保護者の思い・・・読み聞かせ 平成22年度①

落語絵本―ばけものつかい (落語絵本 (1))
川端 誠
クレヨンハウス

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今年度も保護者ボランティアの皆さんによる読み聞かせが始まりました。
昨日は落語を絵本にした「ばけものつかい」という楽しい話を読んでいただき、子どもたちも興味深く聴いていました。

ここでは、読んでいただいた本を紹介していきます。
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ファミリーマートカップ全日本バレーボール小学生大会 東京第3支部予選

今日から「ファミリーマートカップ全日本バレーボール小学生大会 東京第3支部予選 江東中央区ブロック」が始まりました。辰巳ジャンプの試合は芳しいものではありませんので、記事にするほどのこともないのですが、メジャースポンサーであるファミリーマートさんへの貢献をするためにも、インターネット上に「ファミリーマート」という言葉を流させていただきました。小学生バレーボールチームの皆さんは、お弁当や飲料など、ファミリーマートで購入しましょう。

さて、今日の試合で子どもたちが学んだことは何だったでしょうか?

それは「チームワーク」でした。

試合に慣れていない我がチームです。子どもたちはチームワークの何たるかも分かってはいません。「声を出そう」と言えば、「コーイ!」「イケー!」という、まるで犬の遠吠えのようなあまり意味のない言葉しか出てきません。それは仕方のないことなのです。練習試合の経験が足りないということは、声の出し方にも大きな影響を与えてしまうのです。

試合に負けてのミーティングで子どもたちからは、「相手のチームワークを感じました。」という言葉が聞かれました。そこで最後に私から話したことに、このようなことを含めてみました。

「コートの中でもっともっと話をすることが大事なんだ。誰かがミスしたら、しっかり顔を見ながら笑顔で『大丈夫だよ!』と励ましたりする。後ろのレシーバーからは、まるで監督がコートの中にいるかのように、『打て打て!』とか『返せ!!!』とか、どんどん指示を出してアタッカーのリズムを作るとか。次の試合ではそういうことも学んでいこう。」


実は今日の最大の収穫は、背番号9番、10番の二人がベンチで「私も試合に出たい!」「レギュラーになりたい!」と大きな声で語っていたことでした。それが10番さんが試合に出た時のサーブ得点3点につながっていたのでした。
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スタート1か月で1000号・・・考えられない児童新聞のペース

この4月から4年生を受け持って1ヶ月がたちました。子どもたちには「チャイム着席の習慣」に始まって、「かけ算検定」「井上式漢字ドリル」「南中ソーランを3年生に教える」など、様々な取り組みをしてもらいました。その中でも「マイ新聞」への食いつきはすごいことになってきました。

「マイ新聞」とは、今から5年前、前任校の3年生を担任した当時に取り組み始めた「作文指導」です。A4サイズの新聞用紙に、どんなことでもいいから作文を書いてくる宿題を毎日出していくわけです。いわゆる「日記新聞」です。

最近では3年前に現任校の5年生を担任した時にも取り組みました。当時の子どもたちも「書くこと」の楽しさをつかんだ子がたくさん現れ、クラス21人中2人が1500号を書き、クラス年間合計で10000号達成しました。

この「マイ新聞」に関する過去記事はこちらです。

小学館の取材

マイ新聞・・・書きに書きたり!クラスで年間10000号!

努力の差


今、受け持っている4年生がすごいことになり始めたというのは、数字的なデータによる判断です。3年前の5年生の中で、初めて個人100号を書いた子が出た時期は6月でした。ところが今受け持っている4年生、4月中に100号を達成した子が1人出ました。それに続いて、ゴールデンウイーク明けに2人の子が100号を達成しました。

クラス全体でも5月7日時点で1000号を超えることができました。これは井上指導史上最速のスピードなのです。


このように、書いた枚数にこだわっていると、「きれいな字で書くこと」や「誤字脱字に気をつけて書くこと」、「書いている内容のレベルを上げるような指導」といったものを、もっとしっかりやってくれないかという声も、保護者の皆様からはあがるだろうと思っています。そういうことも必要だとは思っています。

それにしましても、たった1ヶ月間で100枚もの新聞を書く小学4年生がどこにいるでしょうか。100枚=ノート2冊と言っていい数です。そしてクラストータルで1か月に1000枚も書く小学4年生がどこにいるでしょうか。

私は細かいことには少し目を瞑り、とにかく文章を書く「量」に視点を当てて指導をしていきます。たくさん書いていくうちにだんだん高いレベルを目指すようになり、直した方が良い部分も徐々に直っていくからです。


1か月で100号を達成した子は、「マイ新聞」について、このように書いています。
「新聞を書くことが楽しくて楽しくて、何かあるたびに書いてしまいます。授業が終わったら、勉強したことを書き、楽しいことがあったらすぐに新聞に書きます。私はマイ新聞を1000号は書きたいです。」

この短い言葉に、学習にとって重要な「強化学習」効果が表れているのです。

「学ぶことが楽しいという正のスパイラル現象」
「書くことで自分を表現した瞬間にドーパミンが放出されている」
「1000号という目標意識を持つことによる脳の自動操縦効果」
「頑張っていることを友達にも担任にも親にも認められる承認欲求の充足感」
さらに
「授業のふりかえりを即座に行うことによる学習の定着」
という効果も上がっています。

書けば書くほど学力が高まる「マイ新聞」です。
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春季江東区民大会 小学生バレーボールの部

本日、深川北スポーツセンターで開催した「江東区春季区民大会小学生バレーボールの部」の結果です。

【Aクラス】
優勝 大島中央デビルス
2位 二砂A
3位 三大A 三砂女子A

【Bクラス】
優勝 二砂B
2位 大島中央エンジェルスB



各チーム関係者の皆様、急な会場変更と試合形式の変更に対応していただき、ありがとうございました。
おかげさまで時間内に大会を終わらせることができました。




さて、ここで辰巳ジャンプの反省をしておきます。

まずはじめに、今日の最大の成果は、A・B2チームが出場できたことです。これは2005年以来、5年ぶりのことになるのです。昨年、チーム解散の危機にあり、江東区民大会にも出場できなかったチームが、短い期間にここまで立ち直ったことに注目した他チームの方は多くいました。中には「井上マジックですね。」と声をかけて下さった方もいたくらいです。
そして、Bチームの実態といえば、先月にはサーブが入る可能性があった子はたった2人だったのに、このゴールデンウィークで試合ができるまでに伸びてくれたのでした。今は勝敗にはこだわりません。今日のBチームは本当に楽しそうにバレーボールをしていました。

Aチームも結果は出ませんでしたが、私から子どもたちに最後に話したことは次のような内容でした。

「負けてしまって悔しいと思うけれども、今日はすごく良かったんだよ。思い出してごらん。2月の教育大会の時には、『声を出せ』とか『強気で試合をしなさい』とか、『セッターだったらチームを励ませ』という心の問題ばかり言われていたよね。今日は、『ブロックカバーにしっかり入る』とか『フェイントを高くパスして、アタッカーが準備をする時間をかせげ』とか『レシーブの位置を考えて試合をするんだ』という技術的なことを言われたでしょ。つまり君たちはバレーボールらしいことができるようになってきたんだよ。ここからが本当に楽しくなってくるんだから、頑張って練習しよう。」


というわけで、そろそろ武者修行(練習試合)の旅に出てもいいかもしれないと感じた今日の大会なのでした。
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天才じゃなくても夢をつかめる10の法則 【番組視聴マインドマップ】

5月1日にNTVで放映された番組『天才じゃなくても夢をつかめる10の法則』を視聴しながらマインドマップにしてみました。この番組の内容は、私がこれまでの2年間、担任する子どもたちに対して行なってきたことがたくさん含まれていました。そのため、番組を見ながら「自分の取り組みは間違っていなかった」ということが裏付けられたという気持ちになりました。

マップを文章化しておきます。

①幼児はきちんと叱る
 幼児期には、子どもが悪いことをした時に、分かりやすく、短く、ビシッと叱ることが必要である。それによって前帯状皮質が鍛えられ、社会協調性が身についていく。自分の心の痛みや他者の痛みを理解できるようになるので、思いやりのある子に育つ可能性が高くなる。注意しなくてはならないのは、ネチネチ叱ったり、過度に叱りすぎたりしないこと。叱りすぎると子どもは自信を失い、何もしない子になってしまうかもしれない。
 反対に、幼児期にまったく叱らないで育てると、叱って育てた子に比べて、攻撃性が100倍増加するというデータもある。失敗を反省して次に活かす習慣がなく、自己中心的な精神構造になってしまう危険性が高い。

②夢を育む
子どもには将来の夢を持たせることが最も重要である。夢を持つということは「頭が良くなる」ことに直接つながる。夢とは「将来のビジョン」といういことであり、これは大人でも同じであるが、「ビジョン」を持っている人間は自分のするべきことが分かっている。そして、自分の脳裏に見えている夢を実現するためには、自然と「計画性」が求められてくる。このことによって、効果的な学習を自らすることができるようになる。
さらに必要なことは、自分の夢を人に語ることである。これは「アファメーション」と言って、肯定的な自己宣言である。夢を語るという「アファメーション」をかけることによって、私たちの脳は自分自身の力によって洗脳され、活性化していく。そして脳は、夢の実現に向かって、自分自身をコントロールするようにできている。
成功した多くの有名人が、小学校の卒業文集に「夢」を書き残しているのは、自分自身の将来に対して「アファメーション」をかけていることになる。

③ほめる
子どもが何か行動を起こした瞬間に、絶妙のタイミングで「ほめる」ことが大事だ。ほめられた瞬間、子どもの脳内には「ドーパミン」という報酬物質が放出され、達成感ややる気に包まれる。そして「この快感をもう一度味わいたい」という欲求が生まれる。これを「強化学習」という。
「ほめる」ということの効果は、子どもの年代によって違う。7歳までは親からほめられることが一番で、上手にほめる親の力によって子どもが伸びる。8歳からは親ではなく、他人からほめられることが必要になる。社会的な存在としての芽を伸ばしつつある時期の子どもに必要なのは、加護するようなほめ方ではなく、その子の存在を「承認」されるようなほめられ方が一番良いと井上は思う。

④10000時間の法則
どんな世界のことでも通じる法則がある。
「10000時間の法則」という。
好きなことを10000時間続けていくことができれば、どんな人でも一流になるということ。10000時間=3時間×365日×9年間。スポーツで高校を卒業する時点で一流選手になりたいと思っている子は、小学校4年生の時から毎日3時間の練習を1日も欠かさずに続けることができれば、能力に関係なく一流になれるという法則。
勉強も同じですね。たいがいの受験生は小学校4年生頃に本格的な受験体制に入ります。それを高校卒業まで続ければ、あらゆる道が開けるわけですね。

⑤おねしょする子は大器晩成型かも
おねしょをする子は、「前頭前野」の発達がゆっくりしていることが多く、統計的に見ると将来「前頭前野」が大きく育つことが考えられる。前頭前野は創造性を司る部位だけに、将来は大物に変身する可能性が大きいと考えられる。おねしょはいつかは止まるのだから、周りの大人はあまり焦ることなく、おおらかに見守ってあげることが大事である。

⑥出会いを求める
幕末の志士・坂本龍馬は、土佐藩を脱藩し、日本各地の多くの人と出会うことで、自分の目を開き、日本の進路に大きな影響を与える力を伸ばした。人との出会いは自分の視野を広げる働きがある。
小中学校時代に「オール1」という成績を取っていた宮本延春氏も、人との出会いによって劇的に人生を変えた一人である。(宮本先生に興味のある方は著書をお読みください。)
未来のきみが待つ場所へ 先生はいじめられっ子だった
宮本 延春
講談社

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オール1の落ちこぼれ、教師になる
宮本 延春
角川書店

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⑦正しい失敗観
エジソンは母親が失敗を叱らないで育てた。教師がさじを投げるようなエジソンの素朴な疑問に対して、真摯に答え続けた。
人間の最大の欠陥は、「あきらめること」と「やめること」である。一度や二度の失敗でめげてしまい、自分勝手に未来の失敗を予想して「あきらめて」しまう。失敗という価値観を転換する必要がある。失敗とは将来への道しるべである。今行こうとしているその道は「違うよ」と教えてくれる道標である。失敗したら別の方法でアプローチすれば良いのである。
失敗を反省し、失敗から学び、次へと活かしていくことで人類は発展してきたのだから。

⑧感情豊かに
漫画家・手塚治虫氏は、少年時代に母親から「マンガの読み聞かせ」をしてもらっていた。その読み方はマンガのセリフを感情豊かに臨場感あふれる読み方で、手塚氏の想像力を客気する効果があった。これによって手塚は、ワクワク、ドキドキする母親の読み聞かせに夢中になり、将来漫画家になる素養を育んでいった。

⑨母子関係
母子関係が密接で密度が濃いほど子どもは伸びる。これは子どもと接する時間が長いとか、短いという問題ではない。接する時間が長くても母子関係が薄い(放任主義や全面的な自主性のみ尊重など)場合は密接とは言えない。スキンシップを重んじ、短い時間であっても濃厚な親子関係を持とうとする人の子どもは脳を発達させる。

⑩親バカで良い!
母親は子どもとのふれあいを深めていく過程で、脳内に「プロラクチン」という母性促進物質が放出されていく。たとえば母乳を与えていると、約10分くらいで「プロラクチン」の法出がピークを迎えるらしい。
この「母性」によって、子どもは大きく才能の芽を育んでいく。

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私が把握した10の法則は、番組が意図した10の法則とはちょっと違っていたようです。
(参照『天才じゃなくても夢をつかめる10の法則』公式サイト)

しかし、それも良しとしたいのです。
要するに、正確に情報をつかむことよりも、自分に役に立つ情報を得ることができれば良いのですから。役に立たない情報を知っているよりも、実際の生活に役立つ情報を得ることが、新学習指導要領で示された「生きる力」であり、「思考力」「判断力」であると思うからです。
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東京スカイツリー 2010-05-03

このブログでは、約1カ月ぶりの東京スカイツリー情報です。
その間に東京タワーの高さを超えて、日本一背の高い建造物になりました。
5月1日現在、368mになったそうです。
写真はいつも学校内の観光スポットである4階から撮影しています。
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江東区春季区民大会 小学生バレーボールの部 会場変更のお知らせ

5月5日(水)に江東スポーツ会館で開催予定だった「江東区春季区民大会・小学生バレーボールの部」ですが、急きょ会場が「深川北スポーツセンター」に変更になりました。

3面使用しての競技を予定していましたが、2面しか使えない状況になりましたので、試合の方法を変更して開催することになりました。

参加各チームの皆様にはご迷惑をおかけしますが、このブログ記事をご覧になった方は、チーム関係者の皆様に変更の連絡をお願いいたします。(各チームの監督さんには直接連絡済みです。)
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雑草の天ぷら

小学生バレーボールで私が懇意にしている方が九州にいます。宮崎県の東海(とうみ)少女バレーチーム監督のOOYAMAさんです。

辰巳ジャンプが全盛期だった2004~05年、東海少女バレーチームも同じように全国大会出場を勝ち取れる状況にありました。私たちはお互いを励まし合いながら、「東京体育館で対戦したい!」という大きな夢を持ってチーム指導をしていました。残念ながらその時には夢の実現はなりませんでしたが、二人ともその夢をあきらめたわけではありません。監督が夢を追い続けてこそ、子どもたちも大きく育つという確信を持っています。

その東海少女バレーチームも「監督ブログ」で考えを伝えています。
4月29日にはチームレクリェーションの日だったようで、本当に楽しそうな様子が報告されています。

なんとなんと、校庭の雑草を集めて、天ぷらパーティーをしたそうです。
そうなんですよね、そのへんに生えている草って、けっこう食べられるんですよね。
私自身、子どものころには、母親とよく雑草を摘んではお浸しにしたり、天ぷらにしたりしては食べていました。

辰巳ジャンプもこうした取り組み、できないかなぁ(笑)
「辰巳の森」という東京有数の自然環境に恵まれているし、きっと食べられる草がたくさんあると思うのですけどね。

バレーボールだけではなく、いろいろな経験を積ませてあげることは、私の願いでもあります。保護者の皆様方、私に遠慮することなく、どんどんアイデアを出して、子どもたちを楽しませてあげて下さい。それ以上に保護者の皆様が子育てを楽しめるように、みんなで仲良く進んでいきましょう!
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