地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

メトロ東西線5000系・最後の輸出 (上)

2007-04-22 17:12:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 去る1月29日に深川検車区でさよなら撮影会を行った東京メトロ・東西線5000系。その後、アルミ車 (90F) はすぐに廃車解体されてしまいましたが、ステンレス車の59FはしばらくのあいだHMをつけた姿で通常の運用に入り、通い慣れた東西線に別れを告げていました (結局撮れず仕舞い……-_-)。しかし、ついにインドネシアに輸出されることになり、その甲種輸送がきょう実施されました。
 夜間から早朝にかけて中野から川崎貨物駅に送られてきた59Fは、例によってかなりんのDLにバトンタッチされ、9201レで川崎市営埠頭へ。個人的に、5000系および東葉高速1000系のインドネシア譲渡回送は結局最初だけしか撮っておらず、それも別のポイントで撮影していたため、今回は千鳥町のヤードへの到着シーンに絞って待ち構えてみました。
 


 朝7時過ぎには千鳥町に到着し、待つこと1時間。ついにホイッスルが遠くから響き渡り、やがて5000系が化学工場の配管のトンネルをくぐって、日本での最後の晴れ舞台に姿を現しました! 
 思い出してみれば、これまで散々通ったはずの千鳥線でこうして撮影するのも久しぶりなような気が……。昨年の夏に旭化○の輸送が廃止されて以来、千鳥線の運行頻度が大幅に下がっており、一時的に復活している○触の輸送も、だいたい期待が裏切られる結果に終わっていますので……(-_-)。
 というわけで、メトロ5000系の最後の姿に感慨が湧き、思わずカメラを握りしめる手が熱くなるのはたしかなのですが、それ以上に「あー、千鳥線で久しぶりにウヤに遭遇しなくてラッキー」と思わずにはいられませんでした。
 それにしても、個人的に千鳥線の運行シーンを撮るときは、何でDD5515ばかり来るのかと (-_-)。まあ15号機も先は長くないので、記録と割り切ることも出来ますが、やはりDD602か、塗装変更したDD5518が見たかったです、はい (^^;)。