「夢の教室」・・・もっともっと広げよう!

トップアスリートが講師を務める「夢の教室」という取り組みがある。日本サッカー協会が組織した取り組みである。今日、私の勤務する学校でその授業が行われた。学校としてこれで3回目の「夢の教室」となる。

リンク「JFAこころのプロジェクト・ユメセン」

実はこの取り組みへの参加依頼は、2008年に個人的に受けている。なでしこジャパンの初代キャプテンである野田さんと食事を共にする機会があり、その際、「井上先生こそ、この夢の教室を活用してほしい」と切望されたことがある。それ以来、いつも心の片隅にあった授業であった。

今日、来てくださったのは、元ヴェルディの林健太郎さん。私は自分の仕事があったため、残念ながらどんな話をしてくださったのか立ち会うことはできなかったが、ボランティアで来ている大学生をサポート役として教室に派遣しておき、終了後感想を聞いてみると、「夢曲線」を使った林選手の挫折と成功の話に、子どもたちは実に真剣に聞き入っていたらしい。よろしいのではないでしょうか。トップアスリートの示す「人生モデル」は、子どもたちの生き方に確かに強い節目を刻むのだと感じます。

「こころのプロジェクトサイト」を見ると、この授業の実施回数が約2900回となっています。もっともっと回数を増やして、小学生の子どもたちにはっきりした夢を持たせてくれることを期待しています。体罰問題でマイナスなイメージにある日本スポーツ界ですが、プラス展開していくためにも、JFAだけでなく、できればJOCをあげて、子どもたちの「キャリア教育」に取り組んでほしいと感じます。ほとんどの指導者、選手は、体罰と無関係な世界で努力しているのですから。
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