
朝9時半の「だるま会」による挨拶から始まった都電7504号イベントは、まず形通りの形式写真を楽しんだあと、10時半頃から整理券配付による車内見学の時間となりました。整理券配付方式となったのは、もちろん車内が混雑しすぎないようにするためですが、別の粋なはからいとして (1) 車内に掲示された修復過程写真に関する「だるま会」からの説明 (2) 記念絵はがき&ピンバッジの配付があり (^o^)、出来るだけ多くの人に均しくその機会を与えるためでもありました。とくに、修復過程についての説明は非常に力が入っており、ボロボロになった車体のパテ埋め工程がいかに大変だったかがしのばれました……。
とりあえず、数十人の来場者がひととおり車内見学を終えたあとは撮影会が再開されましたが、ここからいよいよ第一のハイライト・8500形との並びです!

この8500形は別にわざわざ車庫の奥から引っ張り出してきたものではなく、出庫待ちの車両群の最前列にいた車両を7504号の横に並べただけですが、その偶然が何ともうまい具合に名演出になっていました! 私も最初は「え〜、7000や7500じゃなくて8500かぁ……」と思ったのですが (^^;)、こうして両者を並べてみますと、「じつは8500形は、設計時に意図したのかどうかはよく分からないけど、まさに《新だるま》なのでは?」と思うほど、7500形の旧車体とシルエットが似ていることにオドロキ! というわけで、丸みを帯びた両者の競演は何だかほのぼのとしていました (^^
そして、この両者の並びの際に出てきた幕やHM・サボの種類が圧巻!! 大塚駅前・王子駅前・荒川車庫前・町屋駅前といった途中電停の幕が出てきただけでなく、赤幕・緑幕バージョンも……。さらに「路面電車の日」HM、日章旗、系統番号サボ、「学園号」「荒川線」サボなどなど……。余りにも豪華な取っ替え引っ替えぶりは、まさに琴電の撮影会を思い出す世界でした\(^o^)/
言うまでもなく、居合わせた参加者は誰もが感動のうちに無言でシャッターを切り続けていましたが、もちろんまだこれで終わりではありません。続編をお楽しみに……。