地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

都電荒川線・飛鳥山の桜に響く釣掛

2007-04-08 00:00:15 | 路面電車


 北王子での桜鉄が不発だったのは心残りだったのですが、宴会の集合時間まではまだ少々時間があり、出来ればやはり桜でリベンジしたい……そう思ったとき、「そうだ、ここって王子じゃん!」というひらめきが! 王子駅のすぐ反対側には、徳川綱吉か吉宗の頃以来の由緒正しい桜の名所・飛鳥山があり、都電荒川線と桜をからめて撮ることができます(ちなみに、ソメイヨシノの発祥の地は、ここからすぐそば、駒込と西ヶ原の中間にある染井霊園の一帯です。←ちょっと豆知識 ^^;)。
 というわけで、これまた見事としか言いようのない飛鳥山の桜をバックに、次から次へとやって来る荒川線の釣掛サウンドに心地よさを感じながら、のんびりと桜鉄に興じたのでした。(*^^*)。



 但し、これが広告ラッピング車だと決して絵にならないわけで、標準塗装車がやって来たときに限って車やバイクが被ったりしないかどうかヒヤヒヤするのは路面電車撮影の宿命だと言えましょう。幸い飛鳥山の場合は、交差点の位置と専用軌道から出てくるカーブの位置、そして信号の順序の関係から、歩道橋の途中からは三ノ輪橋行きを、飛鳥山電停の王子寄りの位置からは早稲田行きを、余程のことがない限り被られずに撮ることができます (^_^)。
 いやー、淡いピンクと柔らかなグリーン。これこそ日本の春!
 ただ、荒川線名物となっている黄色のアイツ (爆) は、私が撮影しているあいだ姿を現さず、「そろそろ宴会会場に行こう」と思って京浜東北線の王子駅ホームに向かったところ、三ノ輪橋行きとしてやって来るのが見えました (鬱)。まだこれ、一度も撮っていないんだよなぁ……(ボソッ)。