJ法」で行うブレインストーミングもメンタルリテラシーのひとつだと言えます。今日は「最高学年とは?」というテーマ設定でクラス全員のブレインストーミグを行いました。行った理由は、担任から押しつけられたイメージではなく、子ども自身の頭の中から出てきた意見が最も力を持つからです。

子ども達にとって「KJ法」は初めての経験ではないと思いますが、それにしてもたくさんの意見が出てきました。約20分間に236個もの意見が出ました。これを類別して文にまとめたのが次のものです。

『最高学年とは?』  ※( )内は出てきた意見の数

【 6年生は全校のお手本 】
・ 全校のリーダーとしてみんなをまとめ、引っ張っていく。(41)
・ 下級生のお手本となる。(16)
・ 下級生を世話する立場である。(9)
・ 下級生に優しくできる。(8)
・ 先輩(4)

【 学校の看板 】
・ 学校の看板である。(21)
・ 学校の代表である。(13)
・ 重要な立場である。(3)

【 自覚ある行動 】
・ 最高学年という自覚を持って行動する。(13)
・ 責任を持って行動する。(13)
・ けじめある行動をする。(11)
・ 善悪の判断をして、問題を起こさない。(9)
・ 学校や社会のルールを守る。(7)
・ 言葉づかいに気をつける。(4)
・ 人のことを考えられる。(3)
・ 礼儀正しくする。(3)
・ テキパキと行動する。(2)
・ 落ち着いて行動する。(2)
・ 身の回りのことをきちんとやる。(1)
・ 冷静な行動ができる。(1)

【 チャレンジャー精神 】
・ 恐れずにいろいろなことにチャレンジする。(7)
・ 仕事を見つけて進んでやる。(6)
・ 自分で考えて行動する。(6)
・ 勉強にまじめに取り組む。(4)

【 小学校のしめくくり 】
・ 小学校最後の1年間であり、まとめの学年。(9)
・ 特別な行事がある。(4)
・ 仕事が増えて忙しくなる。(3)

【 未来への架け橋 】
・ 未来への夢を持って、しっかり羽ばたけるように努力する。(8)
・ 大人への一歩(3)
・ 中学への準備(3)

【 その他 】
・ 青春(2)
・ ファイトする。(1)
・ カッコイイことをする。(1)


これだけのことを意識して行動していけば、立派な6年生に育つことでしょう。



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