「もしドラ」を語り合う

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎 夏海
ダイヤモンド社

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先週の土曜日、私的な研究会の総会に参加し、幅広い学び合いをしました。
今のところは、けっして公にはしないこの研究会に参加している指導陣の先生方は、無名ではありますが、授業のスペシャリスト集団です。10年は先の教育課題を語り合っている集団です。

この日、私はフランス政界のブレインであるジャック・アタリ氏の著書を題材にし、「『21世紀の歴史』から読み取る2030年の教育」というテーマで発表を行いました。

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界
ジャック・アタリ
作品社

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発表内容については、再度整理しなおして、チャンスがあればブログにアップしても良いかと思っています。発表の中で最も伝えたかったことは、
「若いうちに『未来学』を学ぶ必要がある。未来を想定することで、現在の教育に自信を持って取り組んでいくことができる。」
ということでした。


さて、私のもうひとつの役目は、「『もしドラ』に考える学校経営のあり方」という発表に対する指定討論者でした。発表テーマは事前に知らされていましたので、事前に『もしドラ』を購入して速読しておきました。もともとこの本は、本屋でパラパラとめくりながら、読了していた本でした。しかし、再度読んでみると、はやり新たな発見があるものです。

今回の私自身の読みで立ち読み時と違っていたのは、著者の岩崎氏が師事していた秋元康氏のプロデュース活動が完全に軌道に乗ったという社会背景でした。それは「AKB48」の成功です。秋元氏がお得意の「アイドルチーム」を立ち上げ、育成し、勝負していくプロデュース活動を把握しながら、この『もしドラ』を読んでいくと非常に分かりやすいのです。


私は、指定討論者として、こんな質問をしてみました。

「岩崎氏が師事していた秋元康の存在が大きいと思うのです。実は私もAKB48のプロデュースは学校経営にも応用できるに違いないと研究していました。○○先生は、AKB48についてどう思いますか?」

○○先生は、

「この本の登場人物はAKBの子たちをモデルイメージして描かれているので、確かにAKBについて知っておいても良いと思います。」

とご回答。
まあ、AKBは置いておいても、『もしドラ』はクラス経営やバレーボールチームの運営には大いに役立つ内容ですから、ぜひお読みください。
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