地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

箱根登山・出入庫の悦楽 (下) 青時代の108号

2008-09-03 07:25:00 | 地方民鉄 (東海道)


 箱根登山公式HPによりますと、創業120周年記念の一環として、これまで青+クリーム復活旧塗装だった108号を、1960年代に採用されていた「現行旧型車塗装の金太郎バージョン」に塗り替えて定期運用に入れるとのこと!! 箱根登山は当分現状がまったりと続くものと思っていましたので、これは青天の霹靂なニュースです……(^^;)。
 そして脳裏をよぎったのは……「しまった!青塗装を余り撮ってなかった!」ということです。もちろん、金太郎塗装はなかなか地方私鉄っぽい雰囲気が炸裂しており (実際には小田急ロマンスカー初代3000形=SE車をイメージしたデザインだったのだと思います ^^;)、これはこれで早く撮ってみたいのですが、青塗装も個人的な好感度は非常に高かっただけに、そこはかとない喪失感を感じるのは私だけでしょうか (汗)。余りの忙しさと、ちょこっと出かける気分で箱根に着いてしまう距離感にかまけて、余り緊張感を持って青い108号を撮らなかったツケが回ってきた……と感じております (^^;



 というわけで、これまでアップしそびれていた青塗装108号の画像をアップすることで、青時代の108号に「ありがとう!」の気持ちを示すとともに、新たな復活金太郎化を祝うことにしましょう!
 このカットを撮影したのは……早いもので昨年の年末に訪れた箱根温泉旅行のついでです (滝汗)。とりあえず入生田にて、小田急7000形旧塗装狙いでのんびりと撮っていたところ、突然湯本から単行の109号が現れて大喜びしたのは5月18日付記事で記した通りですが、その時点ですでに青塗装の108号が出庫準備しておりましたので、「しめしめ……単行運用の入れ替わりということで、念願の108号単行シーンが撮れるわい」とワクワクしておりました (笑)。しかし……いざ「回」サボも凛々しく108号が動き出してみると……な、何いぃ~?! 何と後ろには箱根登山最後の釣掛車となった103+107様 (通称サンナナ?) も御連結ではありませんか! (爆) てっきり単行で出てくるものと思って、サイド重視の形式写真っぽいフレーミングで構えていたところを、大慌てで編成写真に切り替えるのはえらいこっちゃでした (^^;)。
 青い108様と103+107様の併結という豪華絢爛シーンを撮影したあとは、既に小田急7000を撮っていることもあり、続いてやって来た湯本行の急行で移動。すると、首尾良くこの豪華編成が発車待ちしていました (^^)。どの車両に乗るかはある意味で「究極の選択」ですが、やっぱここは釣掛……ということで107号に乗車。大平台で下車後速攻で湯本行ホームに回り込み、もう1カット撮影 (笑)。
 なお、翌日も強羅から湯本までこの編成に当たりまして、釣掛の電制音と「急カーブになると窓の外に良く見える108号」を楽しみまくり、一年の疲れを癒したのでした……。それから既に8ヶ月が過ぎ、夏休みもなく働き過ぎで疲労たまりまくり (鬱)。あぁ箱根行きたいなぁ……。