ボールをわたす時は、思いやりをもとう

2日連続の平日練習。
今日は14名の子供達と4名のスタッフで練習を行いました。
やはり人数が少ないぶん、ボールに触る回数がとても多くなって、一人一人の練習内容レベルが高い状態で2日間の練習終わりました。

子供たちの心の中に充実感があるのだということを証明するような出来事がありました。
4年生男子A.R君が、転がっていたボールをスタッフの大人に渡す時に、上投げで強くバウンドさせて渡そうとしていたことが繰り返されたため、一言指導を入れました。
「君のボールの渡し方には思いやりがないよ。コーチの皆さんは、練習を手伝ってくれているのだから、ボールよろしくお願いしますと言って、転がすようにそっと渡すのが大事なのではないの。」
半年前だったらなかなか腑に落ちなかったこうした指導も、今ではすぐに心に響くような子供たちの状態になっています。4年生男子A.R君も、それ以来、「思いやり、思いやり」と言いながら、優しくコーチにボールを渡していく姿がありました。

バレーボールが上手くなる以上に、こうした思いやりの気持ちをもてたことを高く評価したいと思います。またこうした気持ちがあれば、バレーボールの技術にも直接影響があります。それはすぐに現れました。今日のサーブ練習では、6年生も顔負けの 弾丸フローターサーブを連発したのです。体育館にいる全員が、彼の成長を喜んだことは間違いありません。

人の心と体は二つに見えて二つではない。一つのものです。心が変わればバレーボールも変わります。体育館に来てくれる子供達全員が、心も体も成長していく経験を積んで行けるよう、指導する私自身も指導技術を日々学び続けています。
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