「氷点」 第1回
1966年(昭和41年)にテレビドラマとなった、三浦綾子さん原作の「氷点」に、この夏は完全にはまっていました。
本も読みました。
このような現実は、身近には起きないと思いながらも、様々な葛藤場面に、共感なのか、反論なのか、自分でも分からないような感覚をもちながら、キリスト教的な人間の心の底にある「原罪」がもたらす苦しみと、それを乗り越えていくことの難しさを見つめる機会となりました。
この半年ほど、三浦綾子さんの著作を続けて読んでいます。ごく普通の生活を表現していく登場人物を表現していく中で、突如としてふりかかる自然災害や人的災害に、いっぺんに振り回される人の人生というものを考えさせられる作品が多いのです。