この夏に虜になったドラマ「氷点」

「氷点」 第1回


1966年(昭和41年)にテレビドラマとなった、三浦綾子さん原作の「氷点」に、この夏は完全にはまっていました。
本も読みました。
このような現実は、身近には起きないと思いながらも、様々な葛藤場面に、共感なのか、反論なのか、自分でも分からないような感覚をもちながら、キリスト教的な人間の心の底にある「原罪」がもたらす苦しみと、それを乗り越えていくことの難しさを見つめる機会となりました。
この半年ほど、三浦綾子さんの著作を続けて読んでいます。ごく普通の生活を表現していく登場人物を表現していく中で、突如としてふりかかる自然災害や人的災害に、いっぺんに振り回される人の人生というものを考えさせられる作品が多いのです。

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[アイドル]『ようこそ新宿』フルバージョン ステージショー 古川琴音×山崎育三郎×愛希れいか×田村芽実 ほかメインキャスト総出演 | 特集ドラマ | NHK

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この夏休み、NHKで太平洋戦争の知られざる民衆の歴史を表現した「アイドル」というドラマが放映された。
こと太平洋戦争当時というと、教育界では政治や軍部の考え方、軍事教育云々という話題が先行していき、私も同じように戦争の是非を問うような論調に終始していた。ところが庶民の感覚はどうだったのかという視点はあまり考えられない。このドラマは、そうした若い庶民の心を表現したものとして、とても興味深い内容であった。

時は1935年(昭和10年)から約10年間ちょっと。太平洋戦中戦後の新宿を舞台にしている。
さらには戦地に赴いた兵隊さんたちの思いも表現している。
主人公は「明日待子(あしたまつこ)」。未熟ではあるが、明日のスターを目指して努力し続ける存在として舞台に立つ。完成された存在ではなく、未完成でも必死に努力し、応援してくれる方々の心を打つ存在。「愛ドール=アイドル」・・・まるで今の状況と変わりないではないかと思わせる。どんな時代であっても、「応援したくなる存在」というものは、人の心を打つのだと感じる。私が小学生バレーボールのチーム作りで最も重視してきたのが、「誰もが応援したくなる子供たちを育てる」ということであった。その目標は十分に達成できていないが、これからもそのような子供を育てていきたいとは思っている。

学校経営も同じである。
誰もが応援したくなる学校にできれば、どんな時代であっても変わりなく、よい学校にしていくことができる。
反対に、どれだけよい教育をおこなっていても、心情的に応援したいとは思わない学校ならば、すたれていくことだろう。

目標をもって懸命に生きる人たちが報われる組織を作るために、私という存在がいることを自覚したい。
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