「氷点」内藤洋子 卒業式のシーン 1966年

「氷点」内藤洋子 卒業式のシーン 1966年


1966年。昭和41年。戦後たった20年。
昭和30年代は日本教育界の新時代であり、様々な授業改革が進められていたという時代背景がある。
実は、この時代に開発された授業方法が今でも引き継がれ、しかも20代の若手教員ですら、ほおっておけば無意識のうちに、この時代の授業方法をしてしまうということを私は感じている。
しかし、この動画に出てくる中学3年生、陽子さんの卒業式答辞場面のスピーチは、このくらいのスピーチができる中学生が日本には普通にいたことを象徴しているように思う。
くだらない娯楽のなかった時代のドラマである。今の町会長さんや商店街長さんという世代の方々が、青春時代を過ごしていた時代のドラマである。このような答辞スピーチに現代の私たちも学ぶ点はたくさんあるはずである。

その後、たくさんの学校ドラマはあったが、そのたびに児童生徒のセリフは、人々の心を打ってきた。

さて、2022年の今、人々の心を打つ子供の言葉とは、どのような内容になるのでしょうか?
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子供たち全員のモチベーションを保つための指導は、とても難しいものなのです

夏休み猛練習の後半2日目。参加児童数は24名と、夏休み中の最高人数となりました。嬉しいことです。

9月上旬の「大田区小学生秋季バレーボール大会」に向けて、チームフォーメーションを作る練習に入っています。基本的な技術が不十分なので、フォーメーションで欠点を補おうという試みです。残念ですが、それも大会までには間に合いません。ということは秋季大会は通過点として、試合の結果を求めるよりも、練習したことを出せるかどうかで評価すべきだと思っています。

フォーメーション練習に入るということは、6名のレギュラーを固定させなくてはなりません。5,6年生で男子5名、女子4名、計9名いるチームですから、3名はレギュラーから外れます。実はその子たちのモチベーションをどう保っていくかということで、今日の私の指導の半分のエネルギーが費やされていたのです。予想通り、レギュラーから外された子の一人は、早くも「自分は落とされた」という意味のつぶやきをしていました。このような誰にも聞こえないようなひと言を聞き逃さないことが、子供たちのモチベーションを保つことにつながるのです。「落とされた」と思っている子にも次への希望を感じさせながら、そして、レギュラーに選ばれた子にも、そこは決まったポジションではなく、いつでも交代できる準備ができているから、努力しないと席は無くなるという危機感を投げかける。そうしたバランス采配をしていかないと、部員数の多い矢口タートルズのようなチームは手抜きをする子が増えてしまいます。

このようなことは、事前に考えているように思えるでしょうが、実は、その場で感じて、その場の直感で一瞬のうちに答えを導き出していることが多いです。私が関わってきた脳科学を研究する方々からは、「直感とは最高の論理的思考力だ」と言われています。私は自分自身の直感を信じています。今日も、高学年、4年生、3年生に分けて、未来のチーム図を伝えた場面があったのですが、最近の練習のねらいである「高学年のチーム作り」を続けるためには、下級生のモチベーションも高く保ち続けないと練習効率が下がるので、遠い未来の目指す姿を考えさせたわけです。

そろそろ2学期のスタートを感じる季節になりました。
順調にチーム作りが進んでいる「矢口タートルズ」の状況を考えると、さらなる部員増加が考えられます。
もし、保護者の方々で、監督業をしてみたい希望があれば、4年生チームや1~3年生チームの指導を任せたいと思っていますので、どうぞ井上にご相談ください。
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