モチベーションが子どもを育てる

2007年に辰巳ジャンプが週末だけの活動になって以来ずいぶん月日が流れました。今年は2013年ですから7年ですか。2007年から2009年までは、練習量が少ないことを理由に、チームを強くすることをあきらめていた私がいました。しかし、いろいろな方との出会いと学びのきっかけがあり、成功のための「マネジメント」を学んで以来、辰巳ジャンプの子どもたちの成長の仕方が変わりました。

「誰もが応援したくなる子どもたち」
「宇宙一のチーム作り」
「3%の人しかやっていないことを実践するチーム」
こういうことを合い言葉に、愛されるチーム作り、成功法則に則ったチーム作りを心がけてきました。

今年スタートした新チームは、その集大成でもあります。2014年に辰巳ジャンプ史上最高の成績を出すためのチームです。その歩みは着々と進んでいます。今の辰巳ジャンプの子どもたちの素晴らしいところは、チーム練習をしていないのに上達しているところです。どういうことかというと、平日の練習がないにもかかわらず、週末の練習をする時点で、1週間前よりも上達しているということです。つまり、辰巳ジャンプの子どもたちは、私が口うるさく指示している次の言葉を、ちゃ~んと実践しているということです。その言葉とは・・・・・

「誰も見ていないところで努力する人が一番うまくなる」
「レギュラーになりたい子は、毎日個人練習をしなさい。」
「ボールを使わなくても体育館はなくても練習はできる。」
「レギュラーに決まっている子は一人もいない。平日に一人で努力していることは、土日の練習ですぐに分かるから、努力できる子をレギュラーにする。」
「自分の家で、風船やタオルを使っても練習できる。」
「今の6年生だって、個人練習をして強くなった。」

要するに、モチベーションをあげるために、言葉を投げかけているのです。

その甲斐あってと言えるほど新チームの子どもたちは上達はしていませんが、平日にまったく練習していないわりには、毎週技術が伸びていることは確かです。その伸び方は指導している私が不思議に感じるほど伸びているのです。私は1週間、子どもたちと離れてしまいますので、1週間の変化は敏感に分かります。平日のチーム練習をしていないのに、1週間前よりも上達している。このことから、体育館で練習をするだけがバレーボールじゃないんだなと、今の4年生からは教えられます。

「絶対にレギュラーになりたい!」という強いモチベーションが、子どもたちの自発性を育てているのでしょう。そこで、4年生のみんなに強く願います。バレーボールだけではなく、学校の勉強や、家庭での手伝いなどにも全力投球して、「模範の子ども」になってください。すべてのことに手抜きをしてはいけません。「いつでも全力少女」・・・これが辰巳ジャンプの目指す選手像です。
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