矢口タートルズはすでに7月18日(月)海の日を夏休みのスタートにしていますが、世の中的には今日の7月21日が夏休みのスタートになります。いよいよ始まりました。楽しい夏休み。そしてダラダラと毎日を過ごすのではなく、バレーボールに明け暮れる充実した夏休みを過ごす子供たち。それがどれほど有意義なことなのか、成人したら分かることでしょう。しかも、校長自ら指導をしているという事実が加わっています。日本全国の公立私立合わせた小学校数は約20000校です。そのうち、校長自ら何らかの指導を子供たちにしている学校は、おそらく100校もないでしょう。東京都の小学生バレーボールチームでも、校長が指導をしているチームは私が知る限り、たったの3チームです。だから何なんだと言ってしまえば、それはそうなのですが・・・・・
今の時代は「働き方改革」を進めよと、私の立場の者には行政側から徹底的に言われます。今では勤務時間、在校時間の長さを管理され、規定以上に在校時間が長くなると指導が入ります。そうならないよう、私は教職員への要求は最低限度にしているつもりです。
この夏休みの私自身の行動は、改革の意味からはまったく反対のことをしているのは明らかです。
だから何なんだです。
自分がやりたいことをして、何が悪いのかということです。
のんべんだらりと夏休みを送っても、なんの働き方改革にもなりません。逆に疲れるだけです。
私と関わってきたこれまでの保護者の方々から、「先生は授業や指導をしていてなんぼの人でしょ。なんで校長なんかになったの?早く子供たちの指導を始めなよ。」と言われ続けています。そのことを実現できるのが夏休みなのです。私につきあわされる子供たちは迷惑でしょうか?そんなことはないと信じています。なぜなら、教室では味わえない成長する自分自身を実感できるからです。どんどん成長していく子供たちの姿を、
「おっ!できるようになったな!」
「ほぉ、予想以上にできるようになるのが早いな!」
「うん、苦労したけど、やっとできるようになったな!」
と毎回の練習で見ることができる私の立場は、最高のメンタルヘルスになっているのです。
自分の指導で前進する子供たちを目の前で見ることができて、ストレスになる人間はいないのではないでしょうか。
働き方改革とは、勤務時間が問題なのではなく、教師としての生き甲斐、働き甲斐が問題なのではないでしょうか。
私自身は校長室にいるよりも、これまでの教員人生のように「体育館の住民」と言われるような存在であることが、ストレスのない働き方であることは間違いありません。(それによって、他の方のストレスが増していたらごめんなさい・・・苦笑)