矢口タートルズの練習を、ただ楽しいだけの練習にするつもりはありません。ねらいを明確にして、ターゲットをしぼって指導しています。
(1年生)
他学年以上に個人差が大きいのが1年生です。トップを走っているスーパー1年生は、今日の練習でとうとう一人アンダー100回落とさずにできました。私から練習ノートに「7月中に100回をできそうだね」というコメントを、今日の練習前に書いたばかりで、すぐにできてしまうところが驚きです。この子は特別。
他の1年生は、元気に練習に参加するだけでねらいを達成しています。たくさんボールにさわれれば、それでよいのです。
(2年生)
2年生は今のところ1人しか部員がいません。私は今の2年生こそ、親子でバレーボールをするべきだ、担任の指導だけでなく、私の指導を受けるべきだと思っているのですが、このねらいは夏休みという短期間ではどうにもなりません。「バレーボールをやったほうがいいよ」と子供たちに個人的に声をかけてはいるのですが、「ぼく(わたし)には無理」「できない」と答えがかえってくる。この全体的にネガティブな事実がとても大きな課題なのです。なんとかなるといいですね。
(3年生)
男女で6人いる学年になりました。本当は、この6人でチームを組んで試合できるとよいのですが、まだまだ基本的な技術が足りないので、踏み切れません。まずは一人アンダーを全員ができるようにしたいです。この学年カラーは、みんなバレーボールを楽しんでいるということです。指をケガして、練習ができないT.Kくんも「お手伝いでもいいから、みんなとバレーボールをしたい!」と言って、練習参加しています。これは本当に素晴らしい態度です。
(4年生)
この学年も男女で7人そろっています。そのうち5人がサーブで点を取れるメンバーです。アンダー10大会が延期になったことが本当に残念です。アンダー10の試合でこれからの課題を明らかにしておきたかったからです。身長が大きいわけではありませんが、バレーボールセンスがちがいます。長い目で見て、そうとう強くなる学年だと思っています。夏の間に、サーブ力、レシーブ力を鍛え上げることがねらいです。
(5年生)
男子中心の学年です。夏の課題は、より具体的にしています。最大のポイントは、あえて厳しく指導して「大人のメンタルに変える」ことです。
O.T、A.Rの2人
この夏に決定力のあるスパイクを打てるようにする。とくにサウスポーのA.Rのスパイクを段ちがいに高める。
K.S
安定したトスを送れるようにする。オールマイティーになんでもできるようにする。
M.Y
レシーブの要にする。サーブ力を段違いにあげる。リーダー性を育てる。
W.A
体の調整力を上げる。持久力と集中力を高める。すべての練習に参加させる。
M.Y
声を出すことで、自信を高める。逃げない心を鍛える。自律の心を育てる。
ブロックができるようにする。
I.E
基礎の技術を身につける。
(6年生)
2人しかいない学年。
個々の技術を高め、中学校につなげる。
チーム運営を任せ、リーダー性を高める。
簡単に書くとこんな感じです。
書いた以上に、細かく見ているつもりではあります。