【第4位……銚子電鉄、ぬれ煎餅パワーで存続!】昨年11月の悲痛な公式HP告知によって苦境が全国に知れ渡った銚子電鉄。昨年末の時点では事態が流動的でしたが、ぬれ煎餅の劇的な売れ行き、観光客の殺到、そして様々な努力の組み合わせで、まず無理と思われた国交省の改善命令を奇跡的にクリア! ↑の702号は今や旧塗装をまとい、RP誌によると来年は301号の展示会もあるとか?! (その一方、同じ鶴臨の残党・静鉄クモハ20の解体は残念)。いっぽう安全報告書によりますと、来年には代替車両の導入も予定されており、まだまだ目が離せそうにありません。
【第5位……鹿島鉄道廃止】東京からほど近い距離ながら、貴重なDCや味わい深い駅の佇まい、そして長閑な沿線風景を取りそろえ、何度通っても懐かしい情感を得られた鹿島鉄道……。しかし、圧倒的なクルマ社会の茨城だけに、存続の願いも空しく生き延びることが難しかったのは残念な限りです。しかも、廃止間際には鉄道会社とファンとの関係が冷えただけでなく (例:機関区撮影不可)、保存の動きも停滞しているなど、鉄道を活かすも消すも人次第であることを痛感……。来年三セク化される茨交・湊鉄道線が、鹿鉄と同じ轍を踏まないことを祈ります。
【第6位……近江鉄道ミュージアム開催!】産業遺産としての鉄道の価値に注目が集まりはじめ、趣味的にも古き良き車両への愛惜がいよいよ高まるにつれ、保存グループや鉄道会社による保存の試みが各地で盛り上がりつつあるのは嬉しい限り。その中でも近江鉄道ミュージアムは、貴重な車両群が現役に近い雰囲気で展示され、感激しました。昨日立ち読みした『男の隠れ家』誌によりますと、好評につき来年も月に1〜2回開催とか! 他に、GWに初訪問した南部縦貫鉄道も超感動! 来年は何とか、片上鉄道や下北交通なども訪れたいなぁと思っています。