地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

小田急新4000形の江ノ島線快速急行

2008-09-01 11:06:00 | 大手民鉄 (小田急)


 名鉄瀬戸線の新型車が4000系という形式名となったことでふと思ったのですが……私鉄各社には過去、400番台の車両が結構あったにもかかわらず、何故4000は忌み番として嫌われ、結局代表的な採用例としては小田急の新旧4000系、そして営団3000系の中間車といったごく少数にとどまって来たのか、うーむ不思議です (他に阪急には4050形という救援車がいましたね……。920形の改造車ということで、いずれ是非撮りたい一品です ^^;)。やっぱり百と千では全然重みが違い、「よんせん」と発音すると忌み番パワーがズシリとココロに響いてくるからなのでしょうか (汗)。この点、小田急は今も昔も通勤車については忌み番云々へのこだわりがなく、名鉄も実はそれほどこだわっていなかったことが明らかになったわけですが、さすがにロマンスカーが40000を飛ばしたのは、小田急にもそれなりに4を忌み番とする観念があるからなのでしょうか (笑)。
 そんな小田急の4000も、かつては釣掛→2400形の機器流用車であり、現在も千代田線直通を前提とした10両固定編成のみということで、最初から小田急車両の主流にはならないことを宿命づけられていることには変わりなさそうです (もっとも、新4000には今後もっと違う展開があるのかも知れません)。しかし新旧4000のあいだでの大きな違いはといえば……旧4000形は「小田急の中の格下路線」江ノ島線 (私も沿線住民です。スミマセン。苦笑) の常連であったのに、新4000形はその性格上滅多に江ノ島線に乗り入れて来ないことです。まぁ、どうせ新4000は「走るんです」ですから別に良いのですけど (^^;



 それでも、江ノ島線といえば非冷房の1800・2200・2400・4000で来ることが当たり前だった時代に沿線に引っ越して以来、ずっと旧4000形とともに生きてきた……と思っている私としては、新4000形の先頭車につけられた車番を眼にしますと、まるで旧4000の先頭車が生まれ変わってきたかのような錯覚を覚えてしまい、どうしても憎めないんですなぁ……「走るんです」なのに (いや、新4000形は3000形の気合いゼロなデザインを全く改めたことから、個人的な評価は高かったりします。^^; 椅子が3000形よりも全然固く、座り心地も何故かE233に遠く及ばないことを除けば……)。
 そんなことを思っていた最近、ごく僅かながら新4000形の江ノ島線入線運用があることを発見。そこで、「走るんです」ながらも申し訳程度に撮っておこうか……と思ったのでした。「常磐緩行線用のE233系2000番台が実質的に小田急新4000形と同スペックで、いずれはJR・小田急車ともども取手=唐木田間で直通運転をする」というウワサがもし本当であるとしたら、新4000形は千代田線直通運用専属となり、江ノ島線には乗り入れて来なくなりそうですので……(汗)。
 狙いをつけたのは、平日の快速急行3501レ (藤沢着9時半) と、その折り返しの3502レ。晴天ですと撮りづらいため、曇りの日に撮影したところ……ドン曇り過ぎ (-_-)。しかも……あー、やられた。LEDがアルファベット状態……。「Fjsw」で辛うじて藤沢行だと分かりますが、うーむ、やっぱこのタイプのLEDはキライです (鬱)。では撮り直しをするのかというと……多分それもなさそう (^^;;;